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顧問の練習日記です。

2011/8/2 (Tue) 初戦突破
滝27(12−9,15−12)21知多翔洋

県大会という舞台。中学時代この舞台を踏むものはいない現チーム。夏の大会とはいえ、否が応でも緊張感がにじみ出る。たくましく育つには乗り越えなければならない壁も多い。とにかく経験を積み重ねよう。必ず、春に大きな財産となる。
2011/7/18 (Mon) 夏の宿題
準決勝
滝23(12−3,11−12)15一宮
決勝
滝15(8−11,7−7)18津島東

3年越しの思いも実らず、決勝で敗退。高みを目指す以上、この結果で満足してはいけないが、このメンバーで戦える「覚悟」ができた大会でもあった。センスやサイズや過去の実績に恵まれたメンバーではない。あせらずじっくり成長していこう。何度も何度もチャレンジしつづけよう。この夏、成長の礎を築こう。
2011/7/17 (Sun) ひたむきさと強さ
滝32(12−5,20−5)10一宮工業

準決勝にこまを進めた。新チームに移行しているチームも多く、我がチームもまだまだこれからだが、「勝負の世界」である以上、結果を求めていきたい。現2年生はまじめでひたむきな「いいやつ」が少なくない。その勤勉な性格はこの先きっと自分たちを救ってくれることになるであろう。地道な練習には勤勉さが必要とされるからである。が、しかし、さらに、図太い神経というか、肝っ玉の強さというか、勝負の世界では向こう見ずな強さも求められる。心技体とはよく言われるフレーズであるが、まさにその心を強くしていきたい。真剣勝負の世界を繰り返し、鋼の心臓を手に入れる。
2011/7/16 (Sat) 初陣
2回戦 滝36(13−7,23−5)12佐織工業

昨年からの試合経験者がないわけではないが、ほとんどが高校の公式戦デビューの試合で、立ち上がりの硬さが初々しい。しかし勝負の世界。甘い考えは許されない。自分を律し、平常心を保つことも勝つためには大事な要素。始まったばかりのチームで、まだまだ課題もやまずみだが、とにかく持てる力は全部出し切る。明日も全力でチャレンジあるのみ。
2011/5/29 (Sun) 勝敗 明暗
 大会最終日。3位決定戦と決勝が行なわれる。波乱の今大会。勝者と敗者の間には、明暗がくっきり現れる。プロのスポーツの世界では甘いと一蹴されるかもしれないが、すべてのチームが本当によく戦い、「明と暗」の2つではあらわすことができない尊い何かを手に入れているような気がする。選手の層、練習環境、学校の環境、立場は違えども、一生懸命全力を尽くしてがんばった選手やチームの関係者には、たとえ思い通りの結果にならなかったとしても、そこまでの道のりの涙や努力を思うと心のそこから敬意を表したい。
 チーム作りは、多大なエネルギーを要する。そして、また、明日からその一歩が始まる。夢を抱く若者がコートでは待っている。さあ、1年の始まり。自分に言い聞かせ、明日を待つ。
【男子】
優勝 星城 準優勝 春日丘 3位 桜台 4位 大同大大同
【女子】
優勝 星城 準優勝 向陽 3位 大同大大同 4位 愛知商業
2011/5/28 (Sat) グッドルーザーたれ
滝16(5-11,11-12)23春日丘

 目標に掲げたベスト4も夢となった。思えば、尾張でも優勝することはなく、チーム結成当初に掲げた目標は、結果的にすべてがかなわなかった。では、目標設定に無理があったのだろうか。もう少し実現可能な目標にしておけば、今日の日をうれし涙で迎えることができたであろうか。
 
 勝負の世界には勝者と敗者がいる。優勝を目標に掲げたチームが100あれば、99は目標を達成できないことになる。しかし、その1つの高みを目指す過程(プロセス)にこそ、学ぶべきこと、感じること、自分を成長させてくるものがあると確信している。
 
 そして、自分たちの歩いてきた道のりに誇りを持ち、負けてなお正々堂々と勝者をたたえよう。君たちは、本当に本当によく努力をし、練習を積み、勇気を持って戦ってきたのだから。
 
 6年間、本当にお疲れ様。ここからが新たなスタート。健闘を祈る。
2011/5/22 (Sun) 最後の決戦
滝29(15-7,14-9)16半田
滝25(10-8,15-7)15桜丘

最後の決戦の県大会が始まると、いろいろな人から励ましの声をかけていただいた。今日この舞台に立てるのは、いろいろな人の支えがあるからだ。勝負事である以上、さまざまな感情がうずまく世界の中で、純粋に我が校・我がチームに声援を送っていただけるのは本当にありがたいことだ。

 我が校の校訓の1つに「報恩感謝」がある。多くの方に感謝し、次の試合で全力を注ぎ込み、持てる力をすべて発揮することがその恩に報いることになるだろう。
 2年前、同じ舞台に立った先輩たちの感動を目の当たりにした当時の1年生がたくましく最高学年になった。その戦いの厳しさ・恐怖・弱さ、その先にある勇気や希望や感動も知っている。今こそ、その再現、いやその先に進むべきときは来た。すべてをかけて戦いに臨もう。
2011/5/1 (Sun) 最後の大会にすべてをかける
滝17(6−7,9−8,1−2,1−2)19津島東

1年越しのチームの目標は達成することはできなかった。
しかし、まずは結果の前に、この大会が開催されたこと。そしてハンドボールができる喜びをかみ締めなければならない。そして、今日会場を埋め尽くしてくれた保護者のみなさんや、最後まで試合を観戦してくれた他校のみんな、はるばる会場に足を運び心のこもった応援をしてくれた滝学園の生徒たち、そして、尾張の好敵手として互いに高みを目指す意志を植えつけてくれた津島東高校の選手・関係者の皆さんに、心から感謝申し上げたい。
 我がチームの選手たちも本当に死力をつくしてよくやった。許容量いっぱいいっぱいのトレーニングにもよく絶えた。
 しかし、だ。どんな状況であれ、結果が問われるスポーツ界において、ここで満足しては絶対にいけない。いい勝負ではいけない。勝利を目指して、まだまだ高みを目指さなければならない。
 厳しい戦いだが、まだ、先の目標に向かう。まだまだ力はつけれるはずだ。最後の戦いにすべてをかけろ。
2011/4/24 (Sun) 心を鍛える
2回戦 滝23(11−2,12−4)6津島
準々決勝 滝23(13−8,10−7)15一宮
準決勝 滝30(12−16,18−5)21五条

過酷な戦いが緒戦から続く。最後の戦いは他チームのファイティングスピリッツもこれまでとは違う。引退をかけた激しい戦いにこちらも心を鍛えさせていただく。
 
ここから1週間後にいよいよ決戦がある。技術の向上とともに精神の向上も図らねばならない。チーム一丸ということばが本当にふさわしい時期だ。1日1日を大切に。目標をみんなの手で実現させよう。
2011/4/22 (Fri) いよいよ始まる。
 2年前からハンドボール部にもマネージャーが入部し、大会前日の本日そのマネージャーからミサンガが選手一人一人に渡された。他クラブでは、先輩たちのために後輩が勝利を願う色紙を書いたり鶴を折ったりと、最後の決戦に向かうその思いが伝わってくる。その他者からの声援を目標達成に向かう「覚悟」にかえよう。己を力をすべてチームの勝利に向かうささげる覚悟に。ここから、滝高ハンドボール部の新たな歴史が始まるように。
2011/4/20 (Wed) 新たな力
 仮入部だが、今年は滝中以外からも新入部員がいる。地元の中学出身者で、滝中とも対戦したことのある中学の選手もいる。例年にはない新たなチーム状況で、あまりよいことのなかった春先に少し幸せな気分が沸き起こった。試合の近い3年生も練習に打ち込みながらも、新入生を声をかけ、励ましている。こうした新しい仲間も力に変え、誰からも応援されるチームにならねば。大会まであとわずか。1日1日の大切さをかみしめる。
2011/4/14 (Thu) もうこりた
新聞のコラムで出会った言葉「もうこりた」。
 失敗の連続で「もう懲りた」という意味ではない。「亡己利他」という4字熟語。自分を忘れて他人のために尽くすことという意味。チームのために何ができるか。今が一番そこに考えを及ぼしてほしい。やれることは全部やろう。
2011/4/13 (Wed) 今こそ人間力
チームという組織は当然ながら個人の集合体だ。個人の役割を認識しないことには、組織を動かすことはできない。コート上でのディフェンスという組織、オフェンスという組織をいかに構築するか、を考えていくと、記憶力とか想像力とか、普段の学校生活でも必要とされる要素が浮かび上がる。30名の大所帯がたった1つの目標に向かう。その目標の前に使命感や責任感を感じる。受け止められるかどうかもその選手の器かもしれない。今こそ、真の意味での人間力が試されているのかもしれない。限られた時間、限られた環境。しかし、知恵や努力は無限のものだ。
2011/4/12 (Tue) チーム力
 毎年のことだが、引退をかけて最後の戦いに臨むチームとって「無形の力」ほど、武器になるものはない。スポーツは基礎体力、先天的な運動能力や身に付けた能力、積み重ねた技術など様々な要素で勝敗が決するが、今年ほど、そのチームの力に期待するチームもない。チームの目標に向けて、やれべきことはすべてをやろう。やれないことをやれというわけではない。些細な声かけ、些細な気配りも大きくなればチームの力となる。日々の練習でまだまだチームの結束力は強固なものとなる。
2011/4/11 (Mon) 不屈の精神
一週間が始まった。授業も7限までびっしり詰まる日もある。チームにとっては追い風が吹く日も逆風の時もある。最初に掲げた目標をぶれずに追い求めるには、強靭な精神力も必要だ。目標に到達するまでの日々、そして、その試合中での行動。鋼の精神を鍛えるために様々な試練も用意されている。ここからが、いよいよ、日常での勝負のしどころ。あらゆるものに全力で当たろう。勝利を手中に収めるまで。
2011/4/7 (Thu) 組織とは
宿題テスト期間のため、練習は休養日。年度初めの仕事は山積みだが、一息ついて、今まで読めなかった本を読む。昨年ベストセラーになった「もしドラ」(もし高校野球の女子マネージャーがドラッガーの『マネジメント』をよんだら)を手に取る。読み手を意識した容易な言葉でかかれ、1日で読める量だが、ふと「組織とは?」と考える内容でもあった。組織とは?マーケティングとは?顧客とは?真摯とは?家庭や学級もちろんチームも組織。組織内部で生きる中高生自身が考えるきっかけにもなる。
2011/4/6 (Wed) 新学年
昨日の入学式、本日の始業式でいよいよ平成23年度が幕をあけた。パソコンの前にも向かわない「春休み」も終わった。これからは日常の中で、勝利へのトレーニングに励む。ここからは、真の意味での「人間力」が問われそうだ。まずは、目の前のテストから。やるべきことをしっかりやる。すべての道はハンドに通ず。
2011/3/19 (Sat) 終業式 節目
 テスト終了後、通常の練習は再開したが、11日の震災後、各種全国大会の中止の発表など非日常的な気分のなかでの練習が続いた。震災について、全国大会の中止について、何かいえるものではないが、日々の生活の中で自身を鍛えていくしかない。今日は終業式が行われ、1年の節目を迎えた。あと数日で学年も1つずつ上がる。通勤途中のラジオで聞いた震災にたいするエール。「お金がある人はお金を出せばいい。力がある人は力を出せばいい。知恵のある人は知恵を出せばいい。勇気がある人は勇気を出せばいい。何もない人は元気を出せばいい。」なぜか心に残った。
2011/3/1 (Tue) 卒業
 本校の卒業式は質素だが厳かに執り行われる。本日も小雨の振る中、卒業式が催された。今年は高校3年生担当であったが、当該学年の部員はもっと少ない5人であった。中高一貫チームの2期生で、中学2年まではたくさんの部員がいたが、中学3年にあがるときに多くの部員が部を去った学年であった。残された4人と中3から新たに加わった1人の5人で、本当に過酷な状況の中、がんばった。練習の厳しさよりも、精神的な葛藤も多かったように思う。しかし、それを乗り越えて、最後の最後までやりぬいた5人は、多くの財産を手に入れたと確信している。それでも勝たせられなかった監督の責任も痛切に感じる。だからこそ、もっともっとハンドボールについて学び、「強豪チームの一員だったよ」と胸を晴らせてやりたい。
 人生に教科書はない。ゴールもない。自らゴールを設定し、問題を立て、解法をさぐり、答えを見つけていく、その努力の繰り返しが人生なのかもしれない。その基礎が、ハンドボール部での経験を通して、この学年の生徒には培われているように思えてならない。卒業おめでとう。

保護者の皆様、本日はまことにおめでとうございました。

5人の選手たちは、他学年では味わうことのできない経験をしてきました。喜びや楽しさよりも厳しさやつらさのほうが多かったかもしれません。しかし、本当に本当に懸命に生き、それを乗り越えて最後の最後までやり通す勇敢な若者に成長できたように思います。これも一重に日々、選手を支え、励まし、暖かく見守ってくださった保護者の皆様のおかげと感謝しております。また、ハンドボール部の活動にもご理解をいただき、並々ならぬご協力をいただきお礼の言葉も見つからぬほど感謝しております。本当にありがとうございました。
2011/2/12 (Sat) いまの一当は
今朝の新聞のコラムを読んでなるほどと思わせるものがあった。
「いまの一当はむかしの百不当のちからなり、(以下略)」道元

一当をシュートに置き換える。簡単に決まりそうなシュートだが、試合となるとなかなか入ってくれない。ノーマークのシュートなど、ベンチサイドでは、入って当然と早合点してしまうが、そういうときに限って的を捉えることができず、ベンチ一同崩れ落ちることもよくあることだ。一本一本のシュートは、簡単にそうに見えて、実はそこにいたるまでに何十回いや何百回にいたるミスが必要なのだ。パスにしても然り、キーパーのキーピングにしても然り。1つのキャッチ、1つのパス、1つのシュート、「ミスをするな」というのは、野球で言う「ホームランのサイン」と同じことで、不可能なものなのかもしれない。毎日の鍛錬こそがミスを減らす。だからこそ、1つのプレーや1秒1秒の瞬間を大切にしてほしい。
2011/2/11 (Fri) 春への準備
滝29(16-0,13-4)4古知野
滝42(25-5,17-5)10一宮北

 例年、インターハイ予選の前哨戦となるウインターカップだが、今年度は、日程や会場などの都合により、予選リーグのみで、優勝校を決定しない大会であった。普段はあまり公式戦に出られない選手にとっては、たくさんの試合経験を積む舞台となった。どんな経験でもそれを自分のものにしチームの底上げからチーム全体のレベルアップにつながってほしいと切に願う。
残された大会は、インターハイ予選。すべてをつぎ込んで勝負をものにしたい。決勝の当日を迎えるまで無駄な日はない。すべてを自分の力に。
2011/2/10 (Thu) 前を見る
 暖かい日が続いたが、また冷え込みが厳しくなった。2年生の模試の都合で練習開始がそろわなかったが、途中3学年がそろい、全体練習を行なうことができた。11月からはじめた中3生も成長し、経験者とそん色なく一緒のメニューをこなせるようになった。新しい仲間が溶け込み、そして、上達目指して取り組めるようになったことも、試合で勝つこと同様にうれしいものだ。
 寒さに負けず練習に取り組む上級生。いろんな場面で使われる「前を見る」ということを、具体的にどのような場面でいっているかを自分の頭で考えてみよう。前を見ながらもいろんなアイデアが浮かぶようになるまで、まだまだ多くの試行錯誤が必要だ。多彩な技術と広角な視野の原点に「前を見る」ことがある。
 明日も寒くなりそうだ。精神的にも「前を見」て、明日の試合も総体予選につながるように。
2011/2/6 (Sun) 経験値
滝24(17-4,7-5)9佐織工業
滝20(14-1,6-6)7美和
滝38(26-3,12-4)7丹羽

けが人などを除き、すべての選手がコートをかける。ユニホームを着ての「試合」で、経験を積む。練習ではうまくいっていることが、試合ではうまくいかないこともあるようだ。とくに下級生の経験値はのちに財産となる。
2011/1/26 (Wed) 修行
 気温0度の厳しい条件のなか、今日も凍てつくグランドで練習を続ける。かじかんだ手でボールもうまく握れない。ゴールキーパーの体に当たれば、氷があたったような痛みが走りそうだ。それでも、今日も選手たちの足は動いた。練習の成果は上がらないかもしれない。しかし、それでも練習を続けるのは、やはり、春の勝利のためだ。グランドは人生の縮図。この厳しい環境はわれわれの精神をも鍛えてくれる修行の場だ。
2011/1/25 (Tue) 駆け回る
 16日に降った雪によって、先週1週間は、ひたすら走った。少しでも上達するためには、全力を出し切ることが必要だ。しっかりした根が、春に大輪の花を咲かせることを願っている。
 雪解けしたグランドで久しぶりの練習。ハンドボールに飢えているかのようにグランドを駆け回った。大会までの期間は少し空き、いろいろなことにチャレンジできる時期でもある。どんなことでも積極的なミスなら大歓迎。スピーディーでパワフルなハンドボールを目指すためには、ミスを恐れてはいけない。その経験から個に磨きかけることを今は目指そう。
2011/1/15 (Sat) 手応え
準々決勝
滝16(5-12,11-13)25愛知

 残念ながら、目標達成はならなかったが、夏の豊橋でのスコア(14-27)より点差が縮まったし、何より攻守ともにトップレベルのチームに手応えを感じることができた。まだまだ成長しなければならないし、そのための練習もつんでいかなければいけない。今大会の結果を謙虚に受け止めて次につなげていかねばならない。
 幸い、同地区に好敵手もいる。モチベーションも自然と高まる好環境だと前向きにとらえ、次なる戦いに気持ちを切り替えよう。

その他の勝敗。
○桜台−岡崎城西×
○大同−春日井西×
○春日丘−津島東×
○愛知−滝×

○桜台−大同×
○愛知−春日丘×
 
2011/1/10 (Mon) 平坦な道ではなかった
 1回戦 滝35(20-7,15-6)13豊田南
 2回戦 滝21(9-10,12-7)17桜丘

 ゆずの栄光の架け橋の歌詞に「けっして平らな道ではなかった 人知れず流した涙があった」というフレーズがある。今大会を迎えるにあたり、この歌詞が頭の中を駆け巡った。高い目標を掲げてスタートしたこのチーム。何度も何度も挫折しそうになったが、不屈の精神で挑戦し続け、多くの怪我にも悩まされたが、チームワークで乗り切った。過酷な日程も、保護者をはじめ多くの方の協力で、支えられた。試合後の自然とあふれる選手の笑顔が何よりの勲章だ。まだまだ「旅の途中」だが、今日だけは、喜びをかみ締めたい。
 しかしだ。これがゴールではない。まだまだこの先を目指す過酷な道をみんなで選んだ。可能性がある限り、それを追求する。現状には満足しない。それが滝高校ハンドボール部が選んだ道だ。
2010/12/31 (Fri) 2010年の顧問日記を振り返る
 今年は、この日記が滞ることも多かった。伝えたいこと、書き留めたいことが少なくなったわけではないのだが、なかなか更新することができなかった。「情報」は多面的な見方や捉え方があって、自チームにとっての情報の共有のつもりが他チームにとって不快な思いにさせてしまったりと、反省させられることも多かったからだ。「沈黙は金」ではないが、更新を躊躇することも多かったのも事実。日記も10年を迎え、自身の文章を発想する力が乏しくなってきたことも滞った理由かも知れない。
 2011年を迎えるにあたり、この日記もマイペースで継続していこうと思う。さまざまな制約はあるが、それを乗り越える充実した日記にしていこうと決意した。それでは、よいお年を。
2010/12/20 (Mon) 本質を見極める
 高校の練習が休養日のため、中学の練習をみる。子供から大人への過渡期の難しい年ごろ。自立や自律というが、中学生だけ限界がある。とかく表層的、現象面だけで物事(プレー)をとらえてしまい、本質的な楽しみや喜びを見過ごしてしまう。もっと一生懸命動き、考え、がむしゃらにボールを追うことが必要だ。勝利の喜びを仲間と分かち合うため、毎日毎日、真剣に練習にとりくもう。
2010/12/17 (Fri) もっと攻撃的に
 今週からの本格的な冬将軍の到来により、冷え込んだ体での練習が続いた。低い気温の中での練習で、実際、けが人も出てしまった。凍えた体で縮こまったプレーをすれば、余計に危険だ。むしろ、積極的に体を動かし、攻撃的なプレーで神経を研ぎ澄まそう。
 初心者の中3生もここにきて急成長。頼もしい限りだ。
 
2010/12/15 (Wed) 上達するには
冬型の気圧配置で、気温があがらない。3学年30名の選手が寒空の下で、シュートの順番を待っていても、なかなか体が温まってこない。昨日に引き続きぬかるんだグランドでオールコートの練習。体を常に使い続ける練習で、体温を保つ。しかし、いくら体温を温めても、ハンドボールがうまくなるわけではない。体力は必要な要素だが、その体力をどこで使うかをしった上でないと使いこなすことはできない。陸上選手がハンドボールで勝つことはないのである。さまざま状況下で常に頭を使い続ける。考える。走りながら考えつづけることで上達する。上達の方法を自分の頭で考えてみよう。
2010/12/14 (Tue) 恐れを知らない火の玉
 昨日の雨も上がり太陽も照ったが、グランドのぬかるみは解消されず。それでも日没までの短時間、なんとか練習することはできた。相手チームで手ごわいと思うのは、すべてお見通しというような鋭い戦術眼を持った選手と恐れを知らない火の玉のような選手だ。戦術眼は幾多の経験を積まなければ会得することは難しい。だからこそ練習のし甲斐がある。恐れを知らない、力強い選手は、気持ひとつで変えることができる。短時間の練習で、成果を上げるには、練習中から「恐れ」を超越して、全力で練習することだろう。それが相手からも恐れられる選手への成長を導く。火の玉のような練習を心がけよう。
2010/12/10 (Fri) 土台を築く
県大会までちょうど1カ月となった。来月までで「成長」しなければ、勝利はない。短くなる練習時間、冬の補習、スキー実習と決して十分な練習時間のとれるわけではないチームにとって、大変過酷な状況下で「成長」である。ハンドボールに王道はなく、進歩は一歩一歩時には後退する時もあるだろう。そんなときにもチームを支えるのは、個々の人間性とチームの和だ。その土台がなければ、何も始まらない。
2010/12/4 (Sat) 日々の積み重ねの大切さ
 テスト期間で高校生は勉強に専念。その間に開かれた中学の県大会の観戦にいった。結果は残念ながらワンサイドゲームで敗北。個人の“技術”の違いが浮き彫りになった。あえて、能力といわず技術といったのは、先天的なものではなく、今後の取り組み方によって身に着けていけるものだからだ。スコアだけで自分を過小評価してはいけない。その差を埋めるには、日々の努力以外に道はない。そのことに気づかせてもらったと思えば、この試合の経験も大きな財産となる。
2010/11/17 (Wed) やるべきこと
 陽が落ちるのは本当に早くなり、練習時間は本当に少ない。これから戦おうとする強豪校に比べたらアップ程度の時間しか練習できていないかもしれない。日没とともに終わる練習。わずかでも全力で動き回り、少しでも上達したい。そして、その後、帰宅時間も早くなるので、今のうちに、「滝高生」としてやるべきことの貯金も蓄えておいてほしい。冬の決戦、そして春の戦いに備えて、アリのようにせっせと蓄えをためておこう。
2010/11/16 (Tue) 天井を破る
予選を2位で終え、フリー抽選の県大会に挑む。決勝では負けてしまったものの、例年に比べて上位進出のチャンスはあるように思う。自分たちで自分たちの限界を設定しないこと。これからの努力次第で上に這い上がることはできるし、権利としては、東海大会や選抜全国大会への出場も閉ざされているわけではない。自分で限界を設定してはいけない。とにかく、可能性にかける。発展途上のチームだからこそ、伸びしろも大きいのだ。
2010/11/14 (Sun) 春までの課題 冬の挑戦
決勝

滝18(7−10,11−13)23津島東

 残念ながら、優勝はお預け。春までの目標がより浮き彫りになった。試合後の選手の表情も悔しさがにじみ出てはいたものの、まだできる余地はあると手ごたえを感じていたよう。いろいろな技術を磨いていても、まだまだ弱点がある。とくに変形したディフェンスで長所を消されてしまえば、その短所が浮き彫りとなり、試合の行方を自分のほうに持ってくることが難しくなる。「相性」などと簡単な言葉で片づけてはいけない。まだまだ力が足りないのだ。しかし、その弱点を全員で克服していけば、そこにチャンスが見出せる。
 技術の話なので、時間はかかる。しかし、その技術の習得のための努力は惜しんではならない。まずは、技術習得のための練習時間の確保も大切なことだ。できることから1つずつ始めよう。
 そして、舞台は正月明けの県大会に移る。チーム結成当初に大きな目標を掲げた。手の内を知った地区の大会より、真の力が試される舞台かもしれない。まだまだ我々の戦いは終わらない。粘りに粘って栄冠をつかもう。
2010/11/13 (Sat) さあ、勝負の時
準決勝 滝34(16-6,18-12)18起工業

これで、ようやく挑戦権を得た。ここからが、夏の悔しさを晴らす舞台だ。とはいえ、我々はチャレンジャー。気負う必要は全くない。普段通り、明日の試合を待つ。期待を胸に。
2010/11/12 (Fri) 平常心
 目標としていたところを決する日まであと2日となった。とはいえ、明日勝利をおさめなければその次はないため、明日もまた決戦だ。8月の敗戦から、いろいろなことを試し、経験し、明日を迎える。やれるべきことはできる範囲ですべてやりつくしたつもりだ。もちろん、勝負事ゆえ、努力が必ず勝利に結びつくわけではない。厳しい世界だ。
 選手の表情はいつもと変わらず。プレッシャーをものともしない現チームは頼もしい。ことを成し遂げてくれる期待感をにじませる。そのままの平常心で。最高の準備はしてきた。
2010/11/10 (Wed) 流れを変える特効薬は
 互いにしのぎを削るスポーツでは、相手のペースになったり味方のペースになったり、「流れ」というものが必ずある。相手ペースにはまったとき、またはミスで相手に流れを渡してしまったとき、どうすればもう一度流れを引き戻すことができるか?
 すでに十数年の指導者歴になってしまったが、その特効薬は見つかっていない。タイムアウトも一時しのぎにすぎないであろう。選手の経験値であったり、発想力であったり、責任感であったり、やはり、土壇場ではコートに立つ選手にゆだねるしかないのかもしれない。
 「流れ」だけでなく、まだまだ地力もつけねばならない。ハンドボールにも王道はない。地道な努力が実を結ぶのだろう。
2010/11/9 (Tue) 先を読める力
 火事場のくそ力、差し迫ったピンチの際には、眠っていた能力が発揮され、思いのほか力が働く。その力を発揮させるように命令をしているのが「脳」だ。「火事場」でなくても、脳が働いていないと、人間は能力を発揮することができない。「思考しろ」とか「考えろ」とよく言われるのはこのためだ。普段から、身の回りのことを親や他人に依存している人間は、思考する力が足りない。毎晩皿洗いをして陸上日本一になった中学もあると聞くが、皿洗いをすることで、家族や親の苦労や他人の立場が分かるようになるから、つまりは頭で思考するようになるから、その考える力が競技力を引き上げているのである。もっと先を読めるように頭を働かせろ。思考しないチームに勝利はない。
2010/11/8 (Mon) あらゆる力を結集する
決戦まで1週間をきった。登山も頂上に近づけば道も険しくなる。ここからが、精神的にもプレッシャーのかかる戦いとなる。3度目の正直となる今回。目指すは頂点しかない。そのためのありとあらゆる力を結集してでもやるべき価値のあるものだ。頭脳も体も時間も集中力もすべてをつぎ込め。
2010/11/7 (Sun) もっとアグレッシブに
準々決勝 滝32(18−9,14−6)15尾北

勝利は勝利だが、まだまだ内容にこだわりたい。とくにディフェンス面ではもっとアグレッシブに。公式戦という本番で結果が出せるように。まだまだアドレナリンを全身から滲み出させろ。まだまだ攻める。
2010/11/6 (Sat) すべてが教科書
滝28(14−6,14−13)19新川

 小さな体を組織的に使って、敵を勢いを止める。現チームの武器の1つはチームワーク。大きなチーム、パワーのあるチーム、スピードのあるチーム。あらゆるチームから勝利を収めるには、自分の使命を全うする責任感が必要だ。どんな相手、どんなチームからも学ぶことができる。コミュニケーション、自分の役割の認識、フォローの意識。
 明日もまた、勉強。すべてが教科書だ。
2010/11/4 (Thu) 意識の力
思いがつよければ願いが叶う、というような慣用句は山のようにある。しかし、言葉通り、思っているだけでは願いは叶うはずもない。思いを強く持つことによって、あきらめかけたときの粘りになったり、人目に付かぬ所での努力になったり、目標を下方修正しようとした時の踏みとどまりになったりすることによって、具体的な行動に移すから願いがかなうようになるのである。意識を強く持とう。絶対に目標を達成する。今が辛抱のしどころ、今が思考の深めどころ。我々はできる。絶対にできる。
2010/10/29 (Fri) 判断は自分
 雨上がりのグランド。台風の影響か雲が多く、陽の光が薄らぐのが早い。短時間の中で初心者から尾張トップを目指す2年生まで、満足のいく練習をするのは困難だ。与えられた時間は平等、といっても、各校の事情もあり、本校はこの練習時間の少なさをいかに効率よくものに変えていくかが、試合の勝負以前の勝負となる。ハンドに限らず強豪実業団チームのなかには、全体練習の少ない中、選手の自主性に任せ、日本トップの実力を維持しているチームも少なくない。自分に厳しい大人と自分に甘い子供に意識の差があるならば、はやく大人になってもらわなければ、滝高ハンド部に勝利はない。やはり、判断するのは自分なのだ。なぜ、この練習をやるのか、どうすれば、うまくいくのか、にもっと意識を使わねばならない。大きなことを考えられる自身の判断力は、瞬時にコート上で決断を迫られる場面でもいきてくるであろう。スタートラインに立った中3初心者も、上を目指すレギュラー陣も、自分自身で思考する習慣を大事にしよう。
2010/10/27 (Wed) 新たな出会い
 大会前で選手の緊張感も高まるが、チームの存続をかけた中学3年生のクラブ登録もあり、不安と期待でグランドにかけつけた。中学経験者・MGも含め11名の登録があった。この出会いも何かの縁。これからの3年間で、一生の財産になるものを残してやらなければと、身も引き締まる思いになった。
 そのためにも、今、このチームで最大限の力を発揮してみんなで掲げた目標を達成しなければならない。すそ野が広がればチーム力は向上する。新たな気持ちで、また、明日を迎えよう。
2010/10/26 (Tue) 勝利に向かって
 大会まで2週間余り。限りある時間の中で、運動量を確保しさらに技術の向上を目指すのは、至難の業だ。しかし、今のチームにとっては体力(スタミナ)も技術もなくてはならない要素だ。ともに追求してこそ滝高ハンド部。技と体を充実させるものが心。選手の優勝への目的意識は高い。何事も手を抜かず、思い切りのよいプレーを心がけよ。
2010/10/23 (Sat) 新聞のコラムより
私が先生になったとき
自分が真理から目をそむけて
子どもたちに本当のことが語れるか

私が先生になったとき
自分が理想を持たないで
子どもたちに胸を張れといえるか

私が先生になったとき
自分がスクラムの外にいて
子どもたちに仲良くしろといえるか

自分が先生になったとき
一人手を汚さずに自分の腕を組んで
子どもたちに頑張れといえるか

私が先生になったとき
自分の戦いから目を背けて
子どもたちに勇気を出せといえるか
2010/10/22 (Fri) 無駄をなくす
 テスト明けと同時に、新人戦の組合せも決まる。さあ、いよいよ、目標に向かってひた走る時期にきた。ただ、日没はますます早まり、練習時間を確保することも頭を悩ます。勝つためにはハンドボールの技術を身につけることとともに、その技術を身につけるための時間を捻出する合理化も必要だ。1本でも多くのシュートをうつために、チーム全体で取り組もう。その過程で学ぶことも多いはずだ。
2010/10/21 (Thu) 自分と仲間と
 あちこち体が痛む。この1週間の特別練習で、中学生の「アタリ」が厳しくなってきた。はじめのころは不意打ち(反則)や味方同士の衝突もあったが、今は、とげが刺さるようにディフェンスにプレッシャーを受けるようになった。反則ではないハードな「アタリ」をテーマに掲げた1週間はまずまずの成果となって現れたようだ。しかし、まだ不要なアタリやアタリミスも多く、相手にチャンスを与えてしまうことも少なくない。そんな時は仲間がカバー。視点は常に自分のマークと仲間のマークする敵。集団で狩りをする感覚だ。獲物を狙う鋭い洞察力が必要。
 明日でテストがあける。ステージは高校に。ともに尾張の頂点を目指せ。
2010/10/20 (Wed) ミスしてナンボ
 プロ野球歴代の三振王は清原選手。しかし、ホームランランキングも歴代5位だ。プロの世界に入る前には、何千、いや何万という三振があったのかもしれない。
 無難にこなせば、一見「ミス」がないようにも見られる。しかし、それでは、成長もない。ここまで築き上げた「人格」が邪魔をするのなら、それさえも変えていかなければならない。コートの中は戦場なのだから。おそるおそるするプレーに相手に恐怖を抱かせることはできない。思い切りのよいはつらつとしたプレーにこそ、相手はたじろぐ。「失敗」と書いて「せいちょう」と読む。ミスしてナンボ。練習から全力を尽くそう。才能を伸ばしきれ。未来のエースたち。
2010/10/19 (Tue) 一段一段
 目の前に高い塀がある。塀の向こうへ何とかいきたい。背伸びをしても、ジャンプをしても塀を乗り越えることはできない。しかし、砂でもビールケースでも1段1段積み上げていけば、足場ができ、やがては塀を乗り越えることができるかもしれない。
 いきなり上達することは難しい。1つ1つを身につけていけばやがて大きな力になる。目標の舞台へ上がるため、今日も中学生が短時間の練習に励む。昨日できなかったことが、今日は少しできるようになった。するとまた問題点がみつかった。その穴を防ぐためにはどうすればよいか思考する。そうやって一歩一歩成長していってほしい。その先4・5年後にある大きな舞台も視野に入れて。
2010/10/18 (Mon) 日々の努力
 忙しさにかまけて日記の更新が滞る。
 今日から定期考査がはじまった。高校生は勉強中のため、活動は休止中だが、中学は尾北1位のシードを持って23日からはじまる西尾張大会に向けての特別練習中だ。実力はまだまだこれから伸びるもの。選手同士の信頼感をうしなわないで、こつこつと実力を伸ばしていってほしい。
 自分自身も指導者としての実力を伸ばさなければならない。選手ともども勉強あるのみ。日々の努力を互いに怠らずに。
2010/10/5 (Tue) 具体化していく
 頑張ろうとしても、何をどう頑張ればよいかわかなければ、最初の一歩も踏み出せない。頑張ったように装うようだけでは、本当の力にはならない。より具体的に考えてみることだ。その時の場面、状況、体勢、視野、位置取り。納得するまで頭を使うことだ。ものの原理が見えてこればしめたもの。そこからの上達は早くなるだろう。自身もどうしたら選手が上達するかを日々考える毎日。指導者も選手も「考える」ということをやめてはならない。
2010/10/3 (Sun) やればできる そして更なるステージにむけて
 2回目の開催となる1年生大会が開かれ、2連覇はならなかったものの堂々の準優勝という結果になった。尾張のチャンピオンを目指すチームとして、この結果に満足はしていない。しかし、それはまだ来年への目標が見つかったということでもある。それよりも、中学時代を知る顧問の立場としては、この1年で本当に成長した、という実感のほうが大きい。やればできるということを改めて感じた。もう1回戦ボーイではない。頂点を目指せる資格があると自信を持ってほしい。
 くどいようだが、けっして、今回の結果に満足しているわけではない。このあと2年生を中心としたチームは戻るが、この時期に個人としてやるべきこと、身に付けなければならないことを把握しよう。そして、次のステージで活かせるように。
 チームの底上げで、チーム力はさらにあがる。チーム一丸となって、さらなるステージへ。次は優勝しかない。
2010/9/30 (Thu) 心が変われば
 あいにくの雨天メニュー。体育館のランニングコースを走り、筋トレをする単調なメニュー。そこには、目的意識がなければ、逃げ出したくなる苦痛が待っている。
 雨天練習にも関わらず、昨日のOBが指導に顔を出してくれた。選手の顔つきも変わり、態度も変わった。

松井秀喜の母校星稜高校のベンチに書かれている言葉。

心が変われば態度が変わる
態度が変われば行動が変わる
行動が変われば習慣が変わる
習慣が変われば人格が変わる

今日のこの気迫を習慣化してほしい。きっと強くなる。
2010/9/29 (Wed) 声を出せ!
 生徒との面談を終え、グランドに急ぐ。今日は、5代目OBが海外から駆け付けてくれ、選手に闘魂を注入してくれた。OBが職員室だけでなくグランドに顔を出してくれることは、うれしい限りだ。
 OBが指摘してくることに「声だし」をあげることは少なくない。時代とともに生徒の気質も変化してきていることが分かる。いかに「本気」で練習するかが、チームを強くする秘訣だとすれば、その本気度を高めていく要素に「声」は必要不可欠だ。コミュニケーションの声、チームの声、何でもよい。目指すべき目標にふさわしいチームになるために、声をだせ。
2010/9/28 (Tue) センスの芽を植える
 面談週間で短縮授業のため、わずかだが練習時間も増えた。午前中の雨も午後から青空が広がり、なんとか練習することもできた。天候も味方をしてくれているような前向きな気持ちになった。
 ここにきてけが人も多くなった。幸い大きなけがではないのだが、その穴を埋めるべく代替選手の成長に期待が高まる。
 同じような試合経験を積んでも、ますますうまくなる選手もいるが、一向に上達しないもののいる。センスの芽に「試合経験」という肥料をまくとぐんぐん伸びるもののいるが、その芽がなければ「試合経験」も肥料にならないようだ。物事をよく観察し、具体的に実行できる力。先天的な要素も多分にあるが「コツ」をつかめば「芽」はみつかる。まず、芽を植えよう。
2010/9/24 (Fri) 小さな成功の積み重ね
 急激に秋の気配が増した週末。天気にも助けられ、放課後の練習にいそしむ。新しい仲間も数名加わり、基本トレーニングの徹底。数日前に与えできなかった課題が1つ克服することもできた。
 真剣に取り組めば失敗もまたダメージが大きい。では、真剣にとりくまないほうが得かというと決してそうではない。その失敗でうけるダメージが大きいときこそ、成功後のご褒美は大きくなる。失敗と成功を繰り返しながら人は強くなる。点数や机の上では学べない無数のものがグランドにはあるように思うのだが。
2010/9/22 (Wed) すべてはチームのために
 ハンドボールを楽しむ、とかその競技を楽しむという言葉をよく聞く。追い詰められた状況で、「リラックスしろ」という意味での使用は正しいが、ただ、自分勝手なプレーを楽しむ、というと意味が違う。チームの勝利への道程には、多くの努力があり、多くの人の理解や支えがある。それを独りよがりなプレーでつぶされてはたまったものではない。チームは一人では成り立たない。そして支えあってチームは構成される。いわば、己のパワーをチームに役立ててこそ、「楽しみ」がうまれる。すべてはチームのために。その精神をわすれてはならない。
2010/9/17 (Fri) 練習できる喜び
 昨日の事前の手伝いがあってか、学年行事の都合で遅れてグランドに行ったが、すでに全員が揃い、練習に取り組んでいた。急に秋が深まり、日の沈むのも速くなりつつある。貴重な練習時間を大切にしたい。
 1年前は、この時期にインフルエンザ騒動で5日間のシルバーウィークを棒に振った。今年は幸い、元気に練習することができる。そのことに感謝し、目標達成に向け、充実した秋を過ごしていきたい。やるべきことはたくさんある。日々精進。