戻る - 参加 

顧問の練習日記です。

2009/12/5 (Sat) へこたれない人
 がんばる人、へこたれない人。世の中には、本当にすごい人がいる。中日新聞「特報」にアマゾン奥地で住民の命を守る定森徹さんの献身的な人生が紹介されていた。アマゾン奥地で保健医療活動をする特定非営利活動法人HANDSで住民の健康を守る活動に励まれている。その衛生状態改善への苦労も並々ならぬものだが、話はそこで終わらない。以下一部抜粋。

 だが医療体制の貧困さは自身にも。4年前、事務スタッフの現地女性テレージャと結婚したが、昨年9月に生まれた次男は腸閉塞を患う。マニコレ市から飛行機で1時間かかる州都の病院に入院した。1回目の手術後、仕事のため同市に戻った。セミナーで教えていると突然、参加者が周囲に集まり、「子供の容体がよくなりますように」と祈り、歌の大合唱が始まった。涙が出た。ところが3回目の手術のかいなく、二か月の命を終えた。自責の念で仕事が手に付かなくなった。「他人の子どもを助けるために十数年も仕事をしてきて、あげく自分の子どもを死なせてしまうのか」

しかし、任期の延長を願い出ているという。それでも続ける理由とは?「人間というものが何かを知りたいからでしょうか」
2009/12/4 (Fri) 組み合せ決定!
 待ちに待った県大会の組み合せが決定した。各チーム色々な思いで1月16日をむかえるであろう。
 今チーム結成当初の目標はベスト8。その前に大きな壁が立ちはだかる。とにかく、その日までに自チームのベストの状態を作り上げる。余計な計算や打算は不要。日々の努力を怠らず、前進あるのみ。やるべきことはすべてやりきろう。
2009/12/3 (Thu) すべてに意味があると考える。
 抽選やくじなど人間の手の及ばない領域に対して、何をしてもその確率が変わるわけはないのだが、神に頼ってみたりジンクスを守ってみたりするのが心情だ。いよいよ県大会の抽選も近づいてきた。
 どのチームも勝ちあがっていきたいがために、県大会に出場するわけで、伝統校・強豪もそれは同じ。その与えられた対戦表をしっかり受け止め、できうる範囲の準備をするまでだ。受け入れる覚悟はできている。与えられた課題を十分にすることで身をそそぎ、歓喜の2010年の幕開けができるように祈りたい。「祈りかつ働け」
2009/12/2 (Wed) ふつうの幸せ
 勉強や仕事では結果や成果が求められるが、そういう時代を反映してか『しがみつかない生き方』(普通の幸せを手に入れる10のルール)(香山リカ著幻冬舎新書)が読まれている。成功本や自己啓発本がうれる成功思考の潮流のなかで、精神科医という成功とは逆の立場に立った人に接する視点から「ふつうの幸せ」を説く。
「自分は何のために生まれたか」という壮大なテーマにも「追求すると厄介なことになる。かといって、追求しないでいるのもむずかしい。それが、「生まれた目的、生きる意味」というもののようだ。」と本質にふれながら肩の荷を下ろしてくれる。
 読書や勉強はこうして、ふと新たな視点を与えてくれる。点数にもこだわる。そして、その先の勉強も楽しい。
2009/12/1 (Tue) 自己との戦い
 今年最後の月を迎えた。ここ数年、センター試験と県大会が重なり、同じ時間の中でどれだけ目標達成に近づけるか、受験生との勝負でもある。クリスマスも正月もそして高校2年生はスキー実習もある。短い時間の中で、集中力を持って準備にあたれるかが勝敗のカギとなる。
 今朝の天声人語(朝日新聞)の冒頭で、古代ギリシアの七賢人のひとりタレスが、何が一番難しいかと問われて「自分を知ること」と答え、では容易なことは?と聞かれて「他人に忠告すること」と答えたという挿話が載っていた。また、詩人の吉野弘さんの言葉で<他人を励ますのは気楽です。自分を励ますのが大変なんです。>も載せられていた。
 勉強は孤独。他にばかり忠告や励ましはできない。自分自身の勝利への道筋を探る。そういう個々が集まれば、組織はさらに力を増す。
2009/11/30 (Mon) 気持も一度リセット
 早いもので11月が終わる。明日からは師走に突入。あっという間に時は流れていく。節目節目で「節」をつくりしなやかに自分を育てていくことも大切。2009年最後の1カ月をまた充実して過ごせるように。目標達成の目を育む大切な1カ月になりますように。
2009/11/29 (Sun) 命の尊さ 一生懸命
 部活動で伝える尊い価値観に「一生懸命」があるせいか、一生懸命生きている人の話に心が動かされることが多くなった。今日は朝日新聞の「生活」面の記事から。
 交通事故で頸椎と脊髄を損傷し、車いす生活を送る女性の手記。
 結婚2年後に保育士のため出勤する途中で事故にあった。胸から下が麻痺し、両手が動かせる程度、周りに迷惑をかけ、何もできない自分に落ち込んで、死も考えたという。支えになったのはすべてを受け入れた夫と両親、リハビリ仲間だった。05年秋に妊娠が分かり、自律神経過反射という死に至る自らのリスクをかけて帝王切開で無事長女を出産した。作者又野さんの言葉「苦難は自分で乗り越えるしかないかけど、一生懸命になれば周りが支えてくれる、無駄な命はなく、どの命も輝いている。自分を信じてほしい。」
 
 一生懸命でなくても「結果」を残す人もいるだろう。しかし、自分の評価は他からの評価ではなく、自分でするもの。部旗に刻まれる「自分を信じる」とは深い意味があるなあ。
2009/11/28 (Sat) わが身を振り返る
中日新聞のコラム「人生のページ」にこんな話が載っていた。
「私は自分でも真面目な学生だと思っています。それを誇りにしています。この講義も1年間熱心に聴講しました。しかし、授業態度の悪い学生、遅刻してくる学生等を見ると腹が立って仕方がありませんでした。でも、この講義を通して、私の真面目さって何なのか、ということを考えさせられました。私が誇りに思っている真面目さで、態度の悪い人を平気で裁き軽蔑している。そんな私に気づいたとき、私の傲慢さをいやというほど見せ付けられた気がしました。それは<真面目な人には真面目な人なりの限界があり、不真面目な人には不真面目な人なりの悲しみもあるのでは>という言葉が私の胸に響いてきたからです」
 人は手段ではなく、人それぞれが目的。選手は手段ではなく、一人ひとりの可能性を最大限に引き出してこそチームは強くなる。
2009/11/27 (Fri) 信念の強さ
 勝負の世界では、自分を不安に思ったり、マイナス思考になることもある。そんなとき支えになるのが、自分のポリシーや信念といわれるものだ。それに従って正直に生きれば人間は強い。そんな信念を持てる選手を育てているか。勝利を真摯に目指す姿勢の中で自分に自信を持てることが、一番勝利に近づく。週末、自分に打ち克つ、強い信念を持って。
2009/11/26 (Thu) 迷いや揺れはあったほうがよい
 定期考査週間に突入したが今日は創立者記念日で休業日。いろんな思い、いろんな思惑で迎える第4回定期考査。最後まで全力を尽くしてもらうことを願う。
 情報過多の時代、迷いや揺れは当然ある。「一人の天才よりも30人の普通の人の意見を集約したほうが、良質の決断ができる。」もちろん、最後は自分で決断する。「優柔不断」ではなく迷った挙句の決断。最後のひらめきが最良の決断になる。(『「優柔決断」のすすめ』古田敦也著)
 いろんな情報は、決断にマイナスにはならない。机の上の勉強も判断力を鍛える。
2009/11/25 (Wed) 基本の基本を理解する基本
 雨は夜のうちにあがり、何とか少しのコート補修で半面で練習することが出来た。昨日に引き続き、こだわりは、「基本の基本」。ただ、その意図を理解せずにプレーすれば感覚だけに頼ることになり、上達はするが膨大な時間がかかる。なぜこの練習をしているのか、それを理解する頭脳を持たねば、この練習時間の限られたチームが勝ちあがることはない。
 明日からはテスト週間。その間もどうすれば勝利に近づくことが出来るか。その答えは目の前にある。
2009/11/24 (Tue) 難しいことはいらない、今は。
 今にも振り出しそうな天候のなか、何とか、1時間弱の練習をする。薄曇のため、5時前にはもう練習を切り上げざるをえなかった。
 わずか数分の練習の中でもエラーはでる。その原因を追究すると、基礎の基礎であることが分かる。投げるという動作そのものの問題で、非常に多くのことが解消できる。いや、そこがなければ、発展もないほどだ。難しいことはいらない。徹底して追及しよう。
2009/11/23 (Mon) 会話
 意見を述べたり、意見を交わしたり、状況をアナウンスしたり、声でサポートしたり、声で自分を鼓舞したり、とにかく、ハンドボールには会話がなくては始まらない。そして、それがチームを強くする。そのための言葉の力や声の大きさは重要。このプレーはこんな風に感じていたという感想でもOK。もっと会話ができるチームにならねば。形式的ものではなく、本質が語れる会話だが。
2009/11/22 (Sun) さまざまなハンドボールにふれて
 転勤のない私立高校に勤める身でいえた柄ではないが、世界は広い。世界を広げるとばかりに転々として、根なし草になってもいけないが、中高と同じ仲間で過ごす学園には外の空気も必要だ。いろんな目的、いろんなモチベーション、いろんな戦術でハンドボールが世界各地で行われている。それに触れるものいい勉強になるはずだ。
 それを自分のちからに変えねば意味がない。一所懸命に励むことによって自らの力となる。経験値をあすへのパワーに。
2009/11/21 (Sat) 自立するときも
 土曜講座のある土曜日だが、今日は中学生にコートを明け渡し、1日休養日。テストも近い、そろそろ、勉強へのエンジンも掛け始めてほしいとの願いもある。
 中学生のプレーをみると、夏にはできていなかったプレーができるようになっている成長に驚く。しかし、「初心者から初めて」という段階で、「試合で勝つ」成長段階にステップアップもしてほしい。
 こうして(中学時代はわずかでも)6年間、選手とともに時間を過ごせることはチームを形成する上でこの上ない武器だ。しかし、反面、互いに少し自立しなければならない時期もあるようにも思う。自分でものを考え、意味づけをしていくことができるならば、さらに人の言葉に耳をかせるようになると思うからだ。試合まで少しの時間はある。選手一人一人の精神的自立に期待する。受験界で百戦錬磨の元校長の言葉「かしこくても子どもは受験に勝てない。」は、ハンドボールに置き換えてもあてはまる。
2009/11/20 (Fri) 自分で考えなさい
「自分で考えろ」指導者が答えを持たずに選手に投げかければ、選手は戸惑ってしまうだろう。朝日新聞「The Road」で中村憲剛選手の高校時代のエピソードがコラムに載っていた。

 高校1年でも154センチ。中学時代と同じように吹っ飛ばされていた。「悩みの極みだった」中村が、サッカー部監督の山口隆文さんに思い切って相談し、返ってきた答えが「どうやるのかは、自分で考えなさい」だったそうだ。

 コートの中で、考えることが出来るのは、自分だけ。むしろ、感じて、考えることで、新たな技が身につく。ヒントは出せる。しかし、答えは自分で考えるしかない。
2009/11/19 (Thu) 全力を尽くす
 とある読み物に愛知学泉大学バスケットボール部監督の山本監督の話を読んだ。バスケットを指導する上での「哲学」がある。「成功とは何か」それは「常に全力を尽くすこと」。自分自身を認めるように努力し、それが出来たと感じたとき、それが成功だと。スポーツはやる以上全力を尽くすしかない。
 それは、勉強でもスポーツでもあてはまる普遍的な真理。最善の努力をしているか、最善の準備をしているか。
 木曜日、定例会議の日。全力を尽くせたか。自分にも問いかける。
2009/11/18 (Wed) イップス
 中日新聞のコラム「中日春秋」にスポーツ選手の心理に関する記事が載っていた。今日は、この引用。

 そのまま口にするのは不吉なのだろう。ある米国のプロゴルファーはそれを「おぞましきY言葉」と呼んだそうだ。イップス(yips)のことである

▼ゴルフのパットなどで、極度の緊張から手が動かなくなったり、体の動きを制御できなくなったりする症状。「ミスしたくない」の気持ちが強すぎて「ミスするのではないか」との恐怖に支配された状態だ。実際「パットを打つのが怖くなる」と語る経験者は少なくない

▼近年ではゴルフ以外の競技でもよく聞く。プロ野球の投手なら、例えば、まるでストライクが入らなくなる。弓道などでも似た症状はあると聞くが、あの優雅にも見えるフィギュアスケートさえ、無縁ではないのかもしれない

▼浅田真央選手は今季の演技で3回転半ジャンプの失敗が続いている。ライバルのキム・ヨナ選手(韓国)も最近の米国の大会で、ショートプログラムでは世界歴代最高点を得ながら、フリーでは一転、信じられないジャンプの失敗を演じた

▼コントロールしなければならないものなのに、ボールや矢は競技者の手元から離れる。フィギュアでもジャンプの瞬間、競技者は氷面から離れてしまう。その「心許(こころもと)なさ」にイップスは侵入するのか

▼高い身体能力や技術は大前提。ハイレベルな勝負とは結局、心のそれなのだろう。<心こそ心迷はす心なれ 心に心心ゆるすな>沢庵和尚


 
2009/11/17 (Tue) どんな時でも
 朝から降り続く雨。体育館ランニングコースで、トレーニング。どんな時にも、「チームの勝利」というものさしで物事を見る。限られた時間と空間。それでも、必ず、出来ることはあるはずだ。
 明日は、晴れそう。しかし、日没は早い。みんなで協力をして、1分でも多く練習できるように。
2009/11/16 (Mon) 我慢の先に
 週が明け一段と寒さが増した。冬の到来が間近に迫る。6限全校集会では、新人戦の表彰がなされた。ハンド部に優勝カップや楯がないのは寂しい。そう思われるようなチームに成長したい。仲間を称える姿勢は真剣であらねばならない。我慢したり、辛抱したり、そういうことを乗り越えてこその栄光がある。現代に失いかけているからこそ、ハンド部の選手には、その価値をかみ締めてほしい。
 戦いは我慢や辛抱の連続だ。栄光目指して、明日を迎えよう。
2009/11/15 (Sun) チームの進化を目指す。
 新人戦の地区予選がほぼ全地区で終了し、ここから一斉に正月1月16日の戦いに向けての準備がスタートする。強豪チームと1回戦から対戦する可能性もある今大会だが、目標をベスト8(県2勝)とおき、その可能性を模索する。くじ運次第のところもあるが、まだ、現段階ではおおよそ例年の「県ベスト8」には、及んでいないチーム力であることは否めない。つまりまだチーム力をつけていかなければ、目標到達はおぼつかない。
 しかし、光明もある。時間が2カ月あること。伸び代もあること。少し戦術が浸透しつつあること。などなど。
 さあ、週があける。新たな段階へのステップの週だ。スピードハンドボールの時代において現状維持は「後退」の始まり。進化を遂げよう。
2009/11/14 (Sat) 弱点補強
 朝の雨もあがり、平日の練習時間の穴を埋めるべく午後から練習。基本のシュート練習さえ有り難く思える。時間のありがたみを感じる。
 時間といえば、大会までの時間もある。大会前には弱点にも目をつむり、組織で補うことで戦ってきたが、じっくり個々の弱点を補強することもできる。大金はたいて選手を補強できることもできないチーム。頼るべきは選手。意識を持てば自分で自分を大型補強できる。
2009/11/13 (Fri) 引き出しを増やす
 雨はなんとかもち、薄暗くなったグランドで今日も1時間弱の練習。短時間であるため、効率化を図り、チームの進歩を目指す。
 試合メンバーも固定をはずし、いろんなポジションやいろんなメンバーでプレーをすると、その選手の「くせ」が顕著になる。自分では気づかないことも他者からの視点で注意を受けると、「気づき」がうまれる。そして、次に新たなプレーをすれば、慣れないためにミスもうまれるだろう。そこで、踏みとどまらずに、その先に進む。この時期の自分の引き出しを増やす。正月、春には大輪の花が咲くように。
2009/11/12 (Thu) 向上心を持って
 木曜定例会議の日。曇りの天気予報であったが、朝から太陽の日差しにも助けられ、グランドで練習を行うことが出来た。
 尾張で2位という看板を引き下げての県大会にむかうのは、夏についで2度目になるが、他地区の壁は厚く、目標達成に向けて一息つく暇は、実はない。その大前提を忘れては、夏の再現(1回戦敗退)になってしまうし、やはり、自チームの現状を客観視して、誰がということはなく、全体のレベル(=チーム力)を上げていかなければならない。気持ちを張り続けておくことは難しい。されど、気を抜けば、目標達成は覚束ない。全員が向上心を持ち、こういう日の練習を大切にしてほしい。
2009/11/11 (Wed) 地道な努力
 朝からの雨模様。グランドは絶望的。気持ちを切り替えて体力トレーニングに切り替える。
 近年、食生活が豊かなのか大型の選手が多くなった。かつての全日本で1日5食を食べて体重を増やした時代もあった。筋肉質での体重増ならよいのだが、そうでもない者も少なくない。そこで、近年取り入れているのが、長時間走。膝や腰に負荷を与えない程度のスピードで長い時間を走り、余分な脂肪分を減らす。
 何事も地道な努力が必要。負荷を強化していき、50分間×2本、全力で戦える体力まで持っていく。次なる目標にむけ、ひた走る。
2009/11/10 (Tue) 伝統と個性
 微妙な雨の中、何とかグランド状態ももち、1時間程度の練習を実施した。今月から中3生も本格参加。この時期に、チームの伝統を引き継いでいきたい。そして、上級生は、同じ練習メニューのなかで自分の個性をさらに磨くようにしてほしい。同じシステムでも選手のひらめきや判断力によって得点に結びつくこともあれば、ミスにつながることもあるからだ。場面設定や目的意識、どんな練習も力に変える貪欲さ。これから冬場にかけて「意識」が問われる。
 
2009/11/9 (Mon) 県大会に向けて
 他地区にさきがけ、尾張地区の予選は終了したが、ここからは正月に向けての準備期間に入る。日没時間はさらに早まり、どう練習時間を確保するのか、試行錯誤をしながらの時期に突入する。1月16日までの2ヶ月間。目標をベスト8とおき、2試合勝ちあがる個や組織の技術の習得と1日で2試合勝ちあがることのできる体力と気力を充実させる。具体的なチームプランを描けば、やるべきことが山ほどあることに気づくだろう。また、日没の早さを「勉強時間」にあて、「勉強貯金」を増やすことも冬の課題だ。
 次なる戦いはもう始まっている。
2009/11/8 (Sun) 「有り難い」
 土曜の中日新聞の「人生のページ」に挨拶についてのコラムが載っており目にとまった。何気ない挨拶にも深い意味があり、とくに決勝敗戦のあとということもあって、「ありがとう」の語源が心に響いた。この言葉は「めったに無いことをして下さって有り難いことだ」と、相手と尊き御縁を感謝して発せられてきたそうだ。人生は「ままならない」ものであり、自分の思い通りになったのは、良き因縁が整った有り難いことであるという。
 勝敗や立てた計画が思い通りにうまくいかないこともある。しかし、この「ありがとう」のいう思いを忘れずに、その次の自分の行動に意識を向ける。有り難い結果も訪れるだろう。
2009/11/7 (Sat) 目標を達成するためには
決勝
滝17(13-12,4-8)20津島東

惜しくも準優勝

 前半は立ち上がり3分で1対4と引き離されたものの、その後持ち直し7分過ぎで4対5と1点差まで詰め寄る。12分に同点、13分には一時7−6とリードし、その後は点の取り合いが続く。終了間際にサイドシュートが決まり13-12の1点差で折り返す。
 後半も1点先行ではじめて2点差をつけるが、すぐに取り返され、6分過ぎから4連取され、16-18と2点のビハインドに。キーパーのセーブで粘るものの退場などもあり残り3分半で初めて3点差をつけられる。7mtで2点差にせまるものの。23分にダメ押しをおされ、最後の7mtのチャンスもポイントオーバーで結局20-17で敗れた。

 前半の出来は上出来。しかし、まだまだ個の力不足が否めず、時間の経過とともにそれが露呈してしまった。試合運びによってはもう少し苦しめられたかもしれないが、まだまだベンチ(監督)の勉強不足もあった。

よくやったと言いたいが、根っからの負けず嫌いのため、気持ちを切り替えて次を狙いたい。戦いの舞台は「県大会」、そして春に「リベンジ」だ。伸びしろはある。自分たちで定めた目標。必ず到達する意気込みで明日を迎える。
2009/11/6 (Fri) IDハンド
 過去のデータ。新人戦では、直近の6年中5回優勝している。勝率は8割3分だ。6年前の初優勝の時にも準決勝で起工業に勝ち、決勝で津島東高校と戦っている。一般論では、精神面でも挑戦者であるわれわれが優位に立つ。
 こんな過去のデータや一般論は一発勝負の決勝には何の役にも立たない。せめてもの気休め程度だろう。しかし、選手のこれまでの努力を思い返せば、勝利への執着心がふつふつとわく。
 「ID野球」のIDはimport dateのことだが、IDにはidentity(自分が自分であること)の意味もある。恐れるものは何もない自分自身で尾張の頂に挑戦する。絶対にとる。強い意志で。
2009/11/5 (Thu) 観察力
 PTA2日目。天気にも恵まれ、午後から決勝にむけての練習に取り組む。面談を終えてグランドにいきチームの状況をチェック。意識は高く、動きも軽やかだ。「残り2日間」というタイムリミットを考えれば、試合勘、コンディショニング、闘争心、とともに相手チームを観察し対応する力も養える。たとえ1点2点の差としても、1点2点を争う試合であれば、その1点が勝敗を分けもする。ありとあらゆる努力を惜しまない。勝利への可能性を追求する。あと1日。やれることはすべてやる。
2009/11/4 (Wed) チャレンジ精神
 少し暖かさがもどった日常。午前中の短縮授業のあと、学級別PTAがあり、選手にとっては決戦を前に少しばかりの練習時間が保障される。顧問はその場にいくことは出来ないため、選手の集中度が3日後の勝敗を決する要素となる。
 とにかく、「挑戦者」の特権をフルに活かすこと。失うもののない思い切ったプレーは、守るべきチャンピオンにとっては脅威にうつる。せっかく手にしたチャンス。心理的に優位に立ち、果敢にチャレンジしよう。
2009/11/3 (Tue) いざ、決勝の舞台
準決勝
滝23(12−5,11−8)13起工業

 夏の大会では3年生の残る同チームに苦杯をなめたが、新チームでの対戦となり、前半落ち着いて試合運びを行えた。後半は少し課題が残ったものの勝利は勝利。いよいよ日本のトップチームも同会場で戦う決勝の舞台で試合のできる権利を得た。

 ただ、この舞台で「戦うだけ」がチームの目標ではない。この舞台で勝つことが目標だ。明日から3日間PTA期間に入り、少しだけ時間はある。試合の前の準備で半分は勝敗が決まる。入念に準備をはかろう。
2009/11/2 (Mon) 使命を全うする
 大会期間で一日休みを挟んで明日からまた準決勝以降の日程がある。長期戦だけに、試合期間中での成長を期待したい。技術的な成長もあるが、何より期待するのが精神面だ。試合を「気持ちで負けた」で片付けてはいけない。上がるとかびびるとかという類のものではなく、自分たちの与えられた役割を全うする使命感が自分を強くする。目標まであと2つだ。強い使命感を持て。
2009/11/1 (Sun) 守りから
滝26(12−10,14−7)17稲沢東

 前半の悪い流れを断ち切ったのは、守りから速攻と全体を見通す試合勘(センス)だった。攻撃は最大の防御というが、現チームは防御が最大の攻撃にならなければならない。
 公式戦は勝ちは勝ち。次に進んでいけばよい。さあ、あと2つ。ここからが戦い。
2009/10/31 (Sat) 引き締める
2回戦 滝29(16−5,13−7)12 佐織工業

 模擬試験との厳しい日程のなか、気持ちの切り替えはよくでき、平常心で試合に臨むことが出来たように思う。が、しかし、無意識のうちに発生する気の緩み。まだまだ改善できる余地はある。戦いは長丁場。決勝までの道のりでは1日1試合でよい。1つ1つを大切に。今こそ、引き締めをはかる。
2009/10/30 (Fri) 感謝することを忘れない
 早いものでもう3年が立った。3年前の新人戦前日の練習で主将が怪我をするというアクシデントから。当時は、本当につらい思いと自責の念に駆られていたが、その頃のことを思い出すと、今日の練習を無事終えただけでも感謝の思いが湧き出てくる。些細なことかもしれないが、こういう当たり前のことにも感謝できる気持ちを自分自身も常に持っていたい。
 明日からいよいよ戦いが始まる。学ぼうとすれば、すべてが教科書、すべてが教材。学びながら成長すれば、きっと、努力は報われると信じる。
2009/10/29 (Thu) 新しい仲間
 大学合格が決まったOBが練習に参加してくれている。昨日中3生の高校クラブ登録日であったが、インフルエンザの都合で本日慣れ親しんだ中3生が登録用紙を持ってグランドに駆けつけてくれた。残念ながら会議のため、練習初日をみることはできなかったが、選手の力で優勝に近づく練習をしてくれたのではないかと信じる。
 明日で新人戦前の練習は最後。悔いの残らぬように、全力を尽くす。
2009/10/28 (Wed) 積極性
 今日も秋晴れ。夕暮れ時の練習は西日がきつくなったが、ものともせず、新人戦に向けての最終調整が続く。
 上達はすぐにはできないもの。失敗を重ねて上手くなる。それでも試合は勝たねばならぬ。失敗すれば、申し訳ない気持ちで萎縮していまう。しかし、それでも、失敗をおそれず、果敢にチャレンジする方が結果はよい。無神経や勝手気ままなプレーとはちがう熱く思慮深いプレーであるならば。
 まだまだ挑戦。人間性は目的意識によって変わっていく。
2009/10/27 (Tue) 粘り強さ
 好天に恵まれ、秋の夕暮れの練習で最終調整をかける。勝負事に限らず、1つのことを成し遂げるためには、どんな困難にもめげない粘り強さが必要になる。シュートをはずそうとしてはずしている選手はいない。バーに嫌われることもある。先取点を取られ、その後も連取され、ゲームの主導権を握られてしまうこともあるだろう。しかし、ハンドボールは強いものが勝つように出来ているスポーツ。粘って粘って辛抱すれば、必ずやチャンスが訪れるものだ。生まれもった「気質」だけではない。みずからの「意志」でも粘りはうまれる。勝利への執念で、勝利を呼び込め。
2009/10/26 (Mon) 留魂の碑
みんなが苦難に耐えた

 みんなが死線を越えた

 みんなが栄光を握った

 みんなが伝統を守った

 そして今も

 みんなが見守っている

 土曜日の中日新聞【編集局デスク】に掲載されたコラム。今夏日本一になった中京大中京のグランド横にたてられた「留魂の碑」の碑文だそうだ。
 この「みんな」には、グランドでトンボを引く多くの野球選手も含まれている。
 これまでも、そしてこれからもそうだが、部員一人ひとりはかけがえのない財産。その「みんな」で栄光をつかみたい。
2009/10/25 (Sun) すべてを呑み込んで
 大会前の休日を使い果たした。まだ平日の練習は残るものの時間は限られている。近づけば近づくほど、貴重に思える時間だが、無駄にした時間はあまりなかった。滝高校の環境下では最大限の練習であったように思う。
 これから出てくる結果。掲げた目標。その到達のために時間も労力もつぎ込んできた。怪我にも悩まされた。様々な事情で全員揃わない練習日もあった。しかし、すべてを呑み込んで、今大会にかける。その先もある。勢いよく助走をつけられるよう、ラストスパート。
2009/10/24 (Sat) 「わかる」と「できる」の差
 数日前の顧問日記で触れた「わかる」と「できる」の差。そこには本当に深い溝がある。そこに橋を架けるのは、練習に練習を重ね、有意識の行動ではなく、無意識にもぐりこませるほど鍛錬を積まねばならない。練習量が豊富なチームが強くなるのはそのためもあるのだろう。ただ、「分からず」して「できる」ようになってもそれは偶然でしかない。つぎは出来ないかもしれない。わかるという「意識」と、それを反復する「意志」と、その反復のつらさに耐えうる「勇気」とを、それぞれ兼ね備えなければなるまい。
2009/10/23 (Fri) 戦いの舞台
 組み合せ抽選会があり、戦いの舞台が整った。目指すてっぺん。1つ1つの試合を戦いながら、「試合のなかで強くなる」魂をもって戦いに臨みたい。まだ準備期間は1週間残されている。短い時間だが貴重な時間。大切に使っていきたい。
2009/10/22 (Thu) 思いやりの走り
 練習にミスはつきもの。大会を10日後に控えてはいるものの、ミスがなくなるわけではない。減らすに越したことはないのだが、今のミスは「ナイスミス」が少なくない。ここでいうナイスミスとは、積極的な思考の上でのミスだからだ。そこには上手くなろう、という向上心がひそんでいる。今は失敗よりもチャンレンジ、上達の兆しを大切にしたい。芽をつぶさないようにチームで育てていこう。そのためには、懸命に走って帰陣する「思いやりの走り」が必要なのだが。
2009/10/21 (Wed) ゲーム勘を取り戻せ
 2週間のテスト期間のブランクは、思いのほか体の動きは衰えず、順調に回復しているようにみえる。むしろ、いい休息で怪我などが回復し、体も軽く全体的には良い調子のようだ。ただ、まだまだ、目標達成が実現できるほどには至っていない。当然、相手チームも実力を上げてくるであろうし、最後の追い上げもあるからだ。今大会勝ち上がるとすれば、接戦に持ち込み、精神的にもしんどい試合をものにするしかない。その時には、ミスが少ない方が勝利に近づく。微妙な勘が勝敗を分けることもあるだろう。とにかく、集中してやるべきことをやっていく。まずは、ゲームにおける勝負勘を取り戻そう。
2009/10/20 (Tue) ハンドボールが中心
 定期考査が終了した。2週間後には新人戦を迎える。何はともあれ、ハンドボールをしていることによって精神的にも毎日の生活リズムにおいても軸ができる。生活に中心があることで、強く生きられるのは顧問も選手も同じ世に思える。そんな選手の表情が垣間見えた。
 さあ、目標達成までの2週間、努力と工夫で、最大限活かしきらなければならぬ。成長の過程が大切。ありきたりの言葉だが、1日1日を大切に。日の沈むのが早くなった秋の日には身に凍みる。
2009/10/19 (Mon) さあ、明日から
 定期考査も最終日。天気予報も今週は晴れマークが並んでいる。10月も中旬を過ぎ、日没も早くなった。新人戦に向けて、とにかく効率をあげて目標達成に邁進していかなければならない。質の高い練習をするためには「意識」がひつようなことはいうまでもない。2週間でチームを最高の状態に持っていく。
2009/10/18 (Sun) 自分で「気づく」
「気づかないことは致命的なのです。せっかく潜在能力がありながら、大切なことに気づかないために、みずから道を閉ざしてしまう。本当に残念です。でもこれが、その人間の未来を分ける残酷な境界線なのです。」(工藤公康『現役力』より)

ハンドボールも勉強も自らを磨かねば、埋もれてしまう。試験はあと2日。磨きをかけろ。
2009/10/17 (Sat) 気合だ!気合だ!気合だ!
 今回からのテストでは土曜日にも定期考査が行われるようになった。土曜日に授業があったころからつとめているため、古株の教員はそれほど苦にはならないが、週休2日制になれた今の生徒にはリズムをつかむのに戸惑うかもしれない。長期休暇の特別授業は土日祝日関係なく行われるため、すでになれているのかもしれないが。
 いずれにせよ、土曜日分の試験勉強時間は減る。ここは気合を入れて乗り切らないといけない。気合と言えばアニマル浜口というわけではないのだが、浜口道場の道場訓から。

人間はどこまで強くなれるか
人間はどこまで練磨修養なるか
足らざるを補い、誤れるを正す
進化創造
変化向上
出来ると信念することは
どんなことでも出来る
出来ないと思うのはできない
志は高く
求めよ世界一
私には出来る
やれば出来る
必ず出来る
欲望と反省の調和
陰と陽の中
どこまでもどこまでも
進化して止まず

(『若者力の鍛え方』アニマル浜口 ベースボール・マガジン社新書より)
2009/10/16 (Fri) 一筋に
「野球のためならたいがいの事は我慢できる。旅行に行きたいとか遊びに行きたいとかという願望は常にあるけれど、野球のトレーニングに支障をきたすようなことはしない。その意味では私はたくさんの犠牲を払い、人生をかけて野球をやってきたと胸を張れる。」(『覚悟のすすめ』金本知憲)
 
 優勝の喜びは何事にもかえがたい。心の底から湧き出る喜びがある。その感動を体感するためには、今は、自らの与えられたミッション(使命)を遂行するのみ。新人戦まであと2週間。
2009/10/15 (Thu) 「知っていること」と「できること」
 今日からテストに入った。この前半の1週間も多くの著書と出会い、わずかながらに滋養をえたような気がする。スポーツ選手だけではなく「異種」の読書も心がける。今日はテレビにも出演する齋藤孝氏の言葉から。
「わたしはずっと『技』や『技化』ということに、こだわってきた。何か注意されると「あぁ、それなら知っていた」という人がいる。できていないのに、「わかっている」と言い続ける人には、進歩がない。『知っている』ことと『できる』ことは、全くちがうことだ。その間には深い川が流れている。
 この川に橋を架けるのが、『技』だ。反復練習を重ね、いつでも確実に使えるもの、それが技だ。現代日本では、この技を習得する根気がかけがちだ。
 技は、この身の内部にしみこんでいる。技があることで、自分を信頼できるようになる。
 心だけポジティブになるというやり方では、現実を目にしたときに、脆い。技があってはじめて、本当の自信が持てる。占いや他人からの励ましに頼って、心の天気の心配ばかりしていても、本当の晴れは来ない。心の晴れは、技がもたらす。
 技は体技ばかりではない。読書もコミュニケーションも技だ。アイディアを生み出すのも技だ。いろいろな所に『技』を見出すことによって、世の中が『学ぶテキスト』にあふれていることに気づくだろう。」
(『なぜ日本人は学ばなくなったか』講談社現代新書あとがきより)

まだまだ、楽しみなテスト期間はこれから。
2009/10/14 (Wed) プロセス→「楽しむ」
 朝日新聞朝刊に載っていたバレンタイン監督の記事。「楽しむ」ことの一つの意味が示されている。

「日本の野球界で、特に年配の人は『楽しんでいる』と聞くと、『真剣にやっていないのではないか』『日本の文化としての野球を冒涜することではないか』と感じるようでした。だが、そうではない。練習を積んで試合に臨めば、自信も勇気もわいてくる。失敗を恐れることがなくなり、瞬間、瞬間の厳しい勝負を楽しむことができるようになる。」

 試合(試験)に至るまでの努力がなければ、当然、楽しむことはできない。プロセス(過程)があってようやく、そこに「楽しみ」が芽生えるのだ。その過程を無視した軽い「楽しむ」が蔓延しているから、「楽しむ」の意味が横にそれる。過程が大事。必死に励め。
2009/10/13 (Tue) 好奇心、向上心
 スポーツの世界で成功した偉人の言葉。
「上には上がある。下には下がある。どっちを向いて歩くかだよ。どんなに心技体を極めようとしたって、自然は極められるものではない。だからいくらやり続けても飽きない。風の向き一つで、ピンの位置一つで、コースがドライブかウェットで、昨日のゴルフが今日は通用しなくなっちゃう。
 でも、だから面白いんだな。向上心が失われないんだ。今日のおれより、明日のおれの方が上手くなっているんじゃないかと思わずにはいられないのである。」プロゴルファー青木功の言葉より。
2009/10/12 (Mon) 勉強も根性論
 三連休も終わりを迎える。新人戦への時間もテストまでの時間も刻一刻と少なくなっていく。やるべきことはたくさんある。そんな焦りの中の一言。

「自分は弱い。まだまだやるべきことをやっていない。強くなるためには、他人の何倍も練習しなければならないんだ。血反吐を吐くぐらいまで練習しないと、一流にはなれないんだ。昔ながらの根性論が全く正しいとは思っていませんが、そのことは絶対に忘れてはいけないと思っています。」
46歳現役の工藤選手の言葉より。
2009/10/11 (Sun) 勉強も真剣に
「野球選手に限らず、最近の若いスポーツ選手の発言やインタビューを聞いていると、ふたことめには『楽しみたい』と口にする人が多い。だが、私としては彼らの多くは『楽しむ』という言葉の意味を少し間違えているような気がしてならない。
 本来、『楽しむ』とは、向上心を持ち続け、努力した結果、できなかったことができるようになる、もっと上達する。これが『楽しい』のほんとうの意味だと思う。そこを勘違いしてはいけない。だから、試合前の極限の緊張の中では、本来軽々しく言えない言葉だと思うのである。」
 阪神金本選手の言葉。
 勉強も向上心を持ち続け努力すれば、できなかったことができるようになる。それが楽しい。
2009/10/10 (Sat) 継続
 今年でハンドボール部創部10周年。1年1年真剣勝負で気がつけばはや10年であった。慣用句にもいわれる「10年早い」のこの10年間。ハンドボールを継続することによって、自分自身が成長することができた。それでもまだまだ「夢の途中」という状況で、ハンドボールの奥深さの前に勉強の毎日だ。
 
「そりゃ、僕だって、勉強や野球の練習は嫌いですよ。だれだってそうじゃないですか。つらいし、大抵はつまらないことの繰り返し。でも、僕は子供ころから、目標を持って努力するのが好きなんです。だってその努力が結果として出るのはうれしいじゃないですか。」イチローの言葉より。
2009/10/9 (Fri) 自分を磨く
 昨日からいよいよ考査期間。休校から一夜あけ、日常が戻るも部活のない2週間はやはりさびしい。しかし、この2週間、勉強に明け暮れ、自分を磨いてほしい。
 「自分」とは、一人でみつかるものではない。無人島にいても新たな自分は生まれてこない。「自分」は他人(社会)のなかで磨かれるもの。机の上は孤独ではないか、という声も聞こえてきそうだが、数式も歴史上の人物も英単語も広い意味では「社会」そのもの。勉強はそういう他者への尊敬からはじまる。自分にも言い聞かせ、自分を磨く。
2009/10/8 (Thu) 日常のように
 予報通り台風が愛知に上陸した。生徒の自宅の無事を祈るばかりだ。東海豪雨以来、滝学園の規定では「警報」が出ている間は学校は再開されない。生命線の名鉄の運休もあり、11時に休校が決まった。
 学校はなかったものの、普段通りの生活が送れるものはやはり強い。「自分との約束」を守れないものは、他人との約束も守れないだろう。
 明日は晴天に恵まれそう。その後3連休。こつこつと積み重ねる。勉強貯金。
2009/10/7 (Wed) 習慣化
 台風の接近による雨のため、今日も雨天メニュー。ランニングも習慣化することによって心肺機能も強化されるだろう。
 明日からはテスト週間。台風の影響で休校も心配されるが、毎日毎日、こつこつと習慣化をすることが大切。範囲も広い。今日からスタート。
2009/10/6 (Tue) 勉強モードにもシフト
 軽い雨脚だったが、グランド状態は悪く、調整程度のメニューで練習を終えた。1週間後に迫った定期考査に備える意味もある。勉強もハンドボールも高い次元で両立させてこそ、滝高校ハンドボール部。脳みそを暗記や計算に使うことはつらいことでもあるだろう。それに耐える力もハンドに生きる。
2009/10/5 (Mon) 勝利を追い求めて
 月曜日だが、5連休の遅れを取り戻すため、休みを返上して練習に勤しむ。学年間の終了時間が異なり、高2、5名で1時間ばかりの練習。内容の濃い練習が行えた。5時を過ぎ薄暗くなってきてからようやく1年生が登場。わずか15分だけだが、実践的な練習で汗をかく。たかが15分だが、されど15分。できる範囲で勝利を求める。きっと花開くと信じる。