戻る - 参加 

顧問の練習日記です。

2009/4/11 (Sat) チームは1つ
 急激に暑さが増す。まつやに・両面テープの指先の感覚も汗で変わる。大会までの2週間でまだまだ気温は上がるだろう。その対策も万全にして臨みたい。
 現3年生は6年前に産声をあげた滝中ハンドボール部の1期生。部員数も歴代2番目の1学年18名いる大所帯だ。平日の練習では紅白に分かれてゲーム形式の練習をすることもあるが、もちろん大会は1つのチームとして戦う。6年間に培った人間関係を含めたコンビネーションが遺憾なく発揮されれば怒涛の攻撃力をもつことができる。大人社会でも大人数の組織は、少数グループ(派閥)を形成する傾向がある。しかし、今こそが、真の意味でをチームを一つにまとめるときだ。代々引き継がれるこの滝ハンドボールの伝統を築く誇りを持とう。
2009/4/10 (Fri) 修羅場のなかで
 本気で取り組む練習ほど技術を向上させるものはない。不本意な結果であればそれを乗り越える努力をすればよい。毎日の練習が修羅場のような環境だ。それほど選手の実力の差はない。この状況を続けられれば、きっと強くなる。全てを前向きに考えよう。みんなで勝てばよい。
2009/4/9 (Thu) リーダーシップ
 厳しい勝負の世界では、チキンレースのような心臓の強さが求められることがある。冷静にゲーム運びを考えることも勝つために必要な要素だが、ここ一番で絶対に1点を奪える火の玉のような熱い魂も必要とされる。これまでの現役時代の経験と10年にわたる指導者の経験から分かったことは、本当に強いチームなるには、両者が備わっていなければならないということだ。現チームはハンドボール経験は6年あり、前者においては長けているところもあるが、後者においてはまだまだ成長を待たねばならないところである。チームを勝利に導くためにありとあらゆることをやりつくしたか?後悔することはないか?自問自答を繰り返す。なりふり構わないがむしゃらさが必要だ。もっと勝気を前面に出そうではないか。
2009/4/8 (Wed) 強さの追求、うまさの追求
 ようやく宿題テストが終わった。汗ばむ陽気となった。大会までは3週間弱。最後の調整段階に入った。しかし、あせりは禁物。チームの弱点をカバーするだけでなく、まだまだ長所を伸ばすことを忘れてはなるまい。勝つためには強くなければいけない。そのためには常に全力を尽くす。あきらめは無用だ。そしてまた、強くなるためにはうまくなければいけない。ただ力んだり、考えもなくシュートをうったりディフェンスでラフに守るだけでは勝つことはできない。柔軟に思考を凝らした滑らかな攻撃が必要だ。両者をまだまだ追求できる。勝つチーム、負けないチームを目指そう。
2009/4/7 (Tue) 明日の準備
 陽気な気候にグランドに誘われそうになるが、まだもう1日我慢。明日までは宿題テストが行われる。廊下がすれ違う新入生の挨拶が初々しい。新たな出会いが我が部にも訪れることを期待する。
 明日は天気もよさそうだ。思いっきり体を動かせる。それまで勉強、勉強。
 
2009/4/6 (Mon) 日常力
 始業式とともに慌しい日常が始まった。それでも、リズミカルな日常は心地よい充実感がある。日々こつこつと蓄積していく技術や知識が気力を充満させていく感じがする。練習は今日明日と休みだが、宿題テストの勉強でいい意味でのリフレッシュをしてほしい。陽気な天気も気分を軽やかにする。日常で勝つための力を養おう。
2009/4/5 (Sun) 日常へ飛び込む
 短い春休みが今日で終わった。いよいよ明日から始業式。休み明けのテストをはさみ、日常が帰ってくる。新しいクラス、新しい仲間、少し新しくなった環境でこれまで通りの練習を続ける。2月から言い続けた習慣の力。それを実践する時がきた。勉強もハンドボールも日常こそが大切だ。1日の大切さをかみしめて日々を送ろう。
2009/4/4 (Sat) 攻撃のリズム
 ディフェンスをがんばり、速攻につなげ得点を取る、は理想的なパターンだ。守れなければ勝利はない。忍耐力や集中力、持続力など人間性も問われる。その原則を大切にしつつ現チームにはセットオフェンスのリズミカルな攻撃を重視してもらいたい。点を取れば、相手の速攻を防ぐことができ、ひいてはディフェンスにもよりよいリズムを与えるからだ。どちらが優先というわけではないが、高いレベルでの勝負となればなるほど、両面での高度な技術が要求される。ディフェンスもそしてオフェンスもがんばらねばならない。全てが1つにつながるリズムを奏でよう。
2009/4/3 (Fri) センスは磨ける
 午後からの高校入学式のため、式に参加する新高1生を交えての午前練習。グランドは春の陽気に包まれて体も軽やかに動く。春休み中に浮き彫りとなったパス技術。最もセンスが問われるものだ。センスというと先天的なものを思い浮かべる。もちろん、何も教えなくても球技センスでできてしまうものもいる。しかし、磨くことによってセンスは光るものである。磨くとはすなわち、練習だ。度重なる練習の中から最適な選択をできるセンスを磨く。努力は裏切らないはずだ。
2009/4/2 (Thu) パスの楽しみ
 今日は在校生の登校日。いよいよ本年度の準備が本格的に始まった。行事終了後は、新高1生を久しぶりに加えての練習。仲間の勢いに活気付く。
 いろいろな試行錯誤の結果、パスの重要性が浮き彫りとなってきた。ディフェンスをかわしてのパス、タイミングをはずしてのパス、パスができなければディフェンスを崩すことはできない。その技術の習得には、練習による経験しかない。課題が浮き彫りとなったことで、少しリズムがとれるようになった。パスの楽しみが、チームを救う。
2009/4/1 (Wed) 一流が一流を育てる
 新年度がスタートした。1年の計は元旦にありというが、学校はまさに今日が元日。学年が上がる今日、大きな1年間の目標を立ててみるのもよい。
 チームは、今、まさに、最終決戦を間近に控え、明確な目標に向かって、着々と準備を進めている最中である。ふとテレビでみたプロ野球野村監督の「一流が一流を育てる」という言葉が耳に残った。金田が王、長嶋を育て、王、長嶋が、野村を育てたという。戦いのさなかにいると周りのチームが「敵」に思えることもあるが、見方を変えれば、自分を成長させてくれる何よりの教材とも、同士とも思えてくる。感謝の思いがあふれて出てくるようなチームになれば、きっと強いチームになれるだろう。
 さあ、明日は新学年の準備の日。学内でも切磋琢磨。
2009/3/31 (Tue) 心機一転
 3月も早くも終了。明日からいよいよ新年度のはじまり。あっという間にすぎた1ヶ月間であったが、成長したところもまだまだこれからのところもあるように思う。新学年の自覚をもち、心機一転して、4月の練習に取り掛かりたい。予選までは1か月切っている。
2009/3/30 (Mon) 王国「愛知」で切磋琢磨
 選抜、春中で高校女子、中学男子の日本一チームが誕生した。県下のレベルは本当に高い。その中で切磋琢磨することで自分を磨く。高い壁の前で立ちすくむのではなく、それを打ち破るために前に進む。3月後半で少しまとまりが生まれた。しかし、まだ進化できるし、しなければならない。己の道で我を磨こう。
2009/3/29 (Sun) やっぱりリズム
 生い立ちも性格も違う7人の選手がコートの上では1つになって勝利という目的に向かう。チーム運営という点では、ベンチも含め、そのすべてが同方向を向く。美しいハーモニーを奏でるには、やはりリズムにのった小気味よい動きが必要だ。優雅におよぐ白鳥の水面のように、必死で行うディフェンスがその土台にある。そこから、テンポよい速攻、セットオフェンス、得点を重ねあげれば理想的だ。むらがなく、浮き沈みがなく、安定して力を発揮できるのは、そのリズムだろう。生活もリズム、ハンドボールもリズム、規則正しく明日もハンド。
2009/3/28 (Sat) 応用力
 春のチーム強化が続く。目標までにはまだまだやらねばならないことが多い。あせって結果を求めてもいけない。謙虚に自らの実力を見極め、身の丈にあったプレーを堅実にこなし、一つ一つ進歩していくしか道はない。当面の課題はさまざまな相手に適応して応用していく力だろう。春休みも残りわずか。大切に大切につかっていこう。
2009/3/27 (Fri) 一を聞いて十を知る
 以心伝心、阿吽の呼吸。これだけ多くの時間を共有していてもなかなか思いは伝わらない。1つの出来事から想像力を働かせ、どういうプレーをしたいのかその意図をくみ取ること、発信することが必要だ。監督と選手、選手間、まだまだコミュニケーションが足りない。互いに一を聞いて十を知る、謙虚な姿勢を求めたい。
2009/3/26 (Thu) エンジンをかけろ
 1日1日は何もしなくても過ぎていく。目的がある以上、無駄にできる1日はない。とくに、特別授業もなくなった今日から新入生出校日までの1週間は、チームの形をつくるもっとも重要な期間である。まずはその自覚を持て。そして、やるべきことをやる。気持に点火していないもののいる。今、魂を燃やさずしていつ燃やす。今、やるときだ。
2009/3/25 (Wed) 一所懸命
 暑くなったり真冬のような寒さに戻ったり、グランドの気候に鞭打たれながら春休み1週間が過ぎた。同じところにふみとどまり、中1から高2までともに汗を流してきた。それぞれのステージでそれぞれの目標。この鍛錬が次のステージにつながるきっかけになればと思う。
 あふれるもののなから「ハンドボール」を選択した同志。この一貫した組織が栄光への道につながるように思えてならない。
 OB会に出席できなかった卒業生がはるばる訪ねてきて「あいさつ」をしてくれた。不安と期待の入り混じる若人の笑顔で。私への何よりの贈り物だ。心の底から、夢をかなえさせてやりたいと思う。一所懸命に戦おう。
2009/3/24 (Tue) フレッシュな風
 滝高校の新入生を桜のつぼみが出迎える。今日は学校行事のため、高校生の練習は休みであった。中学生のフレッシュな面々と燦燦と降り注ぐ春の日光を浴びてグランドで練習に励んだ。
 テーマはディフェンスの組織化として、少し時間をかけてディフェンス技術の向上を目指したが、ある程度までは確立してきた。しかし、局面局面では個人のディフェンス力がでるし、発展途上のオフェンス力のため、中3生とゲームでは、大差がつけられてしまう。この悔しさを次の練習にどういかすか?心にも吹き荒れる勝利へのこだわりが大きな風となり、春の大会では滝旋風を巻き起こして欲しい。未来のエースに期待している。
2009/3/23 (Mon) TAKIハンドボールファミリー
 特別授業3日目。今日は卒業したOB8名もグランドにかけつけ、中1から高3まで6学年50名弱の選手が一堂に会した。午後からの練習であったが、時間は何時間あっても足りないほど充実した練習であった。この中高のハンドボールファミリーのつながりが勝利への鍵となる。大切にしたい人間の絆だ。
2009/3/22 (Sun) 這ってでも前へ
 特別授業中のため、今日も午後からグランドで練習をと計画を練っていたが、朝からの雨のため、断念。活動スペースも限られてしまうが、何とか、ランニングメニューやボール回しなどを取り入れて練習を敢行する。練習も長期にわたり、疲労も蓄積しており、追い込みと調整とのさじ加減が微妙だが、コンディションを整えるように短時間で練習は終了した。少しでも目標に近づいたと信じ、明日に備えたい。天候に悩まされるのはいつものことで、できない分の練習を意識を高めることでできるときに補うしかない。
2009/3/21 (Sat) change
 世間では三連休の中日だが、今日から春の特別授業が始まり、午後からグランドで練習を行った。やりたいことは山済みで、練習時間は本当に短く感じる。これまでの練習メニューに変化を与え、組織のなかで判断力を磨くことを目的とした。なれない練習で、失敗も繰り返し、弱点がえぐり出されていく。そこで判断のタイミングや決定を誤らないようにすれば、ミスは減っていく。
 対戦相手は各チーム変わるもの。その変化に対応できなければ前半で勝負は決まってしまう。この変化に対応する応用力をこの特別授業中の課題としたい。
2009/3/20 (Fri) 気持ちを形に変えるには
 1月の県大会が終わってからも決して手を抜いていたわけではない。テスト期間はあったものの継続して練習してきた。高い目標を掲げるだけに意識も高い。しかし、結果が伴わないと気持ちはつらい。悔しい思いが胸をしめつける。その思いをどう形に変えるのか?練習。集中。考えられるできることをすべて行う。とにかく、具体的な形に変えることだ。練習あるのみ。
2009/3/19 (Thu) 次なるステージへ
 終業式を早々と終え、午前中から練習に入る。会議のため、グランドに行くのは遅れたが、メニューを黙々とこなす。徹底した「個」の技術のこだわりで、この春の成長を追い求める。その強い個のコンビネーションでさらに強い組織を構築する腹積もりだ。
 午後からは、中学2年生を主体とした練習に「臨時コーチ」として参加。高校でも行っている基本練習で「個」の充実を目指す。中学生もこの春休みの間に組織固めに入りたいと思う。
 丸1日、中高5学年の指導に当たれる。1日の幸せをかみ締める。明日が待ち遠しい幸せな日々だ。
2009/3/18 (Wed) 妥協はゆるさじ
 つらいとき、人間は本性を現す。みせかけの正義感や責任感は、めっきのようにはがれる。世の中には自分よりも強いものは五万といるし、到底かなわない相手もいることだろう。しかし、それとも戦っていくためには、本性から「勝ち」にこだわる強い魂が必要とされる。怠け心や手抜きとは徹底的に戦わなければならない。一人でできなければチームで。戦う魂をつくる。
2009/3/17 (Tue) しがみつけ、目標に
 汗ばむ陽気となった。気温が無意識に選手の体力を奪いはじめる。折からの疲労の蓄積もあり、集中力にかける場面もみられた。春の練習も2週目に突入。疲れも分からなくはない。しかし、そこで終われば、目標到達も覚束ない。一人できないこともチームでならすることができる。あきらめるや降りることはいとも簡単にできる。目標にしがみつけ。それをチームに浸透させよう。
2009/3/16 (Mon) 再び原点
 学校行事のため、午後3時からのグランド練習。予定を変更しての練習であったため、中3を除く高1・高2の2学年での練習となった。時間も限られていたこともあって、原点に立ち返り、基本練習を繰り返す。単調だが成果も出始め、期待も膨らむようになってきた。強豪校に引けを取らない個の力を導くためだ。すべては「目標達成」のため。それを基準にものごとを考えれば、今を乗り切ることができる。
2009/3/15 (Sun) 頭と体の連動
 疲労が蓄積すれば、体が重くなり、それにともなって頭の動きも鈍くなる。良いプレーができなくなり、ますます疲れも増していく。物事を考える頭も「身体」の一部である。同じ練習メニューをこなしていても、主体的に考えてプレーをする選手はより良いプレーをすることができ、体も軽やかに動かすことができ、それゆえさらに良いプレーを生み出すことになる。誰もが同じような状況にある。しかし、考え方次第でその状況を絶好のトレーニングに変えるものもいれば自ら苦しみに化してしまうものもいる。心と体、頭と体は連なっている。体を動かすのも自分、体によって感じるのも自分、とらえかた次第で自分は変わる。チームも変わる。
2009/3/14 (Sat) 習慣の強さ
 2週間のテスト期間で、ハンドボールから少し離れた生活を送った。テストがあけて数日たったが、基本に徹した練習を繰り返し、少々実戦からは離れた。もちろん基礎があっての応用で、今の練習が無意味なわけでは決してない。だが、やはり勝負事は実践の中で相手に勝つことが求められる。言葉は適当ではないかもしれないが、だます、出しぬくという要素も当然含まれる。そういう環境のなかで、だましあい、出しぬきあいも習慣化してしまおう。習慣は強い。日々を大切にするということは、強くなることを意味する。
2009/3/13 (Fri) かけがえのない時間
 午前中の学校行事の途中にしとしとと雨が降り始め、午後からの練習はできなくなった。休養をプラスに変え、明日を糧にかえていきたい。
 時間の制約はときには、あせりを生み出すが、日々を大切に過ごすしるべともなる。高校生活も、自分の人生の中ではかけがえのない時間で、辛くても我慢してもすべてが長い人生の財となると思う。決戦の日が日々の重みを増してくれる。練習していても練習できなくても勝ちにつながる充実した生活を心がけたい。
2009/3/12 (Thu) 自由と秩序
 終業式はまだだが、午前中の行事を終え、今日も午後から平常よりも多い時間練習できる。あわてず急がず、かといって時間を無駄にせず、定めた目標に向けて着実に歩を進めていく。昨日に続きOBの練習参加もあり、人数も増えたことから、グループ分けを行い2ポイントで練習を行う。
 人間は自由を求めるもの。しかし、社会生活を営む上では、個人の強すぎる自由の主張はときに社会性に反することもある。かといって、がんじがらめの規則の中では短期的な結果は出るかもしれないが、持続する組織はできない。その微妙なバランスが必要とされる。自由の中での秩序、秩序を重んじる自由、それこそが選手が主体的に行える練習となる。グループ練習を成功させるのは、各自の意思にある。明日は天候が不安であるが、勝利に近づく1日にしたい。無駄な1日はない。
2009/3/11 (Wed) 気持ちで変化
 定期考査後の「家庭学習日」が今日まで続き、今日は午後からグランドで練習した。考査空け後三日目の練習であったが、まだ疲労感はなく、小気味よい動きで練習に励んでいた。受験を終えたOBも練習に参加。勉強でブランクはあるものの染み付いた技術はなかなかのもので現役により刺激を与えてくれた。同じ顔ぶれ、同じ練習メニューでマンネリ化しないためには、自分自身の心の変化が必要だ。つまり、チャレンジ精神を持つことだ。例えばポジション、例えば自己設定の目標、テーマなどなど、自分自身の心は変幻自在だからだ。
 明日は、3日ぶりの登校日。運命の成績発表も迫るが、文武両道で結果を出せると信じている。
2009/3/10 (Tue) 目標に向かうには
 昨日テストが終わり、強風が吹き荒れるグランドで練習した。2週間のブランクを感じさせない軽快な動きが見られるようになった。これからしばらく長めの練習時間が確保できる。疲労との戦いもあるだろう。うまく付き合っていくためには、規則正しい生活を送ることだ。眠気眼では練習効果も薄くなってしまう。勝ちたいのであれば己を律するのは、当然のこと。勝つために食事にもノルマを課すチームもあると聞く。公開しないためにも、勝つための生活習慣を心がけよう。
2009/3/9 (Mon) 土台作りから
 待ちに待った練習再開の日を迎えた。はやる気持ちを抑え、今日は基礎練習に終始する。ハンドボールで使う筋肉、身のこなし、判断力をハンドボールで身につけてもらいたいからだ。単調な練習をいかに意識を高めて行うか、が今後の目標到達を左右するといってもよい。この練習を乗り切るのがチームの力だ。
 最初の一歩を踏み出した。まだまだ難局も迎えるであろう。この土台がしっかりしていれば乗り越えることもできる。
2009/3/8 (Sun) 最後まで
 いよいよ春の到来。しかし、テストはまだ1日ある。明日の午前中の教科は残りの1分1秒まで集中して試験に臨むこと。
 しかし、これほど待ち遠しい時間はない。同じ2週間でもこの時期の2週間は非常に長くも感じる。あせらずしっかりとペース配分をして4月の予選、5月の県大会にピークをもってこられるようにチームを仕上げていかねばならない。過去のチームをみてもこの時期の取り組む方、考え方、目的意識で結果は左右されている。
 上昇を目指す「道」は、勉強にせよスポーツにせよ仕事にせよ、必ず雪山の登り坂のようなものである。現状維持でも滑り落ちてしまう。毎日毎日、こつこつと前に歩み続けなければゴール(目標)に到達することはできない。旅路の支度をして、歩を進めていこう。
 
2009/3/7 (Sat) 脳で勝負
 テスト週間で2週目の週末となる。時間的には先週よりも余裕はあるかもしれないが、自分を追い込む「勝負」の時間と考え、無駄にせず勉強に取り組んでもらいたい。
 今日も束の間の時間に読書を続ける。『ビジネス〈勝負脳〉』(林成之著 ベスト新書)を読んだ。北島康介選手にも伝授された勝負脳の鍛え方。リーダーは脳の特性まで理解しなければ「根性論」に陥ると手厳しい。指導者自身に「勝負脳」がなければ、組織は勝負できるものにはならないという。自省を込めて読んだ1冊。週末も勉強で勝てる方策を探る。
2009/3/6 (Fri) ラストスパートにむけて
 定期考査4日目。このあと土日をはさみ1日の日程で学年最後のテストが終わる。新年度、春の宿題考査はあるものの、例年、総体予選までまっしぐらで突き進むことになる。気ははやるかもしれないが、週末を含めあと3日、勉強への集中を切らしてはならない。「脳とは身体である」という茂木健一郎氏の『脳を生かす生活術』(PHP研究所)を読んだ。(何とかテスト中の1日1冊も習慣化できた。)活き活きと生きていくためには脳を喜ばせなければならない。脳を喜ばせること、それは「偶有性の海に飛び込むこと」。偶有性とは、パターン化されたものではなく、新しい人や知識との出会いのこと。勉強とは、新しい知識との出会いに他ならない。たとえ暗記であっても、「負荷→忍耐→達成!」のサイクルで、脳には栄養となるのである。最も印象に残ったのは「人生を自分らしく全うするためには、一生続けられるものを見つけなさい。」ということ。そして、それは「一生愛し続けられるものを見つけないさい」と置き換えられるともいう。
 愛してやまないハンドボールのためにも、土日は脳への栄養(勉強)を!
 
2009/3/5 (Thu) 人間性の根を伸ばす
 考査も中日の3日目。教室の生徒にもまだ余力が見られるが、無意識に疲れもたまる頃、油断大敵。最後まで自分のペースで乗り切ることを祈る。
 卒業式に来賓祝辞でふれられた『心眼力』(野口嘉則著 サンマーク出版)を読んだ。私たちがりんごの木をみるとくその幹や枝葉、果実に目がいくが、それを支えているのは地下にある「根」である。目に見える数字や順位で人間を推し量ってしまうが、その「根」にフォーカスをあてるのが「心眼力」なのだそうだ。
 机に向かってがんばる姿勢、チームの勝利のために努力を惜しまない姿勢、その意識が深い根をはり、やがて大きな花や実になるのである。がんばりどころは今まさにそのとき。
2009/3/4 (Wed) もし、はない。
 考査2日目。必死の戦いは始まったばかりだ。今日も勝利のために読書をする。半歩でも1ミリでも近づくために。
 スポーツに怪我は付きもの。現役時代、大きな怪我はなかったが、怪我で別メニューをするときほどつらい時間はなかった。エコノミークラス症候群と戦いながら現在も現役を続ける『病とフットボール』(高原直泰著 角川新書)を読んだ。エコノミークラス症候群とは、長時間同じ体勢を続けると血栓ができ、肺などに詰まって炎症を起こす病気だ。血栓を溶かす薬を飲むことによって接触し出血をするスポーツは禁じられる。著書は、そのため、ワールドカップ代表選考にもれた。しかし、全く後悔はなかったという。『「もし」という言葉は自分にはない。次の明確な具体的な目標が自分を救った』、という。
 怪我の際のメンタル面での克服はもちろんのこと、いろんな場面にもあてはまる考え方だ。あとで後悔するよりも、次なる目標に向けていくほうが、心もすっきりする。目の前の具体的な課題にとりかかれ。
2009/3/3 (Tue) 人を磨く
 今日から第5回定期考査がはじまった。選手一人ひとりの奮闘を祈るばかりだ。今日も普段の練習時間を読書に充て、先人から成功の秘訣をさぐる。『試練が人を磨く』(桑田真澄著 扶桑社文庫)を読む。95年に書かれた本で少し内容は「歴史的」なものもあるが、すべての試練を人間力を磨くチャンスととらえる姿勢が心にしみわたる。ボールに語りかける言葉も「ありがとう」という感謝の言葉だそうだ。
 勉強にせよ、ハンドボールにせよ、思うように進むことは少ない。その1つ1つを他人のせいにしてもはじまらない。すべてが自分を成長させてくれるチャンスと考える。いく人かの成功者に共通する「考え方」のようだ。このテスト週間も人間力を磨くチャンス。考えようによって、チームの勝利に直結する。
2009/3/2 (Mon) 卒業は新たなスタート
 晴れ渡った青空の下、第9代の9人の選手が滝学園を巣立っていった。涙ぐましい若者の日常があったからこそ、今日の卒業が喜びと変わる。選手に伝えることは、5月にスカイホールで伝えきった。これからは、学園を卒業しOBとして、この滝高校ハンドボール部を支えていって欲しい。1代下、2代下の後輩のみでなく、代々続く後輩たちにも熱いエールを送り続けて欲しい。 まだ、合格発表の残るもの、進路が未確定なもの、人生の岐路にたつもの、さまざまだが、今日がある意味で新たなスタートとなる。きみたちの先輩たちが部旗に刻んだ言葉、「仲間を信じ、己を信じ、」がはなむけの言葉であると同時に私自身に向けた永遠のテーマだ。その「仲間」に加わる君たちの未来を信じている。
卒業おめでとう。

  ハンドボール部ご父兄のみなさまへ。
 3年間の長きに渡り、滝高ハンドボール部の活動にご理解をいただき誠にありがとうございました。みなさまのご協力なしにここまで来ることはありませんでした。中3、高1の頃、第4グランドに笑顔で訪れてくれた選手のあどけない表情が昨日のように思い起こされます。ハンドボールを通じて選手には、全力でぶつかってきたつもりでいますが、何分、発展途上の顧問ゆえ至らぬ点が多々あったと思います。そんなときにも暖かく選手を送り出していただいたご父兄の皆様には感謝の言葉もみつかりません。本当にありがとうございました。心よりお礼申し上げます。
2009/3/1 (Sun) 自分
 心配が尽きない第5回定期考査は火曜日から始まる。この週末の選手の頑張りに期待するしかない。卒業生は、明日がいよいよ制服を着て滝学園に通うう最後の日。どんな気持ちで今日という時間を過ごしただろうか。
 ご飯を食べるのもトイレに行くのも、誰かが代わりに行うことはできない。勉強もしかり、卒業式で祝われるのもしかり。そう考えるとたった一人の自分の尊さを実感するだろう。自分の無力さだけが身につまされるが、選手たちのがんばりも信じているし、卒業生にも心からの祝福を送りたい。
2009/2/28 (Sat) 感動と感謝
 電車の中で花束をかかえる制服姿。今日、卒業式を迎えた学校の生徒であろう。厳しい寒さもやわらぎをみせ、コートも手放すときが間近になった。
 ある友人の結婚式。お決まりという言葉はそぐわない花嫁のご両親への感謝の言葉。演出ではない純粋な感謝の念が会場を包むからではないだろうか。心の琴線にふれる感動は、感謝の念をなくしてはないように思う。横柄にならずへりくだり、すべてのことに感謝する、そのことの大切さを感じる1日であった。月曜日は、卒業式。
2009/2/27 (Fri) 強い指針
 週末を迎え、生徒の表情にも安堵がみえる。土日もペースを乱さず、頑張ってもらうことを願うばかりだ。
 マイナースポーツという点ではハンドボールと共通項の多い、フェンシングの銀メダリスト、太田雄貴著『騎士の十戒』(角川書店)を読んだ。自分の愛してやまない競技の真髄である騎士道と日本の武士道を深く理解し、その共通項を指針としてあくなきチャレンジを続けている。
正義、勇気、慈愛、高潔、誠実、自制心、礼節、統率力、忠誠、清貧がその十戒だ。自分にも選手にも言い聞かせなければならない徳目ばかりだ。豊かな社会で忘れがちなのが清貧で、質素な生き方もまた美しい。
 学校では卒業生に向けて「学園報」が配布されたが、今回も新人戦優勝のため、写真入りで掲載された。配布後に、早くも反応があり、ある生徒から声をかけられた。こうして、地道にでも活動が一般生徒にも知れ渡っていくことは本当にうれしい。マイナースポーツのつらいところでもあるのだが。騎士道には「ノブレス・オブリージュ」というものがある。高貴な者が社会に果たす義務だ。わがハンドボール部も学園の中でリーダー的組織になるのであれば、その社会的義務を果たさねばなるまい。それが、今は、自身を磨く勉強であることはいうまでもない。
2009/2/26 (Thu) 選手の思い
 真剣勝負の舞台が用意されている選手としてプレーをしていた期間は短かったが、チームの中には、色々な考え方、取り組み方、性格、キャラクター、さまざまな人がいて、それでもチームの勝利のために1つになっていくことを経験することができた。指導者になってからちょうど10年目。何人もの選手と出会ってきたが、それらを1つにまとめるのは大変なことで、現役時代にもっと指導者の立場にたった振る舞いができていたらと、後悔の念が絶えない。他競技の指導者本に共感できる年代や立場になってきたが、「現役選手」の気持も振り返ろうと、『自然体』(遠藤保仁著 小学館新書)を読んだ。日の丸を背負う選手の重圧の中でも「楽しむサッカー」を追求する「自然体」の姿勢。選手には選手の様々な思想がある。それでも選手も指導者も1つの方向に向かわせるのが指導者の力量だ。まだまだ人間として修業を積まねば。テスト週間は指導者としての「勉強期間」ととらえ、明日もまたともに学ぼう。
 
2009/2/25 (Wed) 前向きに
 日曜の新聞の書評に載っていた押切もえ著『モデル失格』を読んだ。恥ずかしながら、著者のことは知らなかったが。90年代の後半に教師になった自分にとっては教え子1・2年生世代にあたり、当時はアムラーやルーズソックス全盛期のころで、その頃の世代がどのように考え成長したのか、当時の教え子たちを思い返しながら読み進めた。「モデル失格」は、著者の尊敬する太宰治の「人間失格」からつけられた名。昨日の「有限を知る」と同様に自分の弱さを知り、そこからトップモデルに成長したという。
 厳しい環境に身を置くわが選手たち。今のテストに向かう環境を乗り越えてこそ栄光はある。残された時間は刻一刻と少なくなっていくが、質を問う練習がこの後できるチャンスがやってくると信じよう。
2009/2/24 (Tue) 有限を知ることが無限の一歩
 学年行事の進路の説明会でのメッセージ。「有限を知ることが無限(の可能性)の第一歩」。自分の言葉ではないので、正確な言い回しではないかもしれない。古代ギリシアの哲学者ソクラテスの「無知の知」(私は何も知らないということを知っている)にも通じているように思う。数年前「自分探し」なる言葉があふれたが、ある人いわく「玉ねぎをむいているようなもの」。結局は、何もない。謙虚に今ある自分を受け止める。全員が東大に行けるわけでも有名人になれるわけでも全国優勝できるわけではない。足もとのおぼつかない「夢」は幻想にすぎない。しっかり足場を固める。そしてできることを1つ1つ積み重ねていく。その積み重ねが岩をも溶かす大きなエネルギーになるのであろう。小さい人間と卑下する必要もない。人間は考える葦である。
2009/2/23 (Mon) 勝ちパターンの応用
 社会の中では、いわゆる「体育会系」の人たちが畑違いの分野でも成功をおさめていることが少なくない。学生時代の旧友たちも、バイトや資格試験に時間を使ったものよりも、1つの種目(競技)に人生をささげたものほど、会社や組織でも活躍する場面が多いと聞く。集中力や情熱は生きる力になるからであろうが、「勝ちパターン」というのを心得たものが他分野でもそれを応用できているからではなかろうか。
 まだ、志半ばのチームではあるが、小さな成功体験は積んできたチームだ。その成功までのプロセスを思い出し、勉強に応用してほしい。必ず、目標は到達できる。
 明日からいよいよ考査発表期間。
2009/2/22 (Sun) 工夫次第
 天下分け目の大決戦とは大げさかもしれないが、来週からいよいよ第5回定期考査期間に突入する。ハンドボールの練習とは、しばしお別れ。習慣化し技化した日々の生活がかわるため、練習できないのはさびしいが、腹を据えて勉学に励んでほしい。
 社会に出れば仕事も同じで楽しいばかりの仕事はない。あるビジネス書でこんな記事をみつけた。「おもしろくない仕事はありえない。おもしろくない仕事をする人がいるだけで、仕事はおもしろくできるのだ」。勉強も楽しいばかりのものではないが、たとえ数%でも面白みを見つけ、のめりこんで勉強してほしい。すべては工夫次第!その工夫する想像力は40m×20mのなかでも必ず発揮できる。
2009/2/21 (Sat) 壁を壊す、壁をつくる
 何度もはねのけられてきた県の厚い壁。最後のチャンスに望みを託し、チームで挑戦する。そのためにあえて「壁をつくる」。自分自身の中に「ハンドボール」と「勉強」の壁を。いいかえればメリハリを今以上に明確にすることだ。その時間には自らが一体化し埋没するほどの集中力を発揮することだ。過酷な勝負のときはまだまだ続く。
2009/2/20 (Fri) 熱中する
 昨夜からの雨のため、グランド状態は微妙な状況であった。修復作業を行えば練習を行えたかもしれないが、現在のチーム状況を考え、勉強会と軽い調整で練習を終えた。
 ウインターカップが終了してからのターゲットを3月2日からの第5回定期考査に定めた。「習慣化」を合言葉に、いつもより早めにテスト勉強に取り掛かるようにした。しかし、習慣化には「マンネリ」という敵が待ち受けている。これを克服するのは、「短期目標」による達成感とあくなき「好奇心」だ。ある脳科学の本では、「仕事ができるヤツ」の脳は、「行動性」や「体重」と知能は無関係と結論付け、「好奇心」や「注意力」が重要なファクターになっている。好奇心を持つことが「能力」全般に影響を与える。熱中できる力こそ、ハンドにも勉強にも役立つ。ハンドにも勉強にも熱中する。これは1つのことなのだ。
2009/2/19 (Thu) 行動を
 木曜の定例会議の日。目標を下方修正しないチームにとっては1日でも練習時間を確保したいが、テストの近づく今日は練習を休み、休養日にあてた。帰宅後、家でどれだけ勉強しようと、学校でする勉強時間にはかなわない。学校では1日机の前にいるのだから。練習と同じく、頭を使って授業を受ければ、その効果は歴然だ。
 明日から行動を。お天道様ののぼっている時間こそが真の勝負。
2009/2/18 (Wed) 頭のフェイント
 冬型の気圧配置が舞い戻った少し寒いグランドも数分の運動で半そでになる選手も出る。今日も3学年が一つのメニューでオールコートを駆け回った。勝敗を決める球技である以上、だましあい(フェイント)はつきもの。いかに相手を出し抜くかが問われる。最近読んだ『最後の授業』(ランディ・パウシュ著)に、「頭のフェイント」という言葉があった。そのときは大切と思わないが後で大切だと気づかせることをいう。スポーツには頭のフェイントが満載だ。じわりじわりと大切なものを体得して欲しい。
2009/2/17 (Tue) 陽の当たるときに
 昨日に引き続き寒さが舞い戻ったグランドで練習。怪我の治療によりグランドを離れることになってしまったが、冬の太陽をあびて少しばかりの前進を続けられる雰囲気を感じさせた。
 何かの本で読んだのだが、もともと人間は電気などなかった時代、太陽の光に合せた生活リズムをつくり、それが現在にまで染み込んでいるという。世の中、誘惑も多くついつい夜更かししてしまう環境もあるが、それをこらえて、「まずは」目の前の課題をクリアして欲しい。第5回定期考査まであと、14日。
2009/2/16 (Mon) 心を定める月曜日
 1週間が始まった。寒さが舞い戻った肌寒い週の幕開けだが、三寒四温で春は到来するのだろう。3月の足音が近づくと卒業式、そして学年末考査も近づく。週末に選手に伝えたが、我が滝高校で、目標達成を実現するためには、内発的な動機による文武両道しかない。部活動も学習面も全力を尽くし、なおかつそれを習慣化する覚悟を決めることだ。活動のない月曜日。心を定めてスタートをきろう。
2009/2/15 (Sun) 「言い訳」をすてる
 自分に不都合なことがおこるとどうしても言い訳が出てしまう。しかし、この「言い訳」を極力しないようにするとどうなるか。物事の目的や目標、結論があり、そこから逆算して考えるようになる。朝ごはんを食べる時間がなかったから遅刻した、ではなく、朝ごはんを食べる時間を考慮して早く起きる。朝、眠いのであれば少し早めに寝る。事前に準備することができる。試合の日程は決められている。それに応じて、準備の進め方も決められていく。「成功」の反対は「失敗」ではない。失敗は成功に至る過程の一つの出来事にすぎない。成功の反対は「何もしないこと」だ。言い訳を捨てる覚悟。成功への第一歩。
2009/2/14 (Sat) 勝負所をみきわめる
 4月の予選、5月の県大会に向けての準備を続ける。昨年から試合出場の経験を持つ選手が残る現チームでは、これからの戦い方の難しさは肌で感じていることであろう。他チームも最後の大会と位置付けて戦ってくるため、接戦になることも多い。力が10あるとして、小出しに1づつ出していくよりも、勝負所を見極めて一気に7や8の力を出し切って勝負を決めるという戦い方もある。勝負どころも見極めや集中力、ラストの戦いでは、まさに「勝負師」に徹することも要求される。謙虚に勉強し集中力を高める人間性を磨く。春までの大きな課題だ。
2009/2/13 (Fri) 教えるということ
 怪しげな雲行きのなか、何とか1時間程度の練習を行う。こういう1日も大切にしていきたい。同じメニューを1時間程度繰り返しながら、そのポイントを伝える。「チームへの浸透」をテーマにあげると、上級生が下級生に練習のポイントを整理して伝えている。「教える」ということは、難しい。アインシュタインの名言に次のような言葉がある。

 教えるということは、こちらが差し出したものがつらい義務ではなく貴重な贈りものだと感じられるようなことであるべきです。

 小さな先生たちの「教え」に期待する。教えることは学ぶこと。
2009/2/12 (Thu) ウィン・ウィン
 昨日の雨で少しぬかるむグランドで、何とか練習をした。現在のうちに、考え方(骨格)の部分を固めたいという思いからだ。失敗もOK。どんどんチャレンジし、バランス感覚や視野の取り方など、力よりも頭を使うハンドボールを心がけたい。
 第5回定期考査も刻一刻と迫る。今年度は、テストにおいても「勝負」と位置付けている。しかし、時間は誰でも平等に24時間しか与えられていない。この2つを追い求めていてともに達成できる道は、「チームワーク」しかないという答えにたどりついた。総体での目標・勉強での目標。ともに達成するウィン・ウィンの道だ。ともにチームのために我慢することもあるかもしれない。しかし、この2月を乗り越えないと春はない。日々、習慣化するまで己と戦え。
2009/2/11 (Wed) 習慣化へ挑戦
「組織は監督の器より大きくならず」の帯にくるまれた『あぁ、監督』(野村克也著 角川書店)を読んだ。監督の器とは、その競技への愛着、理論、のみならず、人間性も包含している。勝てない理由はすべて自分にあると受け止め、あらゆる方策を今後も探る。
 ウィンターカップ(一宮・尾西地区高等学校ハンドボール競技会)の後、第5回定期考査までを、総体に向けての足元を固める時期ととらえ、全員にその浸透させることを考えている。習慣化は絶大だ。勝ちにつながるあらゆることを習慣にする。結果はすぐには出ないかもしれないが、かならずや結果がでることを前主将が教えてくれた気がする。
2009/2/10 (Tue) 骨組みと肉付け
 今年度の大会が全て終了し、学校の大きな行事としては年度末の第5回定期考査を残すのみとなった。この考査の意義は、いろいろな意味で非常に大きい。この勉強で結果を残す道と、総体で目標を達成するための道を両立させるため、過酷な道を歩むことを課す。子どもにとって歯磨きは面倒なものだが、習慣化すれば、逆にしないと違和感を覚えるもの。練習も勉強もみんなの力を借りて習慣化をはかりたい。
 さて、その練習だが、県大会での反省を踏まえ、骨組み作りを先日の大会までしてきた。まだ、その骨組みが確立されていない中3生にも積極的に働きかけ34名全員が理解するようにつとめて欲しい。その骨組みにこれから肉付けをしていく。個々の能力を最大限発揮できるようにする。考査があけるまでこのテーマに沿って練習を実施していくつもりだ。無駄にする時間は少しもない。目標達成の行程を歩んでいく。
2009/2/9 (Mon) リフレッシュ
 大会が終わり、今日は昨日の中学入試の都合で高校生は家庭学習日。業務の合間を縫って中学生の練習に参加。中2主体の新チームとゲーム形式の練習を行ったが、驚くほどの成長をとげていた。これから勝負の世界の荒波にもまれれば、さらなる成長も見込める。非常に頼もしい限りだ。
 1月の重苦しい雰囲気も消え、明るい材料も多い。一度リフレッシュした気持ちでこの2月を過ごしていきたい。