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顧問の練習日記です。

2010/9/16 (Thu) ノブレスオブリージュ
 ノブレス・オブリージュ。高貴なる者の義務、と訳される。高貴な者を「高みを目指す者」に置き換えれば、果たすべき責任や義務も多くなる。草野球チームは、ユニホームもばらばら、身なりも自由でよいが、強豪チームは、統一したユニホーム、規律もある。
 今日は、昨日の雨で片づけられなかった机や椅子、テントなどの片づけを全員で手伝った。遠回りかもしれないが、これも強くなる1つの道になるような気がする。 まだまだ、自分に厳しくしていかなければならない。
2010/9/15 (Wed) 祭りのあと
 雲行きが怪しい中、高校体育祭が始まったが、途中降雨で中断。その後、再開するも、残念ながら2度目の降雨で今年度の学園祭は終了。私自身、赴任後初めての経験だけに土砂降りの中の疾走は生徒にも思い出に残る体育祭になるのでは。
 さて、これで学園祭は終わった。また、日常が舞い戻ってくる。季節は移ろいゆくが、毎日の生活が始まる。この限られた時間の中で、新人戦で目標を達成すべく練習を積まなければならない。祭りのあと。気持ちの入れ替えが必要だ。11月に後悔しても後の祭り。日々の努力が実を結ぶ。
2010/9/12 (Sun) 努力の連続
 学園祭が始まった。休日開催の今日は、多くの外来者も来校し、大いににぎわった。準備や応対など、普段の学校生活とは違う疲れもあることだろう。
 しかし、「技術」を高める世界においては、1日に少しだけでも練習することで成長することもある。習慣化することにより「技」に高められていく。疲れや他の誘惑なども「心」が吹き飛ばさなければならない。己の内面との戦いでもある。こうした努力の連続がやがて実を結ぶ。メリハリをつけ、明日も大いに楽しみ、大いに練習しよう。
2010/9/10 (Fri) 探究心
 今日は午前中授業ののち、午後から本格的な文化祭準備。夕暮れ時にグランドに行くと手のあいた選手が数名。練習前にグランドわきの雑草刈り。12年前の夏を思い出し、汗をかいた。ここがその原点。わずか数分の作業だが、選手にはこたえたようだ。当時は本当に練習場所が広がるだけで喜びがわいた。今は、毎日の整備のおかげでグランドに雑草が生えることはないが、あのころの思いはいつまでも忘れずに次世代の選手に伝えていかなければと思っている。
 練習時間の最後には、選手が集まり、ゲーム形式の練習。いつもと違うポジションいつもと違うメンバーの中でこそ探究するものもある。いつどんな時も探究心を忘れずに。
 明日は文化祭準備、そして日曜から文化祭。メリハリをつけることも大事。
2010/9/9 (Thu) リーダーシップ
文化祭期間中の特別日程の練習が続く。下校時間間際になって、ゲーム形式の練習ができるほどの人数が集まる。中3生も参加をはじめ、新しい空気を吹き込む。大所帯のチームの中で、個性が磨かれる。そしてそれを接着するのが、選手のコミュニケーション能力。リーダーシップを発揮する人物が増えれば、そのコミュニケーションは円滑となる。実力よりも結果を残すのは、このコミュニケーションの力であることもある。何事も真剣に。そのリーダーシップがチームを強くする。
2010/9/7 (Tue) 日々の進歩
 文化祭期間中のため、部員全員はそろわず。それでも、練習するのに事欠かないほどの部員があとから集まり、実戦形式の練習を行う。日々1mmでも勝利へ前進するため、現状維持ではいけない。常に進歩を心がける。自分にも妥協せず、日々が充実するように。
2010/9/4 (Sat) 努力の連続
 休みの明けのテストも終わったが、文化祭の準備期間に突入した。十分な練習時間がとれるわけではないが、与えられた環境で120%の練習をしていくことが滝高ハンド部に課せられた大きな宿題でもある。
 8月の大会も終わったばかりだが、すでに11月の大会に向けての準備を進める。次は頂点しかない。どこまで努力を続ければいいのか、と自問するものもいるかもしれない。しかし、目標達成のためには、日々努力を続けなければならない。勝負の世界はさらに厳しく、結果がものをいう世界だ。であるならば、まだまだ先に向かって進まなければならないのである。1日1日の練習で、少しでも前進を。
2010/8/27 (Fri) 宿題
 夏休み最後の練習。この2カ月で3つの大会に出場し、その準備期間にも時間を充て、例年以上に充実した夏休みをおくることができた。学校の規定もあり、明日から4連休。ハンドボール部員である前に滝高生としてやるべき課題も多いことだろう。これまでのエネルギーを勉強に変え、最後の追い込みで精神力を鍛えてもらいたい。
 しかし、夏の終わりの大会では、大きな宿題も与えてもらった。9月から日常も引き締まったものにしなければこの宿題をクリアすることはできない。戦いはすでに始まっている。
2010/8/26 (Thu) 再生のために
 1日の休みを挟み、この夏の終わりから新人戦に向けての準備をスタートした。新人戦までは3カ月。この間、文化祭や定期考査などもあり、日没時間もはやくなり、その分を差し引けば、思いのほか準備にとれる時間は少ない。三回目のチャレンジで目標達成を実現するためには、今ここで、「地力」をつけなければ、いけない。地道にこつこつと技術や体力を積み上げていくしかない。夏休みもあとわずか。秋に向けて一歩でも半歩でも前進あるのみ。
2010/8/25 (Wed) ゴールデンエイジ
 高校の敗戦から一夜明け、気分を一新するため、中学生の練習に参加。たまたま中学の保護者会も実施されており、保護者の視線の気になる中学生のいつもより緊張感の増す中での練習であった。ともにプレーをしてみると、その選手の頭の中がよりわかる。考えてプレーしているのか。ただ、反射神経がないだけなのか。経験がなく誤った動きをしているだけなのか。ミスにも人ぞれぞれで、そのミスの原因を的確に指摘をすることで、見違えるようにプレーがかわる選手もいる。この蓄積が高校でプレーする段階になって大きな財産になる。まさに今はゴールデンエイジ。たくさんの失敗を繰り返して、最適な動作、見る順番、力強い身のこなしなどを身につけていってほしい。むしろ、この時間(中学生時代)に勝敗は決しているのかもしれない。
2010/8/24 (Tue) あきらめずチャレンジ
決勝

滝 15(7-14,8-9)23 津島東

残念ながら、今回も目標には到達できなかった。しかし、この夏にしてきた努力は無駄ではない。物理的プレッシャーをはねのける判断力や、マンツーマンを壁のように止める個人と組織のディフェンス力。シュートの技術。今日の試合だけでも多くの課題がまだまだ山積みだ。チームは始まったばかり。チャンスはある。あきらめずに次を目指す集中力が、次の勝利へ前進させてくれる。
2010/8/23 (Mon) 決戦前夜
 いよいよ明日に迫った。前回の1点差での悔しさを何とか晴らしたい思いで夏の練習に取り組んできた。まだまだ力は足りないかもしれない。しかし、気持ちでは絶対に負けないように明日を迎えたい。それなりの準備はしてきたつもりだ。大事な局面で全力を出し切れる。それも力だ。
2010/8/22 (Sun) 次が勝負
準々決勝
滝34(21-9,13-8)17尾北

立ち上がりから危なげない試合展開に。後半、交代メンバーの試合経験不足が少し出る。が、これも勉強。

準決勝

滝20(10-11,10-6)17起工業

数年来の好敵手との対戦。スコアこそ互角だが、序盤、連続警告・退場で、一時2-8の6点が開き、コート上もキーパー含めて味方が5人という時間が4分という絶体絶命のピンチもあった。しかし、その後立て直し、3連続得点などで7-10と点差を縮め、終了間際の得点もあり10-11で折り返す。後半もすぐに追いつき引き離すチャンスもあったが、決定打がでず、1点差の攻防を繰り返す。後半14分過ぎに16-14と2点差リードに広げるが、前半のカードがひびき、退場などで好機を逃す。しかし、相手にも退場が出始め、残り3分を切って3点差に。最後も自陣退場でピンチを招くが3点差で逃げ切り、決勝進出を決めた。

序盤の苦しみを耐え忍んで得た勝利の意味は大きい。しかし、余韻に浸る気は全くない。次へ。この夏の成果は、次だ。頂点を目指せ。
2010/8/21 (Sat) 精神修養
滝29(14-4,15-7)11一宮

体格的には相手チームが上回る。暑さによる汗でボールが手に付かない。いろいろと、集中力を欠かせてくれる「敵」が多い。それでも地道にやってきたことを実践。すべてのことに感謝。精神修養の場を与えていただいている。
2010/8/20 (Fri) 集中度
 意識を集中すれば、同じことをしていても結果が異なることもある。紙一重のプレーがすべて成功を収めれば、勝敗さえひっくり返ることがあるかもしれない。いよいよ、大会期間に入る。あいだ1日置いての4日間の日程だ。目標は頂点。夏の成果を試し。さらなる高みを目指すためにも、自分自身の集中度を高めたい。
2010/8/19 (Thu) すべてをかけるための準備
 特別授業後のグランドでの練習。暑さに容赦はないが、暑いとは言ってられない。どんな環境であれ、精神修養の場ととらえ、貪欲に勝利にむかっての練習を積む。この一戦にすべてをかける意気込みで準備を進めている。練習できないことを試合でやることはできない。まずは、準備が大切なのだ。技術の裏付け、自信、信頼、まだまだやるべきことはある。
2010/8/18 (Wed) 日々の積み重ね
 今日からは学校の特別授業が始まった。ここから、土曜日の大会まで、勉学との両立の中で最後の調整に入る。7月、1点差の敗北の「おかげ」で、今大会のモチベーションは非常に高い。目指すべきチームが身近にあることは、本当にありがたいことだ。劇的な変化はない。地道に日々の積み重ねしか成長はない。あと2日間。声をからして練習に励む。一歩でも勝利に近づくために。
2010/8/5 (Thu) 個々の力
愛知県選手権最終日。3日間連続で豊橋へ。最終日に残るチームでも極力新チームでの戦いをし、例年とは違った趣の大会となった。8月のこの時期のため、目を引くのは個々の能力。特にシュート力やフェイント力、ディフェンス力もあるが、状況判断力がある選手がコート上にいるかいないかで接戦の行方が左右されたようにも思う。わがチームは、まだまだすべてにおいて発展途上。その分、伸びしろも大きい。とくに、状況判断力は、コート上の全員がコントロールタワーとなって試合を支配できるよう努めたい。
2010/8/4 (Wed) 次へ
滝14(5−11,9−16)27愛知

2年前の中学時代の県大会初戦の相手が多くいる愛知高校。今大会の第1シード校。チーム事情や学校(練習)環境の違いもあるが、リベンジは果たせず。しかし、その差は少し縮めたような手ごたえも感じた。前半17分までは7−6と1点差。その後は地力の差でじわじわと点差を広げられた。

夏はまだ終わっていない。次の尾張選手権まで2週間ある。まずは、尾張の杯を手に入れる。次へ。
2010/8/3 (Tue) 勝つことで成長
滝22(10−6,12−9)17名古屋市立北

 昨年とまったく同様の対戦相手。地区予選順位も同じという偶然も重なった。1年前は同点7mtcの末、1点で苦杯をなめた。その準備までして臨んだ県大会1回戦。なれない雰囲気で堅苦しさもあり、1点差に迫られる苦しい試合展開であったが、なんとか勝利を手にすることができた。この苦しい経験こそが我々を強くしてくれる。勝つことで成長できる。
 明日も試合ができることに感謝。そして、勝利を目指す。
2010/7/31 (Sat) チームワーク
 大会までの日数は当然のことながら1日ごとに少なくなる。どの大会も、目標を定め、最高の結果が出せるように準備を進めていく。突如としてチームが生まれ変わるということはなく、地道に力をつけていくしか勝利への道はない。だが、これがなければ勝利への可能性が減ってしまうというものはある。それがチームワークだ。強豪国の内部分裂による敗退などワールドカップの例を出すまでもない。
 練習後、恒例のにがりまきを実施した。炎天下の中での作業は骨が折れる。しかし、作業の様子を眺めていると、4・5年目で培ったチームワークの良さが垣間見えた。もっと良い環境で練習できれば理想だが、我々には、与えられた環境の中で工夫し切磋琢磨し練習することで、いろいろなことを学んでいるようにも思う。こういう努力も勝利へ一歩となるであろう。さあ、大会まであと3日。
2010/7/30 (Fri) まだまだチャレンジ
 ミスをなくすために必要なこと。集中力をつけること。そして、技術を高めること。わがチームにおいては、両者とも大きな課題だ。精神論だけでは片づけられないし、かといって、技術を使う場所を間違えばミスを誘発してしまう。まだまだ、練習が必要。精神面も技術面も。それだけ伸びる余地があるということだと考えよう。
2010/7/29 (Thu) 創造性
 基本基本といいながら、創造性を出せ!とは矛盾も甚だしい。とは思わないでほしい。たとえば、しっかりフェイントが切れる選手が回転フェイントをすれば、オーバーステップにはならないが、素人が見よう見まねでやってみても「何のために回転してるのか」「どういう状況で使うのか」の趣旨や用途がわかっていなければ、何の意味もなさないプレーになってしまう。ボールを投げるという基本動作があり、そのうえで選択、判断、決断などの創造性、オリジナリティが生まれる。日ごろの練習メニューでも、単調な基本練習もあれば、実戦に近い形式の練習もある。根底にあるのは同じ。より創造性を追求しよう。
2010/7/28 (Wed) 基礎の徹底
 今日も特別授業は続く。午後からのグランド練習。ここ数日の猛暑日も少し和らぎ、比較的動きやすい気温の中で、県大会に向けての準備を進める。大会も近いが、わがチームに必要とされるのは、やはり基礎的な技術の習得だ。完全なノーマークの選手をみつけても、投げ方やタイミング、スピードがずれればパスは通らない。そういう類のミスを減らせば、チームはより強くなるように思う。負けに不思議な負けなしという。その負けの要素を減らすことも勝ちへ近づくことになる。
2010/7/27 (Tue) 執念を燃やす
 パソコンの調子が悪くなり、久しぶりの日記の記載だが、勝利への執念が薄らいだわけではない。特別授業が始まり、グランドでの練習。夏の日差しにひるむわけにもいかず、ひたすら練習を続ける。今のチームにかけているのは、まさにその練習量かもしれない。個々の力、組織の力、うまくかみ合わせるには、そして共に上達させるためには、練習しかないようにも思う。この暑い夏、熱い執念を燃やし続ける。継続は力なり。
2010/7/19 (Mon) じっくりと巻き返す
決勝
滝17(8-10,9-8)18津島東

何をいっても敗者の弁。ただただ、力が足りないだけだ。足りないのなら、力を付けていけばよい。幸い夏休みにはこれまでよりは少し時間がとれる。前進あるのみ。チームはまだ始まったばかり。これしきでくじけてはいられない。
2010/7/18 (Sun) 自分との戦い
真夏日となった大会2日目。締め切った体育館で熱い戦いが続く。
準々決勝
滝26(14-5,12-4)9津島
準決勝
滝31(14-5,17-10)15五条

いよいよ、明日が2年越しに願った目標達成の日にしたい。
2010/7/17 (Sat) 梅雨晴れの空のように
梅雨明けを待つかのように、今日から新チームの初陣となる大会が開幕した。初戦は
滝28(21-2,7-7)9江南
と立ち上がりからペースをつかんだ。後半メンバーもミスはあるものの果敢に挑戦した。
この青空のように青天井に上を突き抜けるまで目指して生きたい。あと2日。集中、集中。
2010/7/10 (Sat) 日々成長
 模試後の夕暮れ時から練習開始。梅雨の晴れ間の天候に恵まれ、大会1週間前の練習をした。定期考査もあけて4日目でようやく本来の動きを取り戻した感じでもある。とくに1年生の成長は目覚しく、日々の成長が心強い。
 そして2年生もまた、結果の追求を求められはするが、あまり近視的になる必要はない。失敗も大いに結構。まだまだ成長の過程だからだ。真剣に一生懸命に勝利を追及する過程こそが大切。結果は後からついてくる、と今は考えよう。あせらず。
2010/7/8 (Thu) シンプルに
 木曜定例会議の日だが、幸い短時間で済み、いざグランドへ。テスト後3日目の練習で体もなれてきたころか、はたまた、疲労もたまってきたころか、キレある選手も鉛のような選手も見受けられる。テスト中の生活だけではないのであろうが、コンディション作りはスポーツ選手の基本中の基本であり、今後はすべての選手がキレのある動きができるよう心がけてもらいたい。
 昨日のOB戦で「試合運び」の課題を指摘したが、何も複雑怪奇な考え方をする必要はない。とくに、チームは始まったばかり。結果をあせらず、じっくり力をつけていく方が、現チームには必要なことだ。いや、むしろ、そのシンプルなモノの考え方こそが、結果を生み出す方法論かもしれない。打つ、かわす、前を見る、今は基本を徹底しよう。
2010/7/7 (Wed) 試合巧者
 久しぶりに3年生がグランドに集まり、小雨の降るなか、卒業アルバム用の写真撮影。恒例行事となったが、その後のOB戦。「引退してから上手くなる」という皮肉もあるが、精神的な要素も大きく一つの真理なのかも知れない。チーム事情でともに戦った2年生も多く残る現役チームであるが、「試合なれ」のところで、スコアはともかく、「まだまだ」と思わせるプレーも多かった。
 それでも現地点ではその要素も「伸びしろ」とプラス面に考えることもできる。ここを伸ばせば、もっと試合は楽に、そして勝利を手繰り寄せる展開ができるようになるであろう。時間は迫るが、まだあせらず。じっくりじっくり力をつけていこう。強さには巧さも必要だ。
2010/7/6 (Tue) 自分に負けない強さ
 2週間で気温は見る見る上がった。梅雨明け宣言はなされていないが、夏本番のような気温のなかで、テストあけの練習が再開された。テスト期間中に組み合わせは決まり、大会までの残された時間も限られている。そんななか、つった足を引きずりながらも笑顔で練習が行なえた。高い目標に挑んでいくには、心のゆとりも必要だ。しかし、これからは急な勾配を登っていく。途中しんどいことも多い。それでも、今日の笑顔(ゆとり)は忘れずに。切り替えのなかで自分に挑戦。
2010/6/24 (Thu) レールを外れる
 能の世界でいわれる守・破・離。師匠の教えを忠実に守り、やがてそこを突き破り、離れた独自の道を歩むこと。中学生には、子どもから大人へ成長していく過程のなかで、「破」の段階に突入して欲しいと願う。それは、監督の言うことを聞かないことではない。コート上でもっと自分で判断して欲しいということだ。ボールの行方を追わない速攻。リバウンドをみない飛び出し。「形」は正しいかもしれないが、現象としては正しい行為になっていない。未来のエースたちが将来に向けて暑さとも戦う。1つでも多くの喜びを体感して次のステージへの進出を待つ。
2010/6/22 (Tue) 信頼
 今日も梅雨の晴れ間に助けられ、テスト前最後の練習をおこなうことができた。気温も暑くなり、体力は奪われるが、7月中旬の大会を想定すれば、このぐらいでひるんでいる暇はない。攻防の練習でひたすら汗を流す。
 まだまだ不安定な天候が続くが、ここから2週間練習は休止。毎年、この間のコンディション作りは選手任せとなる。もちろん、勉強にも全力投球しなければならない。現チームの一つ目の関門。自分との戦い。信頼するしかない。
2010/6/21 (Mon) 知恵比べ
 梅雨の晴れ間の月曜日。今日は中学生がオールコートを駆け回り、最後の決戦に備えた準備をおこなう。Bチームに混じり、試合に参加。最上級生の3年生相手に、2年生主体のチームが挑むが、体力のなさ、技術のなさで後半に突き放されるパターンで勝敗が決する。同じような状況で3年生も強豪チームと戦っているのであろう。技術の差、体力の差がそのまま出てしまう。それをのばすのが王道ではあるが、確実に」勝利を者にする、あるいは、4:6の部が悪い相手に勝利するには「知恵」がなければなるまい。技術というカードを出すのも、体力の配分をするのも知恵だ。もっともっと頭を使う。意志を持つ。中高とものテーマだ。思考なきプレーはどこの世界でも通用しないのだろう。
2010/6/17 (Thu) チーム作りは根気
 梅雨の晴れ間の貴重な日だが、定例会議の日。下校時間にグランドに行き、帰宅準備の部員に様子を聞いてみると、さえない表情を浮かべた。新チーム以降後3週間がたったが、なかなか順調なスタートは切らせてもらえないできごともあった。暑さも集中力を奪ったのだろう。「三歩進んで、二歩下がる。」チーム作りは根気が必要だ。新幹部も自分たちのやり方でチームの統率をはかる絶好の機会だ。根気よく、仲間を信じて、着実に。
2010/6/16 (Wed) 一筋の光
 新チームの試行錯誤が続く。高い目標を掲げているだけに、妥協は許されない。基礎トレーニングから、いやな顔せず黙々とこなせる人間、地道にディフェンスに励む人間、見えないところで努力できる人間、そういう集団になれば妥協などという言葉はなくなる。梅雨のつかの間の晴れ間かもしれないが、一筋の光が差したような気がする。7月の目標達成までまだまだひた走る。
2010/6/15 (Tue) 逆境を力に変える
 乗り越えらない困難を与えられることはない。むしろ、困難を与えられることを感謝し、それを受け入れ、どうしていくかを死ぬ物狂いで考える。人の成長はそのようなものだろう。痛みを知り、逆境を知り、もがき、苦しみ、そういう経験がのちに大きな財産となるのかもしれない。青春時代の1ページ。その1日は果てしなく重い。日々を胸に刻みつけて、成長していくのだ。2010年度滝高ハンドボール部の1年はまだ始まったばかりだ。
2010/6/12 (Sat) 三本の矢
 顧問の独善でチームは強くなれない。選手の努力なくして成長はない。そして、そこにもう一つの柱を加えるべく、恒例となった保護者会を実施した。この3本が一体となって、同じ方角に向かえば、これほど強いものはない。思春期の若者にお仕着せでない心から感謝の念が芽生えれば、さらに人間的成長が期待できる。
 名実ともに新チームのスタート。暑さも本格的になってきた。この苦境を乗り越えることが成長の糧。夏の大会で、気候が我々の武器になるほどに、練習あるのみ。
2010/6/10 (Thu) メッキははがれる。鍛えるしか
 熱い日差しがやってきた。PTA期間も3日目で、この暑さ。疲労も日差しも動きを鈍らせる。しかし、手を抜くわけにも休んでいるわけにもいかない。支えるのは、自分たちが定めた目標のためだ。こういう状況のときこそ、真の実力がでる。いや、自分の本性がでるといってもよい。我慢強い性格、耐性がプレーにそのままあらわれるからだ。新チームになり順調にチーム作りは進んでいると思っていた。しかし、まだまだ、真の力にはなっていない。だからこそ、練習が必要なのだが、ひたむきな姿勢をいつまでも忘れず、鍛えに鍛えて鋼の強さを手に入れなければなるまい。明日はからは平常の授業。短期集中。
2010/6/9 (Wed) 走らぬハンドに勝利なし
PTA面談の合間にグランドに顔をのぞかせる。黙々と練習をこなす選手たち。グランドでは、新チームのデザインとして「走れるチーム」を目指している。しかし、その背骨になるのが、強固なディフェンスだ。そして、それには相手の速攻を遮断するディフェンスも含まれる。例年以上に脚力が要求される。「走らぬハンドに勝利なし」。しっかり走って夏に備えよ。
2010/6/8 (Tue) 探究心
今日から学級別PTAが始まり、午前中の短縮授業となった。新チームに変わり、選手の自主性が問われる黄金の3日間。この日の練習の様子で、1年後のチームの結果をうらなうことができるといってもよい大切な時間だ。勉強も授業さえ受けていれば成績が伸びるわけではない。教えてももらったことを自分自身でやってみる時間がなければ身にはつかない。ハンドの練習も教わったことや対戦相手から学んだことなどを自分の頭で考えてやってみなければ上手くはならない。その時間をいかに有効に使えるか。深く物事を追求する探究心が必要。
2010/6/5 (Sat) ゲームスタミナ
土曜講座の後の午後練の日。午後からの日差しのため、体力を消耗する。今年のテーマには、1日2試合分走りきる体力という項目を挙げた。目標とするところにたどり着くためには、欠かせないものだからだ。しんどい思いもしたことだろう。しかし、夏はもっと容赦なく暑くなる。今からの地道な体力強化がきっと夏への成果とかわるであろう。最初の踏ん張りどころ。
2010/6/4 (Fri) 迫力を出す
 日中の気温は高くなってきたが、日が沈む練習時間には心地よい風が吹き抜ける。すがすがしい気候のおかげなら、こんなにありがたいことはないが、集中した練習が行なえたように思う。集中力を出すためには、リズムよく攻めたり守ったりすることが必要。そのリズムを生み出すために、コート上に入る7人とベンチが一体となって、迫力をだすことも大切だ。「滝の生徒はおとなしい」といわれることがないよう、イメージアップも大切だ。
2010/6/3 (Thu) 練習が上達の唯一の方法
基礎練習を中心に平常の練習が続いている。新チームに変わりたてなので、まだまだ練習のなかでもミスが多い。多少は目をつむるが、そのミスで勝敗を分けてしまうことも公式戦では考えられる。どうすればミスが減らせるか?その永遠のテーマの答えはやはり練習しかない。多くの練習、多くの経験を積み、地道に力をつけていくしかないのだ。ハンドボールに王道はない。千里の道も一歩から。
2010/6/2 (Wed) 役割分担の重要性
 今年で12年目になるチーム。長年の試行錯誤の末、培われた伝統がある。チームは始まったばかりで、個々の技術習得を中心とした基礎的な練習メニューを実施しているが、その技術を活かすには、チームの伝統からうまれた役割をしっかり認識しなければならない。スポーツに完璧はない。失敗のあるのがスポーツだ。その失敗の原因をとことん突き詰めて向上していけばよい。勉強不足によるエラーは、勉強して補うしかない。自分の役割を全うしよう。
2010/6/1 (Tue) リズムよく、ハイペースで
 衣替えの日ではあるが、今年はまだまだ、制服姿の生徒も見かける。程よい気候で体の動きも良い。
 経験値のある選手も多い今年のチームは、チームのペースもハイペースで進む。それについてこられるスタミナが要求される。トレーニングを重ねなければならないところもあり、地道に練習を積んでいく。そしてそれに耐え得る強固な精神も必要だ。40m走を50本は厳しいが、50−0の試合なら同じ走力でも心地よい。リズムよく今のペースを守りぬけ。
2010/5/31 (Mon) 無駄はない
 本来は定休の月曜日だが、県大会中の休養日の関係で代替練習。怪我や通院などで全員は揃わなかったが、集中した練習ができたように思う。とにかく、我がチームが、目標に到達するためには、質を追求した練習しかない。質は、意識によるところが大半だ。どんな人数、どんな環境でも、目的意識を明確化して練習すれば、質は高まる。今週、天気予報には晴れマークが並んでいる。勝利に近づく1週間に。
2010/5/30 (Sun) 戦いは始まっている
 愛知県下のほとんどのチームが目標とするインターハイ予選の県代表が決まり、幕を閉じた。昨年は監督として最終日まで残ることができたが、今年は役員として最終日までの3日間、多くの試合をみることができた。今大会に限ったことではないかもしれないが、それでも延長や1点差の接戦が非常に多かったような印象を受ける大会だった。それだけ、上位の力が拮抗しているのであろう。そんな激戦の中で、上位進出を目指す目標を立てた。生半可な気持ちでは勝ちあがれない。覚悟を決めて突き進むしか道はない。来年のこの日まで。
2010/5/27 (Thu) 自律
 新チームになってはじめての木曜日。定例会議の日で、顧問不在となるが、選手のみでの練習でどこまで自分たちを律した練習ができるかが、チームの行方を左右する。会議後訪れたグランドには、選手のもくもくと練習する姿があった。すでにチームも5年目の円熟期。心配は無用のようである。今日の日のような練習を忘れずに、これからの自律的練習を続けて欲しいと願っている。
2010/5/26 (Wed) 理論と実践
新チーム、練習2日目。チーム運営も様になってきた。個々の力量のアップはもちろん、新たに導入した練習メニューの中で、頭を使って「理」を究めたい。例えば、ノーマークでも競り合った場面でのシュートでも決まってしまえば同じ1点。しかし、そこに思考があるのとないのとでは、50分間ある試合で再現性があるかないかという点で大きな差が生まれる。理をきめわめるに反復練習が必要。そして、それを身につけるためにも反復練習が必要。練習あるのみ。明日もがんばろう。
2010/5/25 (Tue) 始動
 昨日の雨も朝には上がり、新主将の下、新チーム始めての練習がグランドで幕を開けた。滝中経験者を迎えて3代目のチーム。さらには試合経験を積んだ選手も多く、期待も高まる。それでも、基礎からスタート。1年後には定めた目標を手に入れたい。あせらず、じっくり。新しい歴史を作る新チームの始まりを予感させる。
2010/5/24 (Mon) 新チームスタート!
 週が改まり、新しい1年が始まった。自分にとっての元旦は今日であるような気さえする。その1年の計をたてた。新チームの主将・副将も決まり、いよいよ、戦いの始まりである。目標は高く掲げた。先々代の記録を塗り替えたいという野心を燃やしている。目標以上の結果を出すことは難しい。その目標が大きな動機となり、チームを結束させ、強くしていくことであろう。覚悟を決めよう。1年後に歓喜に包まれるように。
2010/5/22 (Sat) 負けたという経験 答えは一人一人の中になる
滝 19(10-12,9-13)25 千種

 長い6年間が終わった。毎年毎年が真剣勝負で、命を削ってでも選手を支えたいと思ってはみても結果をだしてやれなかった監督のふがいなさを悔しく思う。
 思えば返せば、4年前、「出来事」は起こった。当時のことを思い返せば、胸にくさびがうちこまれた痛みが走ったことを昨日のことのように覚えている。新たな仲間を加えても試合のできるメンバーがそろわなかったのは初めての経験。さまざまな葛藤を乗り越えて本当に今日の日まで戦い抜いてくれたと感謝している。
 勝負の世界は非情なもので、「結果」が我々に現実を何度も見せつけた。しかし、その経験が我々を強くもしてくれたように思う。
負けたという経験も長い人生では、よい肥やしとなり、みんなに人間的な深みをもたらしてくれるだろう。試合に出られなかった経験も温かみのある温かい人間に育ててくれるだろう。この経験の答えはすべて、選手一人一人の中にある。そして、最後まで続けたという経験は、何よりの財産になると信じて疑わない。
 新たな目標に向かって、それぞれがスタートを切ってほしい。

応援に来ていただいた多くの関係者の皆様

本当にありがとうございました。指導者としてまだまだ未熟で至らぬ点も多々あったことをお許しください。また、精進いたしまして、満足のいく結果を残せられるよう、励んでまいります。今後とも滝高校ハンドボール部をよろしくお願いいたします。
2010/5/21 (Fri) 最後の決戦を前に
 いよいよ最後の決戦が明日に迫った。約130校の登録チームのある愛知県。そこにはさまざまな学校があり、さまざまな事情、さまざまな練習環境がある。そのなかでわずか1枚の全国大会出場権をめぐって戦わなければならないのが、高校スポーツ界の厳しい現実でもある。ただ、われわれは、自分たちのできる範囲内で最大限の努力はしてきた。そのことは自信を持ってよい。
 明日は思い出作りのセレモニーに行くのではない。目標を掲げそれに向かって使命を遂行するために行くのだ。可能性がある限り最後の最後まで絶対にあきらめない。強い思いを抱いていざ、勝負。
2010/5/20 (Thu) 全員で戦う
 今大会は20名の登録メンバーと当日14名のエントリー選手で戦う。
このテスト期間中、チーム一丸となって試験勉強との両立をはかり、選手は頑張ってきた。このチームで練習できるのも本当に数える日数になった。苦楽を共にした全員が1つの目標に向かって心を合わせ、試合当日を迎えたい。さあ、あと1日。
2010/5/19 (Wed) あらゆることを想定して
 考査中の特別練習が続く。今日は雨が降り気圧も低く湿気もあった。そのせいかは分からないが、1時間の練習でも足がつるものも出るほどであった。週間天気予報では、土曜日は晴れ。五月晴れなら、体も動き、汗で試合が中断することもあるかもしれない。集中力を持続させることも必要。
 最後の決戦。負けるわけにはいかない戦い。あらゆることを現象を想定しよう。天運も味方につけらるように。
2010/5/18 (Tue) 自分たちのスタイル
 テストも2日目。その経過とともに大会までの時間も刻一刻と迫ってくる。対戦相手も決まっており、「傾向と対策」を考えるのも勝利を目指す上で必要条件だ。しかし、あくまでも自分たちの練習してきたスタイルを守り通した上でのそれであらねばならない。1つの風穴からディフェンスが崩壊してもいけない。常に頭を働かし、対策面とスタイルの面と両立をはかろう。
2010/5/17 (Mon) 50分トータルで
 正規時間は30−10−30だが、県予選の1・2・3回戦は25−10−25で行なわれる。練習ゲームなどでは、25分1本や20分1本などで、勝ち負けを争い公式戦にむけてのトレーニングを積みことが多いが、本番は50分間での争いとなる。テスト期間中ゆえ、練習時間は短く、まさに集中力が問われる。前半に優位に立っても、逆境にたたされても、この最後の戦いをものにするのは、後半にあるように思う。
 「修証一等」とは道元の言葉。座禅の修行がそのまま悟りの体現ということ。今はできること(勉強)をやりぬくこと。それが試合でも結果となって現れる。
2010/5/14 (Fri) 波を抑える
 最後の勝負は一発勝負のトーナメント戦。相手よりも1点でも多く点をいれ勝利をものにしないと次には進めない。いや、それどころか、3年生はその時点でユニホームを脱ぐ過酷な戦いだ。個人個人に好不調の波があるように、チームにも波がある。ゲームの中にも流れがあり、流れをつかんだチームが一気に抜け出し勝利をおさめることもある。好調のときはよい。その波を継続させることだ。問題はなかなか波になかなか乗れないとき。じっと我慢をして、チャンスの到来を待つ。ハンドボールには満塁ホームランや3ポイントシュートはないので、じっとこらえて、耐えて、集中してプレーをするしかない。苦しいときはディフェンス、ともいうが、オフェンスでも同じ。集中力を欠いては元も子もない。忍耐力や持続力、最後はやはり、人間力。テスト中での最後の決戦への準備期間は過酷な状況だ。人間力を鍛えるチャンスでもある。
2010/5/12 (Wed) チームの結束
 テスト期間中のため、1時間のみの特別練習を計画し、毎日ではないが、決戦に向けての準備を進める。ここまでくれば、テーマは一つ。いかにして、本番でチームのベストを出せるか?だ。トップチームでも歯車が狂うこともありうる。完璧なチームはありえないかもしれない。しかし、短時間でできること、そして最も大事なことだ。悔いのないゲーム、結果を残せるチームになるには、それしかない。チームの力を今こそ結集しよう。
2010/5/11 (Tue)  新たな1ページ
 この日記のページも新たな1ページを記す。テスト週間に入り、気持ちも少し落ち着いた。机に向かう時間の中で、冷静に勝つための方策を考える。相手チームへの敬意もこめた意味で、今回の戦いは初戦からすべてをかけて戦わねばならない。だからこそ、我々の集中力もさらに高まり、目指すべき高みまで是が非でも到達したいと切に思う。
 新たな1ページを刻む。我々の誇りをかけて。