5月20日に岡崎市体育館で行われた県大会では、優勝校の松蔭高校に対し、前半15分まで4−4と互角の戦いを演じ、滝高ハンドボールの自信を深めました。試合は後半突き放され敗北しましたが、3年生(平成12年度チーム)はこの経験をいかし、新たなハンドボール人生を歩んでいくことでしょう。
平成13年度新チームは、6月に結成されました。始めの練習試合から、敗戦敗戦が続き、苦難の船出でした。7月の国体予選では、2回戦で接戦を制することができず、敗北。先輩たちの偉業(県大会出場チーム)が逆にプレッシャーとなり、歯車がうまくかみ合っていない状況が続きました。再起を賭けて臨んだ夏の尾張大会では、よもやの1回戦負け。試合後のミーティングは、歴代最長の長さになり、とことんまで部員の意見をぶつけ合いました。
その後はプライドを捨て、休日を返上し、ハンドボール一色の生活で、新人戦に臨みました。1回戦目で第8シード校、3回戦では第1シード校にあたりましたが、ようやく努力が実り、二度目の県大会出場を決めました。
県大会は平成14年1月14日(月)、名古屋市総合体育館第2競技場で行われました。相手は、西三河5位の豊田高校でした。結果は前半6−7と食らいついたものの、後半の後半で引き離され、12−18で敗戦しました。この悔しさをばねに、新たなる挑戦を続けました。
再起をかけて臨んだインターハイ予選は平成14年4月27日から3日間の日程で、行われました。初日、1・2回戦は、練習の成果・滝のハンドボールカラーがすべて出て、登録メンバー全員が試合出場できるほど、内容の濃い試合展開となり、翌日の準々決勝に駒を進めました。県大会をかけた準決勝では、新川高校に対し、個人技の差からか前半で大量リードを奪われてしまいました。勝負をあきらめない滝は後半追いすがりましたが、無情のタイムアップで、5位決定戦にまわりました。相手は初陣で戦った江南高校です。前半は、相手サイドシュートなどにより、6点差をつけられて折り返し。しかし、ハーフタイムでは手ごたえをつかんでいたのか、選手の表情には絶対負けないという強い意志が感じられました。後半は信じられないような猛チャージで、6点差を追いつき、延長に持ち込みました。しかし、延長では、終始相手に得点を先行され、涙の敗退となりました。この一年間で培った「粘り」は、今後の人生に、大きな自信となっていくことでしょう。