2007/12/6 (Thu) |
小さな我、大きな我 |
今日は、終礼前に急用が入り定例会議も相まってまったくグランドにいけない1日となってしまった。テストも終わり県大会を1カ月後に控え士気を高めていく大事な時期で申し訳ない思いでいる。しかし、今後も受験指導や面談などでグランドに行けない日も今後多くなることも予想される。勝負事にまやかしは通用しないことは選手も知っていることであろう。 大げさな話かもしれないが、人生は、自分のしたいことだけできるわけではない。ときには我慢をし、大きな枠組みの中で自分を発揮していかなければならないこともある。大きな輪の中で自分を発揮してこそ、大我となる。選手と私はチームという輪にもいるし、学校という輪にも属する。小さな我だけでなく、大きな我になることも結果的にチームの勝利につながると信じる。 |
|
2007/12/5 (Wed) |
次なる目標に向けて |
第4回定期考査が終わった。昨日から冷え込みが厳しくなったが、それでも時折見せる太陽のおかげで、体を温め日没まで練習を挙行することができた。 本日は、目標とする県大会の組合せ抽選会の日でもあり、委員の先生から対戦相手もお聞きした。郵送でとどき次第、ホームページでも掲載する予定だが、目標とする県ベスト8進出を達成するには、今後の調整が左右する。強豪校には変わりはないが、その分やりがいもある。 あの優勝の感動をもう一度味わいたい。練習時間は短いが、集中して地道に力をつけるしか道はない。 |
|
2007/12/4 (Tue) |
前進あるのみ |
悲しい出来事があった。言葉では尽くせないやるせない思い。 しかし、今、僕たちができることは、悲しみを乗り越えて前進することではないだろうか。前へ前へ。
2日間、日記を書くのを自粛させていただきました。 |
|
2007/12/1 (Sat) |
伝える技術 |
あっというまに今年も師走となった。テストも残り3日間。来週には練習再開となり、県大会に向けての練習が再開する。年明け1月12日に大切な戦いがあるため、とりたてて年末を感じるわけではないが、2007年という年を自分の成長と照らし合わせじっくり1ヶ月間、整理と準備をしていってほしい。準備には、予選で露呈された多様なディフェンスシステムに対応する応用力の育成も含まれる。極論をいえば、1対1で相手に負けなければ試合でも負けない。個の強化。そしてそれをサポートする組織の力。そのためには、個の伝達力も必要とされる。論理的、客観的に自分の意志を伝えるには、自分の論理力が必要とされる。サッカーの世界では、すでにピッチの外で「言語技術」を鍛えるトレーニングが始まっていると聞く。目の前の国語、英語、数学(論理的思考力)などは、まさに、うってつけの教材だ。 |
|
2007/11/30 (Fri) |
孤高の世界へ |
テスト2日目も無事終わり、土日の「休息」を挟む。いや、休息ではなく、さらに追い込みをかける時かもしれない。勉強は孤独だ。勉強だけではなくチームスポーツも究極の世界では孤独なもの。もっといえば、人生そのものが孤独なものかもしれない。高みに立てばたつほどその孤独感は深まるのかもしれない。しかし、それに耐えてこそ、大業を成すことができる。 この週末、もちろん、チーム練習はできない。孤高の世界で自分への挑戦。 |
|
2007/11/29 (Thu) |
自分だけの絶対評価 |
今日から定期考査がはじまった。1・2年生の試験監督にはいけないが、受験生の高3生は最後の定期テストとあって真剣なまなざし。悔いの残らぬよう全力を尽くして「戦って」ほしい。 学校の成績は席次(順位)がつき、上がった下がったと一喜一憂する。もちろん、それも大事な指標の一つで、それをモチベーター(動機要因)にすることも励みになるであろう。しかし、本当の戦いは、勉強もスポーツも自分自身にある。女子ソフトボールのエース上野由岐子選手は、「人に負けてもいい。しかし、やるべきことをやらない自分の弱さには負けたくない。」と語っている。他人との相対的な評価よりも、自分自身の絶対評価を重視している。 イチロー選手は、「長く続く強い発見は、凡打をして、その凡打の理由がわかった時」と述べている。失敗からも多くのことが学べる。 |
|
2007/11/28 (Wed) |
5つのP |
試験前日。試験に臨む準備はできているだろうか。 イチロー選手は、試合前後に丹念に時間をかけてグローブの手入れをする。試合に向けての準備には余念がない。ある本でロッテのボビー・バレンタイン監督の言葉に出会った。perfect preparation prevents poor performance (完全な準備は雑な仕事を防いでくれる)。 試合も試験も同じことだと思う。 |
|
2007/11/27 (Tue) |
教師が元気に |
創立者記念日を含めた4連休があけた。朝から江南駅前で交通立ち番に立つ。中高のハンド部員が笑顔を返す。やはり学校はいい。練習できればなおさらだが、今は勉強に集中を。 さて、今朝の中日新聞のコラム「物見櫓」に、前犬山市長の石田芳弘氏の記事が掲載されていた。犬山市は、今春実施された「全国学力テスト」を全国で唯一参加しなかった市である。学力テストの賛否はさておき、記事の中で特に目を引いたのは「教師」について述べた文。「学校は教師に始まり、教師に終わる。教師の存在がすべてだ。まず行うことは教師たちの持つ『教師魂』に火をつけること、そのためには現場の教師たちに財源と権限を与え、主体性を持たすことだ」。 教師魂をめらめらと燃やし続ける。 |
|
2007/11/26 (Mon) |
達成感 |
話題となっている『ホームレス中学生』を読んだ。極貧の生活を笑いと感動が織りなす物語。そのなかに部活動についても触れられる。どんなにつらい生活でも、中学高校と部活動はやめなかった。父親代わりの兄も頑なに続けろと言い続ける。 部活に育てられ、部活を生きる支えとし、部活から色々なことを学ばせてもらう。やり遂げた達成感は「生涯わすれることがない」という。部活動は人生の指針だ。 あとがきには、他の書物以上に作者の出会った先生への感謝の言葉がつづられている。支柱になれる教師にならねば。 |
|
2007/11/25 (Sun) |
研ぎ澄ます。 |
「求めない−すると いまじゅうぶんに持っていると気づく 求めない−すると いま持っているものが いきいきとしてくる 求めない−すると それでも案外 生きてゆけると知る」
何気なくたまった新聞を読んでいると、今本屋で平積みされている『求めない』(加島祥造)の記事が目にとまった。 際限なく豊かさを求める現代。本来、心の教育「も」重視されるはずの学校も、豊かになるための学問や勉強「だけ」を教える場にすり替わっている昨今、歩を止めて考えねばならないことも多い。
「求めない−すると 求めたときは 見えなかったものが 見えてくる 求めない−すると 時間はゆっくり流れはじめる 求めない−すると 心がしずかになる」
小さな勝負を超越したときのプレーヤーはこんな状況だろうか。心を研ぎ澄ます。 |
|
2007/11/24 (Sat) |
縁の下には |
連休中の中日。勉強のペースも上がってきているときだろうか。 今日は日本リーグ稲沢大会の運営の手伝いに稲沢市総合体育館で1日を過ごした。いつもは勤務の都合で午後から参加することが多いのだが、今日は朝の集合時間から参加させていただいた。まだ、朝の寒さの残る体育館は、がらんとしており、この何もない空間からコートやオフィシャル席の設営などを運営委員や高校生らが作り上げていった。 普段、当たり前と思っていることも実は必ずだれかの働きがその陰にあるものだ。木曜日の金八先生で紹介された詩。心にしみた。
便 所 掃 除
濱 口 國 雄
扉をあけます 頭のしんまでくさくなります まともに見ることが出来ません 神経までしびれる悲しいよごしかたです 澄んだ夜明けの空気もくさくします 掃除がいっぺんにいやになります むかつくようなババ糞がかけてあります
どうして落着いてしてくれないのでしょう けつの穴でも曲がっているのでしょう それともよっぽどあわてたのでしょう おこったところで美しくなりません 美しくするのが僕らの務めです 美しい世の中も こんな処から出発するのでしょう
くちびるを噛みしめ 戸のさんに足をかけます 静かに水を流します ババ糞におそるおそる箒をあてます ポトン ポトン 便壺に落ちます ガス弾が 鼻の頭で破裂したほど 苦しい空気が発散します 落とすたびに糞がはね上がって弱ります
かわいた糞はなかなかとれません たわしに砂をつけます 手を突き入れて磨きます 汚水が顔にかかります くちびるにもつきます そんな事にかまっていられません ゴリゴリ美しくするのが目的です その手でエロ文 ぬりつけた糞も落とします 大きな性器も落とします
朝風が壺から顔をなぜ上げます 心も糞になれて来ます 水を流します 心に しみた臭みを流すほど 流します 雑巾でふきます キンカクシのうらまで丁寧にふきます 社会悪をふきとる思いで力いっぱいふきます
もう一度水をかけます 雑巾で仕上げをいたします クレゾール液をまきます 白い乳液から新鮮な一瞬が流れます 静かな うれしい気持ちですわってみます 朝の光が便器に反射します クレゾール液が 糞壺の中から七色の光で照らします
便所を美しくする娘は 美しい子供をうむ といった母を思い出します 僕は男です 美しい妻に会えるかも知れません |
|
2007/11/23 (Fri) |
それでも絶対あきらめない! |
世間では今日から3連休。滝学園も昨日からテスト週間に入り、おまけに11月26日の創立者記念日が重なり、4連休という「時間」が与えられる。生かすも殺すも自分次第のこの時間。 部活動の技術だけでなく、勉強でもなかなか成果が上がらないと悩みの声を聞くことが多い。特に受験生の担任をしていると夏休みに死に物狂いで勉強したのに模試で結果がでないとあせりの声も聞く。成果には潜在成果と顕在成果があるという。花をイメージするとわかりやすい。花はある日突然開く。だからといって植物自身が成長していないわけではないのだ。 「それでも絶対あきらめない」はドイツの名ゴールキーパーオリバー・カーンの座右の銘だそうだ。 |
|
2007/11/22 (Thu) |
先を見通す力 |
成長過程の高校生では、日々、感情の変化がありいろいろなドラマがある。感動もののドラマであればよいのだが、中には困ったドラマも起きてしまう。学校内で困ったことが起これば、教師としては「やれやれ」と思ってしまうのだが、長い目で見れば、これほどよい教材はない。そういう教科書には書いていない、もしくは、正解がない問題こそが、本当に教師や生徒が取り組まなければならない問題なのだろう。互いに試行錯誤をし、手探りで見つけ出した答えこそ、丸暗記で覚えた答えよりよほど役に立つものだろう。ふとした感情のもつれや悪ふざけなど近視的な問題も起こりやすい。徐々に視野を広げ、先を見通す力を養っていってほしい。 せっかくの連休。少し自分を見つめなおす時間も必要かも。 |
|
2007/11/21 (Wed) |
ボールをペンに持ち替える |
終礼後、急遽用事が入ったため、グランドに到着したのがいつもより30分遅れたが、選手は元気に練習。その後、オールコート練習に移行したものの、日没前に雨が降り出し、すべての練習メニューが消化できないまま、最後の貴重な練習が終わってしまった。しかし、ものは考えようで、続きは、また2週間後にできる、2週間後の練習が待ち遠しいという思いを抱いてテスト週間に入れるというものだ。 毎回、いうのだが、テスト週間ももちろん「練習」だ。雨の日の頭脳トレーニングが、決勝の集中力を生み出したといってもいいであろう。自分を高め、自分の目標を達成させることにはかわりない。ボールをペンに持ち替えて2週間、とことん自分を高めてほしい。 小さな目標をたてる。第4回は全員が第3回の成績よりも伸ばすこと。それだけでもベスト8へ近づくことになる。目標に向かう心構えが大切なのだから。 |
|
2007/11/20 (Tue) |
ひたむきさ |
木曜日から考査発表に入るため、テスト前まで今日を含めあと2日間の練習ができる。6限の小論文授業後にグランドにつくころには、日も落ちてしまっていたが、選手はわずかな明かりで練習を継続していた。さすがに危険も伴うため、ボールを置き、走る練習に切り替えたが、遅れてきた学習会メンバーも加わり、競うようにして、自分を追い込んだ。そして、練習には参加できなかったが、グランド整備を率先して行う選手もいた。 そのひたむきさが何か県大会でやってくれそうな期待を生む。勝ちたい意志のあらわれであろう。ありとあらゆる力を結集して是が非でも、目標達成を実現させたい。さあ、あと1日だ。気分よくテスト週間に入れるよう。大切な1日だ。 |
|
2007/11/19 (Mon) |
引き締まる |
昨日に引き続き冬型の気圧配置で寒い1日であったが、授業後には全校生徒が参加する「後礼」が5限後にグランドで行われた。教頭先生の訓示では、知的好奇心の話がなされた。不思議なもので、年を重ねるにつれ、もっともっと知りたいと思うことが増える。(その中にはハンドボールの極意が最も知りたいものかもしれないが。)「子供叱るな来た道だもの」とはよくいったもので、高校生時代にもっと勉強していればといつも後悔してしまう。 さて、その後の表彰式で、全校生徒を前にハンドボール部の賞状とトロフィーと盾が主将に手渡された。ずっしりと重いものであったに違いない。尾張を代表するとともに、この学校の名前を背負って県大会に乗り込んでいく。その重みが重なっているからだ。寒空の影響もあって気が引き締まった。テスト週間まで残された練習日はあと2日。気を引き締めて練習に臨もう。 |
|
2007/11/18 (Sun) |
一度、リセット |
尾張の大会が終わりはや1週間がたった。1年間優勝から遠ざかり、1年生はもちろん2年生も優勝の経験は初のことだ。 5年前の初優勝の頃は自分自身も喜びは絶頂でその余韻に浸ったが、その後3年間の県大会は尾張の1位シードで挑みながら厳しい結果が待ち受けていた。 選手には、目標達成の喜びをもうしばらく味あわせてやりたいが、現実は厳しいのも事実。尾張優勝だけを目標として、県大会は「出場」だけが目標のチームではなく、その先に進むことも自分たちで決めた目標だ。あえていうが、いまここで、切り替えなければ、次なる目標達成は露と消えるだろう。一度、気持ちをリセットすべきだ。果敢に挑戦するチャレンジャースピリッツを取り戻さねばならない。挑戦心を支えるのは、自分を奮い立たせる勇気がなければならない。 |
|
2007/11/17 (Sat) |
公式戦を仮想して |
土曜講座の午後の練習。11月中旬だが、太陽の恵みで体も動く。他地区では、今日公式戦が続いており、決勝、3決などの激烈な試合が続いている。高校生の試合は、メンタル面の占める割合が高い。そのメンタル面を強化するには、練習に裏付けられた自信と、どれだけ胃液が出るようなハードな試合をくぐりぬけたかの経験値が効果的だ。強いチームは試合を勝ち進み、たくさんの試合を経験することによってますます強くなる好循環が生れる。選手には、はじめにそのことを話し、練習に入っていった。自分の定めた目標県ベスト8。その地まで歩もうとする選手たちは、いつもよりも集中力をまして、練習に取り組めたように思う。 これで、各地区の県大会出場校がほぼ決定したであろう。組合せ抽選も神に祈る気持ちだが、幸運をも味方に変えられるように真摯に練習に取り組みたい。 |
|
2007/11/16 (Fri) |
進歩を具体化する |
久しぶりに練習開始から終了までグランドにいられた。といっても日没までの1時間程度だが。練習メニューも厳選し、夏の場の1日の練習を小分けにして2日で行っているのが現状だ。昨日が基礎中心で、今日はオールコートを使った応用を中心に行った。怪我などで戦列を離れざるを得なくなってしまった選手が2名でたが、その分、周りの選手の成長が際立った。漠然とうまくなるよりもシュートは負けない、パスは負けない、ディフェンスなら負けないというように具体的な成長がほしい。それがトータル的な個人の技量を上げることにつながるように思われる。明日は、久しぶりに全員での休日練習が行えそうだ。待ち遠しいのは顧問ばかりではなさそうだ。 |
|
2007/11/15 (Thu) |
自分のものにする力 |
木曜日は「自主性」を育てる日、そう思って朝登校する。放任と自主性は全く違うもの。そこには、普段やらされてやるのか、勝ちたくてやるのか、の主体性の違いがある。それは、自分が選手に「勝ちたい」という思いを抱かせたかどうかを、自分自身に問う自分への刃でもある。県大会はよく知った尾張のチームとは違い、情報もままならないチームとの戦いになる。ごまかしは通用せず地の力がそのまま結果へと結びつく。 スキューバダイビングでは、酸素量がもつかどうか不安に思うとそのことで酸素量の消費量が増すという。試合中も勝つのかな、負けるかなと不安な思いで戦うと自分の力が出せずに終わってしまうことがある。初顔合わせの相手と戦っても不安を覚えないようにするためには、自分自身のハンドボールを自分のものにすることだ。大会まで2ヶ月ある。さらなる進化をめざす。 |
|
2007/11/14 (Wed) |
健康管理 |
暖かい陽気に恵まれて今日もグランドで練習。ただしわずか40分のみ。今日は、年に1度のスポーツドクターの検診の日になっており、1年生全員が検診をうけた。捻挫、突き指、腰痛、ひじ、肩痛と怪我が耐えないスポーツであるため、一人ひとりの検診を一緒に聞く。少し腰痛が多いのは気になるが、ドクターからは概ね良好という診断結果であった。 スポーツ障害は、選手生命がかかるだけに顧問としても最大限の注意を払っているつもりだ。選手も外科的な予防だけでなく、怪我をしない体作りや怪我をしない集中した練習環境づくりなど、できることを何でも心がけてほしい。次なる目標(県ベスト8進出)を達成させるために体が資本なのはいうまでもない。 |
|
2007/11/13 (Tue) |
決意を新たに |
昼間の太陽が暖かさをグランドに残してくれる。小論文授業を終え日没間近にグランドにつく。大会後初の練習だが、高2から中3まで、特別授業メンバーを除き、元気にプレーをしていた。グランド到着後に特別授業メンバーも合流。日が沈んだが、新たな一歩を踏み出すため、「走り」のトレーニングに汗を流した。 尾張優勝はチーム結成当初の目標であった。しかし、ここがゴールではない。他地区の強豪にもまれながらも次なる目標である「県大会ベスト8」に向けて準備を進めていかねばなるまい。戦う準備はできた。さあ、新たな勝負のスタートだ。 |
|
2007/11/12 (Mon) |
言葉の力 |
大会期間が終了し、ぐっと冷え込みもました。優勝したご褒美というわけでもないのだが、今日も練習は休み。明日からはこの寒さとの戦いも始まる。 朝登校すると、結果を聞いて賞賛の声を多くの先生方にかけていただいた。特に運動部顧問の「同士」の先生からの励ましの声は心に響く。 昼休み、先週納品されたジャージ代を支払いに来た1年生部員がいた。一人の部員の集金袋の中に保護者からの1枚の手紙が折り込んであった。「新人戦優勝おめでとうございます。これからも楽しみにしています。」と心のこもった字で書かれてあった。ぐっと熱いものが胸にこみ上げてきた。 8年前に自分で作った部活であるが、楽しいことばかりではなくときにはつらいことにもぶち当たる。しかし、こうした一言でそのつらいことのすべてが忘れられる。言葉には大きな力が宿る。選手のみんなにも、そんな一言のかけられる顧問にならねば。 |
|
2007/11/11 (Sun) |
責任 |
男子の大会は昨日で幕を閉じたが、今年は会場の都合で1日遅れで女子の決勝リーグが本日行われた。競技役員として一宮高校へ。数年前まで4チームあった尾張女子の県大会出場枠も近年の登録チーム数減でここ数年、4チームリーグ戦で3枚の切符をかけた戦いが行われている。1点でも多く相手よりもとればよいトーナメント戦とはことなり、得失点差もからむためワンサイドゲームになっても得点を取り続ける(守り続ける)リーグ戦ならではの戦いがある。しのぎを削る戦いで尾張の代表チームがすべて決まった。 各地の予選もたけなわで県大会出場チームが名乗りをあげている情報も伝わってくる。これまで戦ってきた同地区のライバルが、今度は地区の代表としての同士にかわる。出場できなかったチームの分まで誇りをかけて戦うことが県大会では求められる。ましてやわがチームは1位での出場となる。その責任の重さははかりしれない。この責任感、使命感を飛躍の原動力に。次の戦いは始まっている。 |
|
2007/11/10 (Sat) |
真の勝者になるためのステップ |
準決勝 滝23(10−6,13−14)20一宮
相手の前に出てくるディフェンスを立ち上がりは攻めあぐねたが、相手の攻撃を封じ速攻で活路を見出し、10−6のリードで折り返す。後半も順調に得点を重ね、1時最大17−9と8点差をつける。しかし、14分過ぎに退場が重なりコート上4名の選手になると相手の速攻をくらい、連取を許す。最大2点差に詰められたが、劣勢の場面でも着実に得点を重ね、3点差でまさに「逃げ切った」試合となった。
決勝 滝29(18−5,11−9)14起工業
序盤から滝のペース。集中力も途切れず前半で13点の大量リード。後半はスタミナ切れが見られたが、交代選手が要所で活躍しリードを守る。歓喜の優勝カップ奪還となった。
滝中経験者の1年生、高校から始めた2年生。その「融合」が今年の大きなテーマであった。懸命に食らいつく2年生。その姿に引っ張られる1年生。理想的なチームの運営が2年生主導によって行われる。チーム結成当時の心配は杞憂に終わったようだ。それだけ選手が人間的に成長した証しだと思う。主将、副将の努力、試合には出れないが必死でチームを支える2年生の手で宙に舞わせてもらって指導者冥利につきる。感無量だ。素晴らしいチームの顧問でこれほど幸せを実感するときはない。
しかし、人間は負ければ反省し、勝てば浮かれてしまうもの。優勝した今こそ、自分やチームを見つめなおし、さらなる飛躍を求めてほしい。正月には尾張1位のシード権をもって県大会に臨む。負けは許されない。また、ライバルチームは世代交代のハンディをこの冬で乗り越えてくるだろう。真の勝者になるためには、次へのスタートを切らねばならないだろう。ここで立ち止まるわけにはいかない。真の勝者になるために。 |
|
2007/11/9 (Fri) |
人事を尽くして天命を・・ |
決戦を前にした練習をすべて終えた。すでに大会は開幕していることもあり、気負いはなく平常心で練習に臨むことができた。ハンドボールは「手」で行うスポーツであるゆえかあまり番狂わせがない。強いチームが勝つようにできている。強いチームたるには、どのチームよりも勝利を熱望している魂の強いチームであろう。人事は尽くした。しかし、滝高校ハンドボールは天命を待たない。さらに勝利に近づけるよう天命をもぎ取りに行く。それぐらいの執念で優勝をもぎとろう。 |
|
2007/11/8 (Thu) |
つかみとるもの |
決戦の日が近づく。木曜日で定例会議の日であったが、運よく練習始めと終わりの数分間だけグランドに顔を出すことができた。何をやろうか迷うことなくひたすら普段の練習を反復する。この成果を試す日が近づいたのだ。 優勝は偶然、空から降ってくるものではない。自分の手でつかみ取るもの。努力を重ねた数だけその感慨もひとしおになるというものだ。待っていては栄冠は手に入らない。今こそ、チーム全員で手を伸ばし、その栄冠を手に入れるときだ。 |
|
2007/11/7 (Wed) |
青空の下 |
3日間の学級別PTAが無事に終了した。選手のみんなにとっては、昨日を除きこの2日間は、大会期間中で練習時間が多めに取れる貴重な時間となったであろう。本日も担任として我がクラスの保護者面談が終了したあとでのグランドであったが、秋晴れの青空の下、優勝という目標に向かってひたむきに練習している姿が何とも心強い。 練習は普段通り。特別なことをするでもなく、自己を磨く。時間は有限だがあせりはない。決戦まで残り2日。心の「笑顔」を忘れず、明日も邁進しよう。 |
|
2007/11/6 (Tue) |
チームを思い、自分を思う |
学級別PTA2日目。午前中で授業は終わり、午後からは天気予報も外れ練習環境は整ったが、予定通り休養日とした。 早朝、昨日学校を早退した選手が職員室にきた。発熱のため早退したという。大会当日も発熱をおして出場していたようだ。チームを思う気持ちは美談に聞こえる。時には、発熱だろうが勝負しなければならないときもあるだろう。そのチームを思う気持ちはうれしい限りだ。しかし、大事な準決勝、決勝を不意にしては元も子もない。われわれは優勝するために、ここまで歩んできた。チームを思う気持ちは、自分を大切にする思いでもある。体調管理など自分を思う気持ちがチームを思う気持ちにつながる。選手とチームは一体なのだ。 |
|
2007/11/5 (Mon) |
決戦の準備 |
準々決勝から一夜明けて、今日から滝学園では中1から高3まで6学年すべてで保護者面談がはじまった。担任は当然、面談があるが、生徒は午後から練習時間が確保できる。明日の天気も考慮して、変則的に今日練習を行った。面談の合間にグランドをのぞき、選手の様子を伺う。決戦前にふさわしく集中して練習していたように思う。何にでも準備が必要だし、その努力が大きければ大きいほど、喜びも増す。入念に準備をしていきたい。 |
|
2007/11/4 (Sun) |
着実に、踏みしめて |
準々決勝 滝26(15−6,11−5)11一宮西
ようやく本来のペースが取り戻せた。交代メンバーも持ち味を発揮できるゲームであった。大差でのノーマークシュートミスが少しあったが、ほかは練習成果がだせた。 ここで1週間の時間がある。土曜日の準決勝、決勝までさらなるレベルアップを目指したい。栄冠まで着実に、一歩一歩踏みしめて。 |
|
2007/11/3 (Sat) |
初戦の呪縛から解き放たれる精神 |
2回戦 滝22(9−4,13−5)9新川 準々決勝進出
新人戦の調整は本当に難しい。練習試合とは違い、公式戦の間隔が微妙な心理状態を生むようだ。プロ野球のクライマックスシリーズを引き合いに出すまでもなく試合経験、試合勘というのは大きな武器になる。 歴代チームでも初戦は思うような結果が残せなかったことが多い。気を抜いているわけではない。心の感覚、頭の感覚、身体の感覚全てが試合(公式戦)から離れると鈍ってしまうのだろう。 明日は、「勘」のせいにはできない県大会のかかる大切な試合だ。選手の表情はこの呪縛から解き放たれたのか、明るい。優勝までの道のりで、明日は快勝して大きなステップにしたい。 |
|
2007/11/2 (Fri) |
気負いなし迷いなし |
明日から新人戦を迎えるが、総体でチームが入れ替わる我がチームは、すでに2度の予選、1度の県大会を経験し、「新人」ではない。大会の迎え方、集中力の発揮の仕方も心得ているようにみえる。本日の最終練習も気負うことなく平常心で行うことができた。 優勝への道のりも分岐する道はない。1本の道を歩むのみだ。立ち止まることもない。迷うこともない。 1試合1試合を全力の戦うのみ。ただただ栄冠を求めて。 |
|
2007/11/1 (Thu) |
ちりも積もれば |
朝からどんよりとした天気。大会を2日後に控え、練習できるかどうかは大きな差になる。日中少し雨が降りグランド状態が心配されたが、4時ごろには雨が上がり、練習を行うことができた。木曜日の定例会議があり、指導をすることはできなかったが、「練習できた」ことが大切だと思う。ちりも積もれば・・でこのわずかな時間もきっとチームの力に変わると思っている。新Tシャツが今朝届いた。今までにない真紅のTシャツだ。この色のような燃える魂で大会を迎える。 |
|
2007/10/31 (Wed) |
一人の力を結集する |
あっというまに10月が終わった。明日からは衣替え。朝晩の冷え込みは、決戦前の風物詩ともなった。きりっと身が締まる思いだ。練習時間は少なく、やりたい練習は山のようにあるが、今日は一つの練習メニューを試合に出るメンバーだけでなく全員でやり通した。その意図するところは選手の全員が理解してくれているものと信じる。 一人の力はたかだか知れている。しかし、その力を結集したとき、予想外の力を発揮することもある。選手各自が自分の与えられた役割を責任を持って実行する。大会が近づくにつれ同じことを繰り返し述べているような気もするが、人間が社会的動物である以上、必要不可欠な要素なのだ。 チームのムードもいい。気負うことなくあと2日。平常心で練習に励む。 |
|
2007/10/30 (Tue) |
チーム愛 |
火曜日の小論授業が4時40分に終わり、急ぎグランドに駆けつける。第4グランドには、当然照明設備もなく日没とともに練習を終えなければならない。「選ばれし」メンバーの学習会参加者で、残されたキーパーも高校生一人になると思いきや、中3生新入部員キーパーがチームを救った。練習メニューを変更することなく実施することを可能にした。怪我や病気の選手も元気に復帰、目に見える形でチームが一つになっていく様子をみると頼もしく感じる。 チームへの愛。全員に少しずつ浸透してきているように感じる。優勝には不可欠な要素だと思う。 |
|
2007/10/29 (Mon) |
我思う・・・ |
今週末にいよいよ新人戦の開幕を迎える。あわてず生活リズムを整え今日は休養日。心身のリフレッシュをはかり、大会当日を迎えたい。自分自身を作り上げる青年期まっただ中の選手にとって、心のうちは日々変化を続けている。自分とは何かを常に問うためであろう。将来のことに、勉強に、ハンドに悩みや葛藤はつきないであろう。大会目前でも大いに悩み、考え、苦悩してほしい。今日という日はそういう時間でもある。勉強もハンドも悩んだ末に得た答えこそ本物の答えとなる。周りに流されるだけの勉強やハンドでは「これが私だ」といえる自分は形成され得ない。現社の教科書に出てくるフランスの思想家デカルトは「我思うゆえに我あり」と述べた。考える自分は必ず存在するのだ。勉強も大事だ。チームのために戦うハンドボールは何物にも代えがたい自分の真髄を気づかせてくれるであろう。 |
|
2007/10/28 (Sun) |
「選手」は強し |
母は強しという言葉がある。母は捨て身で子供を守る。自分より大切なものを見つけたとき「火事場のくそ力」のような眠っている潜在的な力が爆発するのであろう。 自分より大切なもの。新人戦を1週間後に控え、選手にとっては“滝高校ハンドボール部”というチームにほかならない。選手一人ひとりが己を捨てチームのことを大事に考える時、眠っている潜在能力がすべて発揮される。チームを思うからこそ「選手は強し」になるのだ。 午前中、中学の西尾張大会の審判の手伝いをさせていただいた。休日にも関わらず、多くの先生が運営に協力していた。中には1日に3試合も審判をされる先生もいた。生徒のこと、選手のこと、ハンドボールのことを思う先生も強い。つわものはどこの世界にでもいる。 |
|
2007/10/27 (Sat) |
報恩感謝 |
季節はずれの台風が発生。東海地方は影響はなかったものの降雨に見舞われた。午前中は土曜講座が開講される日であったが、以前からお願いしてあった近隣の高校へ練習試合に出かけ、何とか練習場所は確保された。練習できることの喜びをこういうときに切に感じてほしい。その感謝の気持ちを伝えてほしい。形式的な挨拶ではなく、心からの「ありがとうございました」という言葉を言える人間になってほしい。その場を天は与えてくれているのだと思う。そして、もう一つは、謙虚な気持ちや感謝の気持ちを持ってプレーに変えてほしい。気の抜いたエラーなどはできなくなるはずだ。報恩感謝は校訓の1つでもある。恩に報いるためには、栄誉のための勝利しかない。 |
|
2007/10/26 (Fri) |
集中力を鍛えるトレーニング |
またまた週末に雨が降った。ただでさえ少ない練習時間がまたまた少なくなってしまった。と嘆いていても始まらない。優勝までの道のりを考え、考え方を変える。次に行う練習で今日やる分の内容を集中して行えばよい。天候をうらまず感謝の気持ちに変える。次の練習で集中する時間を与えてくれてありがとう、と。勝利を目指すチームであれば、魂のこもった練習を実践してくれるであろう。大会までの週末はあと2日間。勝敗を左右する2日といっても過言ではない。1日を1時間を1秒を真剣に大切にするときがきた。 |
|
2007/10/25 (Thu) |
心はグランドに |
木曜定例会議の日。終礼を済ませたあと、グランドにいた時間はほんの数分間だけであった。新入部員の中3生が元気に練習している風景が目に飛び込んでくるとひと時の清涼剤となる。仲間が増えるのは本当にうれしいものだ。選手に指示を出して後ろ髪をひかれる思いでグランドをあとにする。大会まで1週間ばかりとなった。体はなくとも心はグランドにある。心を1つにすることがここからは最も大切だ。 |
|
2007/10/24 (Wed) |
勝利の架け橋 |
滝学園の水曜日の放課後は会議もないクラブの日。日が沈むのは早くなったが1時間強の練習をグランドで過ごせる幸せをかみ締める。今日は、中学と合同でオールコートトレーニングを行った。中3生も一人増え6名となり、中高合せて60人弱の大所帯での練習は、まだ不慣れなところはあるものの迫力ある練習となった。 高1年生と中3生がうまく中高の架け橋となれば、磐石のチームができる予感がする。勝利への架け橋は、積極的なコミュニケーション力に鍵がある。 |
|
2007/10/23 (Tue) |
新たな仲間と |
テストが終わり、週が明け、月曜日は練習が休みとしているため日常の練習が今日から始まる。日の沈むのが本当に早くなった。下校時間の5時30分前にすでにボールを追うのもつらくなってきた。今日は、小論文授業ののちグランドに到着したのが5時を回っていたが、中3部員がはつらつと練習に交じりフレッシュな風を送った。 滝中進学組みも2代目に入る。部員は5名と少ないが、少数精鋭となって、滝高ハンド部の歴史を刻んでほしい。 日に日に大会もせまる。人は城、人は石垣、人は堀。人は大きなパワーとなる。 |
|
2007/10/22 (Mon) |
ハンドボールが「好き」 |
1995年に野茂選手が大リーグに挑戦してからはや13年の月日がたった。1995年といえば自分が滝学園に赴任した年でもあり、その活躍をいつも注目していた。滝高ハンド部創部前年の1998年の甲子園決勝でノーヒットノーランを達成した松坂が今年海を渡り、本日の試合でRソックスのWシリーズ進出に貢献した華やかな記事の横に野茂選手が現在ベネズエラでプレーを続け、大リーグ復帰を目指しているというニュースが夕刊の紙面にあった。39歳の挑戦。心底野球が好きなのであろう。野球に限らず、スポーツ(競技)を愛する意味は2つあって、1つはそのスポーツ(競技)でレギュラーやエース、監督コーチとなり周囲から注目を集めることが「好き」な人。もう一つは心底そのスポーツ(競技)を愛する人。どちらが良い悪いというのではない。注目を集めるにもそれなりの努力が必要だからだ。しかし、前者の場合、注目を集められなくなればそのスポーツ(競技)から去っていってしまうであろう。後者の場合は、いくつになってもそのスポーツ(競技)のために努力を惜しまないのであろう。往生際が悪いわけではないと思う。心底愛するものを見つけることほど幸せなことはない。自分もハンドボールの魅力に取りつかれた一人だと自覚している。 |
|
2007/10/21 (Sun) |
すべては勝利のために |
なぜ勝利をめざすのか。禅問答をするつもりはないが、勝利には勝った者にしかわからない尊い価値がある。アマチュアスポーツでは、金銭ではなく己の努力により勝敗が左右される要素が大きい。それゆえ勝利を目指す過程にも尊厳がうまれる。ときには何かを犠牲にすることもあろう。しかし、迷わず突き進まねばならないときもある。 体調不良やときには不可抗力のけがさえもチームに影響を与える。であるならば、体調の管理は技術を身につけるのと同様に注意を払わねばならないもの。有限な時間をハンドボールに割くのも同じ。それ以外の時間で学生の本分を全うするのもまたしかりだ。 真の勝者は、自己に打ち克ったものなのであろう。 |
|
2007/10/20 (Sat) |
A little learning is a dangerous thing. |
A little learning is a dangerous thing. 日本語にすれば「生兵法は大怪我の基」だ。少し学んでいい気になるととんでもないしっぺ返しが来る。今の我々、いや自分にぴったりの言葉かもしれない。少しは練習した、少しはハンドボールを覚えた、中学経験者も入部するようになった、と高を括っていると手痛いしっぺ返しにあいそうだ。勝負は結果がすべてなだけに結果を残せるよう、まだまだ詰めなければならないことがたくさんある。 とことんやりきる。この先2週間、真剣勝負。 |
|
2007/10/19 (Fri) |
雨降って |
テスト明け1日目。平常授業に戻り、リズムを整えて練習!と意気込んだが、あいにくの雨模様。新人戦の組合せ抽選会もあり、本日は「脳内トレーニング」の勉強会を実施した。第2シードを確保しているが、組合せをみると「いよいよ」という気がはやる。雨降って地固まるではないが、余分な皮算用などせず、気持ちを引き締めて地道に一歩一歩歩んでいくだけだ。 浮き足立たず、自分の道を踏みしめながら歩いていこう。 |
|
2007/10/18 (Thu) |
つなげる |
中学にさきがけて、高校は今日でテストが終わり、練習を再開した。暖かな秋の日差しの中で練習できる幸福感に満たされる。残り2週間の時間を大切に使い目標達成を実現したい。 テスト期間中の2週間のブランクが細かなミスとなって出ていたが、練習が終わる頃には現状回復できたのではと思わせるプレーもうまれた。そのミスを減らすこと、つまりうまくつなぐことがこれから2週間の大きな課題であろう。自分勝手なプレー、独りよがりのプレーはご法度だ。かといって消極的なプレーも必要ない。コンマ何秒の世界の判断力がこの先の優勝かどうかの明暗をわける。つなぐ、つなげる、つながる。尾張の覇者としての伝統もつなげなければならない。 |
|
2007/10/17 (Wed) |
いよいよ始動 |
定期考査の最終日が明日に迫った。最終日は、練習再開の日でもある。この2週間、学年が異なるため1・2年生の選手の様子を見ることはできなかったが、万全の態勢で練習が開始できることを願っている。明後日には組み合わせ抽選も行われ、いよいよ、新人戦だ。確認するまでもないが、今大会の目標は優勝だ。テスト明けといっても大会まではあと2週間余りしか時間は残されていない。目標達成の日まで時間も有効に使おう。 |
|
2007/10/16 (Tue) |
強烈なパンチ、耐える力 |
引退した現高校3年生の引退試合は、準優勝した名門愛知高校との試合。前半で10点差以上つけられた。しかし、後半も誰一人として試合を捨てず、最後の最後まで持てる力すべて出し切って戦った。相手の得点を1点でもくいとめ、1点でも多く相手からもぎ取ろうとした。競技歴、練習環境、指導者の力、すべて劣っていたかもしれないが、同じ高校生に負けた。悔しいに違いない。しかし、勝負は結果が全てということは重々承知の上で、誤解を恐れずにいえば、いさぎよい負け方であったと思う。グッドルーザーであった。 話題のボクシングの件。ボクシングのことは分からないし、興業的な意味もあるのだと思う。しかし、現高校3年生の同じ18歳の試合として、どう受け止め、今後どう生かしていくのか。 映画の話で次元は違うが、同じボクシングで、最近見た「ロッキー・ザ・ファイナル」でロッキーが息子にこう告げるシーンがある。「人生には強烈なパンチがある。しかし、そのパンチを乗り越えなければ人生は開けない」と。 引退試合が大差での敗北であった強烈なパンチ、ライセンス停止というパンチ。そのパンチを乗り越えてこそ、人生は開けるのであろう。 |
|
2007/10/15 (Mon) |
どんなに苦しい逆境も自分を磨く糧になる |
マスコミをにぎわすトップアスリートも最初から「トップ」であった選手はいない。血のにじむような努力と胸をかきむしるような挫折や敗北感を何度も経験し、そこから這い上がってきたものがトップに君臨する。『トップアスリートの決断力』(吉井妙子著 アスキー新書)には、24人のトップアスリートの苦境に立ち向かう胸の内が描かれ、久しぶりに感銘をうけた著書に出会った。 自分を高みに運ぶには、幾多の困難が待ち受ける。その困難のとらえ方で人生は変わる。しかし、逆境に立ち向かう強靭な心は、自分でしか培うことはできない。 |
|
2007/10/14 (Sun) |
プロ魂 |
今日の中日新聞社説で、先月ミャンマーで銃弾に倒れた長井健司さんや3年前の5月イラクで凶弾に倒れた橋田信介さんが取り上げられ「取材対象への肉薄ぶりと執念、気迫や情熱はサラリーマン化してしまった記者たちには及ぶべくもない」と自戒していた。この「サラリーマン化した」には、保守的で気迫や情熱が薄れたものという意味がこめられている。ジャーナリストに限らず、この意味での「サラリーマン化」した大人は少なくない。自問してみても思い当たる節がないとは言い切れないかもしれない。高校生の中にも敷かれたレールの上を歩むだけの「サラリーマン高校生」もないわけではない。ハンドボールにおいては、「サラリーマン選手」では、激戦をものにすることはできない。 長井さんの口癖は「現場へ行かなければ伝わらない」。橋田さんは「カネだけじゃないよ。ニュースが世界を駆けめぐる快感」が現場へ駆り立てたと記す。深い自己への探求と使命感がサラリーマンの殻を打ち破り気迫と情熱のある「プロ魂」をつくる。そういう思いを抱かせる教師になる、自戒を込めて記事を読んだ。 |
|
2007/10/13 (Sat) |
大業を成し遂げる、には |
約2カ月かけて韓国ドラマの「朱蒙(チュモン)」を見終えた。韓国では「チャングムの誓い」を超える視聴率を記録した全81話の大河ドラマで、日々寝不足になりながらも鑑賞が日常の1部になるほど引き込まれる内容であった。娯楽であるはずなのに見終えた後はなぜか達成感や充実感があった。勧善懲悪、恨み、復讐、次回への謎かけなど韓国ドラマ特有の魅力に引き込まれた感はあるが、その内容にも共感するところも多かった。ドラマの内容は、漢に奪われた朝鮮の領土を取り返し高句麗を建国するというもの。建国という「大業」を成すために、家族や愛する人や時には自分を犠牲にして突き進む物語。 人間は移ろいやすいもの。しかし、一度決めた目標を達成するためには、変わらぬ強い信念が必要だ。その精神は万国共通なのだろう。 |
|
2007/10/11 (Fri) |
さまざまなステージで |
ハンドボール日本リーグはすでに32回大会が開幕しているが、地元稲沢大会の開幕が1週間後に迫り、今日は最終打ち合わせにテスト後豊田合成にでかけた。数年前から運営の手伝いをさせていただいているが、チームも様変わりし、今季は上位進出を目指すとチーム総監督。地元尾張の声援を受けてぜひ、夢を実現させてほしい。気の早い話だが2008年第33回大会からFC琉球が新規参入すると聞いた。31才のプロ選手、田場選手の挑戦だという。北京オリンピックは幻となったが、さまざまなチームがそれぞれのステージで動きはじめている。一高校チームにすぎない滝高校だが、自分のステージで最高の力を出し切ろう。そこが自分の生きる唯一のステージなのだ。 |
|
2007/10/11 (Thu) |
明日から定期テスト |
第3回定期考査が明日から始まる。高校は午前中で授業を終えた。午後からは授業がない分、試験の準備、推薦入試の書類準備と山と積まれたなすべきことにとりかかる。テストが終われば2週間後には新人戦が開幕する。戦いに備えるのは、選手も監督も同じだろう。チームを率い、文字通り監督するのがチーム監督の役目だが、同じ目標に向かう、ともに戦う同士であるという気持ちは忘れたことがない。順風がふくときもあれば逆風のときもある。逆風に耐えてこそ、その強い思いが目標達成につながると信じている。 |
|
2007/10/10 (Wed) |
人間「力」 |
テスト期間中ではあるが、今日は授業後名市大の医学部長直々に名市大医学部についてのガイダンスをしてくれるということで、医進系担任としてそのガイダンスに参加させていただいた。医学とは無縁の世界にいるだけにどんなお話をされるか興味深々であったが、入試情報の裏話なども聞け、有意義な時間であった。公表されていることであるが、今年から名市大医学部でも面接試験が導入された。配点は前期で個別検査700点中の200点、後期で800点中400点とかなりのウェイトを占める。学部長いわく、知識よりも知恵や医師としての適正を判断するとのこと。司法試験でも同様の流れがあり、いわゆるがり勉型ではなく、市民感覚を持つ司法生の育成からロースクールが導入されている。時代は、血の通った人間性をもとめているような気がする。 こうした力は、知識だけでは身につかない(と思う)。実際の体験が唯一の血肉になる。知識が不要だといっているのではない。温かみのある人間的素養を身につけなければ真のエリートにはなれない。スポーツは、その温かみのある人間を育てるもっともよい教材であり教室であると確信している。鈍感力、〜力など「力」がつく本が巷にあふれるが、商品化されているようで余り好きにはなれない。しかし、あえて真の勝者になるべく「人間力」をハンドボールを通して身につけてほしいと切に願う。 |
|
2007/10/9 (Tue) |
畏敬 |
学生時代のコーチには、ハンドボールのイロハから人生の処世術、生き方まで、まさに生きる力を教わった。なかなか会う機会は少なくなってしまったが、今でも会えば自然と背筋が伸びる。畏敬とは畏(おそ)れ敬(うやま)うこと。まさにこの言葉がぴったりだ。 仏の医師シュバイツァーは、この畏敬の念を生命そのものにあてた(生命への畏敬)。生きんとする意志のため、医療活動に生命を賭した。 勝負の世界は嘘やまやかしは通用しない。自分には「勝負」も畏敬の対象だ。 人でも心に決めたものでもいい。人間、何かにおそれていきるのも窮屈なような気がするが、畏敬の念をいだくものを持つことは、むしろ人生を豊かなものにしてくれるような気がする。そんな指導者になれるよう自分も日々精進。 |
|
2007/10/8 (Mon) |
体育の日 |
2000年から導入されたハッピーマンデーで体育の日で休日。新聞では、児童の運動能力低下が下げ止まったという報道があった。遊び場が減り、体を使わない遊び方が定着してきたとしている。体育の教師ではないが、一運動部顧問として、この先を憂うとともに責任も感じる。知育偏重ではバランスはとれない。クラブ活動を通じ体育と、そして何よりもチームスポーツの中から身につける徳育。この3つが何よりの柱だと思うからだ。 ただいま試験期間中。知恵が勇気と節制を支配したとき正義が生まれるといったのは、哲学者プラトン。 |
|
2007/10/7 (Sun) |
優勝の喜び |
朝から滝体育館へ。滝中ハンドは前日3連勝で、2日目を迎える。1試合目は左腕エースが爆発し、前半で勝負を決める。4連勝。2試合目は、ベンチ入りから少しメンバーを入れ替えてのスタートで、やや苦しんだが、ここでも要所で左腕エースが爆発し、土付かずの5連勝で、現高1の代同様完全優勝をなしとげた。何といっても選手たちの表情がいい。中学は高校と異なり、次の西尾張大会を突破できないと県大会にはつながらない。新たなスタートを切ったつもりで、ぜひ西尾張でもTAKIの旋風を巻き起こしてきてほしい。 3連休中日の高校生。勉強も勝負。しっかり勉強して、先輩としての誇りを示せ。開幕まであと1ヶ月を切っている。 |
|
2007/10/6 (Sat) |
祈る気持ち |
朝から3年生は模試。中学生は今日から初陣となる秋の管内大会に出場する。会場が本校の体育館と自分の庭にありながら、応援にいけないのはいかにも歯がゆいが、全勝してくれることを信じてやまない。 |
|
2007/10/5 (Fri) |
はばたけ滝ハンドボールチーム |
会議終了後、急ぎグランドへ。昨日からテスト週間に突入し高校生は練習は休止期間だが、中学生は明日からが初陣。秋の管内大会で公式戦デビューする。試合経験はその後のハンドボール人生で大きな財産となる。リーグ戦だが、全勝優勝を期待する。その器はある。全力でがんばれ。 |
|
2007/10/4 (Thu) |
新たな気持ちで |
テスト前最後の練習は今日までで明日2週間、テスト期間に入る。「終わりは始まり」であるように、ハンドボールという手段を勉強に変えるだけで、自分を高める道に変わりはない。 入試が近づくにつれ、受験生の担任もさまざま日常業務もタイトになってくる。生徒のために尽くせるのは教師としての本望だ。選手も勉強においてしっかり自己を研鑽してほしい。一生懸命の分だけ、悔しさも増す。そして一生懸命の分だけ、うれしさも増す。互いに懸命に生きる。自分が試される「テスト」週間だ。 |
|
|