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顧問の練習日記です。

2009/10/4 (Sun) ふんばれ
 シルバーウィークの遅れを取り戻し、かつ、新人戦に向けての追い込みをかける。気がつけばテストウィークまであと3日にせまった。今週末は週末課題も多いと聞く。no pain,no gain ハンドボールも勉強も今ががんばりどころのようだ。辛いことは承知の上。必ず、結果はついてくる。
2009/10/3 (Sat) 大切な1日
 朝は暗雲が垂れ込めていたが、何とか回復し、土曜講座の午後、グランドで練習を行うことができた。下校時間が短くなるこのころは1週間前あたりから天気予報欄とにらめっこが続く。何より練習できることの幸せをかみ締める。心から1日1日を大切にしていきたい。定期考査を考えると、残されて時間は多くはない。
 
2009/10/2 (Fri) 楽しいトレーニング
 朝からの雨のため、体育館ランニングコースでトレーニング。選手と共に久しぶりに20分−5分−20分の試合時間に合わせたランニング。前半、後半と想定して選手の走りを見ていると、後半失速するタイプやラストに踏ん張れるタイプとハンドボールと同じような特徴が現われる。その後、体操をして更衣をすればあっという間に下校時間だ。これだけ短い練習時間。集中してやらねば効果は上がらぬ。つらい「走り」のトレーニングも楽しめるほどの余裕を持ちたい。
2009/10/1 (Thu) スピードアップの秋 リーダーシップの秋
 秋のつるべ落としで本当に日が沈むのが早くなった。今日から10月。滝学園は今日から中高一斉に下校時間が5時30分に制約される。実質練習時間は1時間あまりとなってしまう。過去のチームもこのような状況下で工夫し努力し、練習時間を捻出してきた。今年もみんなで協力し努力し、1本でも多くのシュートを打てるよう励んでいきたいと思う。スピードを速めるに必要なものは個々のリーダーシップ。一人ひとりが掃除や移動の際にリーダーシップを発揮すれば、全体の利益が上がる。
2009/9/30 (Wed) 団結力
 生徒面談日の最終日。あいにくの雨で前から予定を変更して雨天練習中止としていた。ところが、少し些細なトラブル発生。選手を集め指示を出したが、あっという間に解決。些細なトラブルもチームの団結力を強める接着剤になることもある。
 すべてを前向きに。発想を変える。
2009/9/29 (Tue) 基礎練からも応用力
 面談日も3日目に突入。今日は朝の雨が残り、グランドが心配であったが、面談後、見事に修復されたグランドで黙々と練習をしていた。1つ1つ成長していき、チームは鍛えられていくのだろう。
 限られたコートでは基礎的練習の繰り返し。しかし、同じプレーでも少しレベルの上がったプレーもみられる。複雑なフォーメーションもこの動きがあって初めて機能する。もっといえば、この基礎的力があれば多くの試合をものにすることができるだろう。
 基礎の中でも意識を上げれば力はつく。面談日は最終日。雨が降らないことを願う。
2009/9/28 (Mon) 追いかける
 1年生大会は優勝で幕を閉じたが、今季チームはまだまだ追う立場だ。5連休の間の空白を埋めるべく休みを返上して今日も練習。試合のなかった2年生は当然だが、1年生の動きも軽く、夏の成果が出始めてきたように思う。それでもまだまだ必死で追いかけねば優勝は手に入らない。追って追って追いまくれ。
2009/9/27 (Sun) 真剣勝負
今年から始まった1年生大会の結果

【予選リーグ】
滝8-3誠信
滝10-1江南
滝20-2尾西

【決勝トーナメント】
滝11-3一宮西
滝10-8五条
滝12-2一宮興道
滝9-5津島東

7連勝で初代チャンピオンに。

 チームの事情で試合経験が他チームよりわずかにあった「経験値」の力も勝利の要因にあったように思う。世代交代後の新チームで勝てる保証はどこにもない。1年生の力量アップ=チームの力量アップではあるが、試合中常に感じていたことは、精神的な成長を遂げればこのチームはもっと強くなるということだ。さらにいえば、自分の弱さを知ることでもあると思う。負けられない試合の前では、嘔吐するほど緊張することもある。そういう自分と何度も対峙して自分を強くしていかなければならない。これから秋が深まっていく。秋や冬の寒さのように厳しく自分に接せられるように。
2009/9/26 (Sat) 苦しさを乗り越えて
 5連休の遅れを取り戻すべく、練習に勤しむ。足がつり、限界を超えても走り続けた。みんなで定めた目標は譲りたくはない。その思いだけが心の支えだ。意識なきところに成長はない。
 明日は1年生大会。初代チャンプを狙う。
2009/9/25 (Fri) 忍耐力
 休校が解除され、今日から練習が始まった。面談週間も始まり、終了後グランドに駆けつけると、「体慣らし」の域を出ない練習であった。暑さもありブランクもあり、本調子とまではいかないが、マイナスからのスタートという状況から考えるとチーム作りのペースを上げていかなければならない。
とくに身につけて欲しいのは、忍耐力だ。耐え忍ぶ。辛抱する。個人の性格や気質に由来するものでもあるが、「忍耐力」にすれば、チームの共通項としてやらねばならないことになる。スマートなプレーも必要だが、泥臭いプレーもチームを救う。再開の時だからこそ、地味な力を要求する。
2009/9/24 (Thu) ブランクをうめる
 インフルエンザによる休校措置はひとまず、解除となった。一足早く解除された中学生の練習に参加すると、今日の暑さもあったかもしれないが、1週間のブランクは想像以上であった。
 思っている以上に出遅れている。まずは、そういう認識を持ったほうがよいのかもしれない。あせらず、じっくり、体を起こすことから。怪我をしては元も子もない。しかし、日曜には初代チャンプを目指す。
2009/9/23 (Wed) 回り道
 高校1・2年生はもう1日学年閉鎖の期間が延びた。休校期間は7日目となる。この回り道はやむを得ざるもの。辛抱し、再開と時を待つしかない。
 もう1日であってほしい。
2009/9/22 (Tue) Jカーブ
 経済学でJカーブ効果という言葉がある。外国為替の変化と貿易には時差があり、「へ」の字のように、一旦上昇した後、下降していくことをいう。しかし、「J]をそのまま右から読む。いったん下降するが、そのあと急上昇していくようにみえる。この休息でいったんは下降するかもしれないが、その先には天井やぶりの上昇があると信じたい。この原則、ほかでも当てはまる。最初は辛抱が必要。じっと辛抱。
2009/9/21 (Mon) エッシャーのだまし絵
老婆に見えるのか、少女に見えるのか?
 現代社会の教科書に載るエッシャーのだまし絵だ。ものの見方は多角的でとらえ方によって意味も変わる。
 「『負けたことがある』というのがいつか 大きな財産になる」の山王・堂本監督の名言。
 いつか、この日の経験が花咲く時がくる。そう信じてあと2日、辛抱。
2009/9/20 (Sun) テレビでも
 好天に恵まれた連休2日目。練習できないもどかしさは日に日に募るが焦りは禁物。体調を整えやれるべきことはやることが唯一の練習だ。
 テレビではテレビ愛知で「ソロモン流」でスペインリーグに挑戦する宮崎大輔選手が取り上げられていた。メディアに出てハンドボールをメジャーにすることも使命とする。
 青春をかけて取り組んでいるハンドボール。メジャーになってほしいと誰もが願う。
2009/9/19 (Sat) 心機一転
 03年から敬老の日が第3月曜日になり、秋分の日と、休日と休日の間が休みとなる規定になり、5連休となった。この次は6年後、そのまた次は11年後だそうだ(天声人語より)。おまけに、新型インフルエンザの大流行はおそらくそうそうはなく、むしろ数年に一度の「大連休」になっているであろう。
 じたばたしてもはじまらない。心機一転して連休明けのすがすがしい表情での練習を期待したい。それも勝利への一歩。
2009/9/18 (Fri) 自分を信じて
 3限から学校閉鎖に。5日間の連休期間も活動停止。もう、慌てず、この現状の中で、勝つべき方策を探るのが懸命。当たり前だが、規則正しく生活を送ること。第3回定期考査に向けての勉強を今から始めること。逆算すればすべきことは山ほどある。読書などの自分磨きでもいい。直接的ではないかもしれないが、とにかく、1日1日前進できるよう。信は力なり。
2009/9/17 (Thu) 残念ながら
 文化祭・体育祭も終わり、さあ新人戦だと思っていた矢先のインフルエンザによる部活動禁止。大会を辞退する部活や選手もいると聞く。悔しさで教室で流す涙もあった。
 この思い、じっとこらえて耐え忍べば、いつかはきっといいことがある。いや、絶対にあるべきだ。こういう時こそ、自分を信じる力が問われる。
2009/9/16 (Wed) 反復練習
 秋晴れの下、体育祭も終了し、いよいよ「新人戦モード」本番を迎える。負けたくないこの思いを練習という形にかえる時間も限られてくる。しかし、あせらず反復練習を繰り返すのみ。昨日の約束事はおおざっぱにせず、緻密に一つ一つ積み上げていかなければならないものだからだ。どんな劣勢に追い込まれても自分たちのペースを崩さない。そういう核になるものを作り上げる時期に突入だ。
2009/9/15 (Tue) 約束事
 文化祭代休の日。天気予報に裏切られ、朝から雨にたたられた。中学は平常授業であったため、授業の合間を縫ってわずかな時間体育館で練習。実践的な練習で少し汗を流すことができた。
 文化祭が終わったからと言うわけではないが、チームの約束事を確認した。プレーの面でも運営面でも全員が必ず守れるように主体的に行動しなければなるまい。約束事は、自分を制約するものではない。自分を生かすものなのだ。
2009/9/14 (Mon) ベストメンバーとは
 文化祭は終わったが、片付けなどでなかなか全員が揃わない。秋のつるべ落としで日はあっという間に短くなる。まだまだ現状の力では優勝までは届かない。何としてでも1日でも1分でも優勝に近づきたいと気はあせる。
 選手の欠けた分、いつもと違うポジションにチャレンジする選手。新たな可能性のヒントがあるのかもしれない。
 公式戦はベストメンバーで臨む。ベストメンバーとはチームの目標を到達しうる可能性が最大限になる選手が7人コートにたつこと。過去の栄光もしがらみもなく、チームとして、結果が残せる選手が選ばれる。個人で10点取ってもチームが負ければ意味がない。リーダーシップと協調性、ひらめき力と忍耐力、併せ持つものがスターターとなる。
2009/9/13 (Sun) 指針を定める
 文化祭が開幕したが、4時以降は気分にもメリハリがあり、新人戦に向けての練習が再スタートした雰囲気であった。個々の力量はまだまだで永遠のテーマではあるが、ここからは組織の力を上げていく時期に突入していきたいと思う。秋に勝負を挑む以上、覚悟を決めねばならない。チームの指針を定め、ここから一気に突き進む。
2009/9/12 (Sat) 本質を見極める
 世の中にはたくさんの問題とそれに対するたくさんの答えがあるように思える。しかし、その多くのものの中でも本質は似通っている。いやむしろ共通しているものが多い。会社組織とスポーツの組織。勉強とスポーツ。宗教や哲学など。そのものの本質に迫るには、まさに「そのもの」を深く追求してくことが必要なようだ。1つのものを極めたものが、別の世界でも成功するのはそのためであろう。
 勉強もハンドボールも本質に迫れるものを追求しよう。うわべではない。その奥底にあるものを探り当てよう。明日から練習再開。
2009/9/11 (Fri) めりはり
 文化祭前の授業が終わり、いよいよ教室を会場にしての本格的準備が始まった。「人間は遊ぶもの」(=ホモ・ルーデンス)と言ったのは、オランダの歴史家ホイジンガ。遊ぶことによって生産の尊さを知り、日常から解き離れたところに、本性が自由になるのかもしれない。明日は1日準備の日。何事も一生懸命励めば、その見返りも大きいはず。練習は休みだが、メリハリをつければ明日1日も勝利への1日となる。
2009/9/10 (Thu) チームで動くための基礎
9月7日付け天声人語より。
▼アメリカンフットボールの伝説的指導者ニュート・ロックニーに名言がある。〈要は個人ではなくチーム一丸で動くこと。私は監督として、ベストの11人ではなく、11人でベストになる選手を使う〉▼

 チームスポーツには、「化学反応」のような組合せがあり、持てる力以上のものを発揮したり、反対に個の能力は高いけれど、チームになる不思議と力が出し切れないということもある。そのため、チーム練習は絶対に欠かせない。矛盾しているようだが、現在の中高混合の練習はその「チーム練習」とは相容れないが、即席のチームの中でも力を発揮できるようにすることが、のちの「チーム力」向上につながる。一歩でも半歩でも勝利に近づくように生活を考える。
2009/9/9 (Wed) ゲームの中で成長
 中高混合の試合。今日は交替メンバーを含めての3チーム分が集まり、三つ巴で戦う。中1から高2まではさすがに技術差や体格差が激しいが、ハンディ得点もあり中1生がシュートを決める場面も見られるようになった。こうした交流やゲームの中で、ともに互いに成長していって欲しい。とにかく、どんな試合でも一生懸命すること。成長を助ける肥料となる。
2009/9/8 (Tue) 歯を磨くようにハンドボール
 文化祭期間は続く。上達に練習以外の道はない。さらに、毎日毎日練習を続ければ、その効果は増す。歯磨きをしないと気持ちが悪いのと同じようにハンドボールも練習しないと気持ち悪いほどになれば、しめたものだ。
 かけひき、判断力の点では、一夏で急成長したように思う。ただ、それは他のチームも同じこと。他よりぬきんでるためには努力するしかない。
2009/9/7 (Mon) ハンドボールが好き
 高校は月曜休みの原則のため休養日であったが、中学は5時から1時間の特別練習。わずか1時間弱の練習だが、全員が集まり、ミニゲームを実施する。試合をすると初々しい中学1年生のはちきれそうな笑顔。その笑顔が6年間の滝学園ハンドボールのスタートになる。下校時間が近づき、練習終了の告げると「まだやりたい」とうれしい言葉。「ハンドボールが好き」と言えるその気持ちを6年間持ち続けさせる使命を感じる。キミたちの引退の日に同じ言葉を聞きたい。
2009/9/6 (Sun) 勝ちたいときには頭を使え
 立ち上がりうまくいかず劣勢となる試合は、気力、精神力が問われる。地力に勝るチームならば冷静なプレーを取り戻せば、追いつき追い越すことができるが、互角ややや劣勢のチームでは、そこからの挽回は相当の集中力を必要とする。そのときの集中力こそ、よくいう「考え」て「頭を使う」ことを指すのだろう。1つのミスも許されない追い込まれた状況下でのプレー。それがまた「地力(本来持っている力)」を育てる。
 まだまだ、「地力」も足りない。地力をつけるためには、勝ちたい、絶対に負けたくないと強く思わねばならない。普段の生活からプレーに至るまで今一度襟を正そう。
2009/9/5 (Sat) 自分を超える
 文化祭準備のため、午後からグランドでの練習となる。けが人やクラスの事情で全員がそろわないなかでのスタート。いつもより回転がはやく疲労が早くから出始める。しかし、だからといって目標を下方修正できるわけでもない。新人戦で到達するためには、どんな状況下でも自分を鍛え、身につける技術や体力を養っていかねばならない。
 「真剣」とはまさに本物の剣。竹刀や木刀ではない。われわれの目指すところは真剣勝負の世界。真剣に取り組もうという姿勢が己の行動を規定する。そろそろ甘えはいらない。
2009/9/4 (Fri) センスを磨く
 今日から文化祭準備期間に突入。なかなか全員が揃うことは難しいが、中高あわせて練習できるのが本校の強み。5時ごろにはゲームができる14名ほどが集まり、中高混ぜての紅白戦。ボールは2号球。身長、スピード、パワー、それぞれが違う選手がコートを駆け巡る。試合という「状況」の中でさまざまな「判断」を行うことでボールセンスを磨く。自分自身の課題を持てばすべてのことに意味が生まれる。すべてのことも工夫次第で上達する手段となる。
2009/9/3 (Thu) センスで片付けない
 テストもあけ、まだ文化祭の準備などなかなか全体で練習する機会も多くはない期間が続くが、まとまった時間の練習を充実して行うことができた。
 夏休み期間の練習の成果が形となって表れてくるこの頃、伸びた選手も伸び悩む選手もいる。リバウンドがとれない、ポストが守れない、速攻で前へのパスが出せない、局面局面でセンスあるプレーをする一方でつまずきが多い選手もいる。すべてセンスで片付けてはいけない。よく観察すると、視野(視点)が異なっていたり、順番が違っていることもある。そこは意識してトレーニングを積めばきっと上達してくる。滝高ハンド部は誰もがセンタープレーヤー(司令塔)。そんなチームを理想とする。
2009/9/2 (Wed) やっぱり魂
 試験も試合も選挙もいわば勝負事。社会生活の中では、そのほかにさまざまな勝負事がある。信念を持って行動すれば、何かにぶつかることもあるだろう。うまくすり抜ける処世術もすべて通用するわけではない。やはり、行き着くところは、己の魂の強さ。勝負事で鍛えられ、鍛えられるから勝負に強くなっていく。
 明日のテスト勉強もすべてやりきるという強い信念で自分が鍛えられる。究極の戦いは魂(ハート)の強さがものをいう。
2009/9/1 (Tue) 2学期始業式
 秋晴れの晴天のなか、2学期の始業式が行われた。恒例の8月終りのつかの間の夏休みも明け、これから日常に戻る。限られた時間の日常の中で力をつけることがわれわれに課せられた大きな課題だ。
 秋に来る新人戦の目標は「尾張優勝」。大きな壁も立ちはだかるが、高い目標があることが、自分たちのやる気を高めると感謝する。
 1日1日を大切にして、日々を過ごす。練習の積み重ねが目標到達の唯一の方法。
2009/8/29 (Sat) いいミス、悪いミス
 夏休み最後の週末。天気予報とは裏腹に暑い日差しが容赦なくさす地元中学の練習会に未来の滝高ハンド部を背負って立つ滝中学の様子を観察にいく。西尾張地区の様々な中学が一堂に会し、しのぎを削る。運動能力、体格は中学2年生といえども、かなりのレベルに達している。
 各チームの指導者の指導方針も個性があるが、高いレベルの要求をどの指導者の方も要求しているようにも思った。勝ちたい思いが練習試合にもぶつかり合っている。その切磋琢磨がチーム力を高めていくのであろう。
 普段、高校生の指導をしている立場で、選手の技術的、精神的発達段階も異なるであろうが、ミスに対する選手への言葉かけも大切なものだと実感した。
 また、自らの時間を割き炎天下の中で選手とともにすごす西尾張の先生方にも頭のさがる思いでいっぱいだ。高校も尾張で切磋琢磨し、継続的に上位を目指せるチームを作り上げていかねばならない。そして滝高がその先陣を切れるように。
 
2009/8/28 (Fri) 夏の終わり
 10年前、腰まで伸びた雑草を数名の生徒とともに刈った。今では1面半のコートで40名程度の選手が汗を流し、日夜、自分を鍛える場所となった。
 恒例となったニガリまきを行うと、心身ともに清められ、まさにここが「聖地」となるような思いを抱く。ここが出発点だったのだ。
 夏休みもあと3日となった。この夏も非常に充実した夏だった。「結果」という芽は残念ながら出なかったが、この種は根を生やし、秋には実りをもたらすと信じる。
 いい夏だった、といえるには、秋に収穫しなければならない。
2009/8/27 (Thu) 少しずつでも
 秋の新人戦に向けての準備期間に入る。目標到達までには足りないこと身につけなければならないことが多く、間に合うかどうかは分からないが、とにかく少しずつでも技量を向上させていかなければならない。練習以外に上達する道はない。愚直に練習をする。少しずつでも尾張の頂上に近づけるように。
2009/8/26 (Wed) 練習に勝る薬なし
 夏の大会を終え、秋の新人戦の準備に思考をめぐらす。
 2年生が5名というチーム事情もあり、パワー、スタミナ、テクニック、スピード、すべての面でレベルアップが求められる。時間は2ヶ月間。学園祭や定期考査、日没時間の早さなどを差し引けば、さらに時間は少なく感じる。
 夕暮れ時、中学生の練習に参加、まだハンドボール歴2年の選手は、非常に素直でフェイクにまんまとだまされてしまう。経験値は思考力を育てる。であるならば、やはり「練習」が上手くなる王道だろう。目標はゆるぎない。高ければ、よじ登るしかない。
2009/8/25 (Tue) たくましくなる
3位決定戦

滝23(11−9,8−10,延長2−2,7mtc2−1)22一宮南

 厳しい戦いであった。残り3秒で1点ビハインド。万事休すという場面で奇跡的なシュートが決まった。延長開始も30秒間4人で耐え、7mtcに持ち込み一南×滝○一南○滝○一南×で決着がついた。
 その後の決勝では、目標とするところの壁の高さをみた。あと2ヶ月でそこまで登る、いやよじ登ってでも到達したいと思った。
 県大会に続き、今日のようなゲームは選手の精神を鍛錬してくれるものであると信じる。ただ、まだまだ技術を体力をスピードを組織力をチーム力全般を鍛え上げていかなければならない。

 われわれの夏は終わった。さあ、秋。収穫の秋になるように。キリカエ力。
2009/8/24 (Mon) 自分の中の価値
 大会期間中の日常の日。朝から特別授業が始まり、午後から秋の気配が漂うグランドで明日に向けての調整。上位大会もないが負けられない1戦に変わりはない。
 どんな戦いも行動も、他人の評価や価値は関係がない。自分の中に確固たる価値を持ちそれを貫く。負ければ当然悔しいし、勝っていてもさらに高みを目指す向上心がふつふつと沸き起こるだろう。
 明日はそんな戦いをしたい。秋には絶対優勝カップを奪還するために。
2009/8/23 (Sun) 気持ちの切り替え
準々決勝 滝25(13-5,12-8)13一宮

準決勝  滝17(8-15,9-13)28起工業

 残念ながら、今回の目標達成はならなかった。パワー負け、テクニック負け、経験値のなさ、夏休みだけではまだ成長を補うところまで来ていないようだ。
 ただ、それだけ伸びしろも大きいという期待値は高い。次なるチャンスの秋の新人戦まで今日の悔しさを忘れず、各個人の取り組むべき課題に向けて精進を続けたい。
 とはいうものの、まだ大会期間中。最後の3位決定戦は是が非でも勝ちにいきたい。シード順位も関連してくる。気持ちを切り替えて明日の練習、明後日の試合に向けなければならない。疲労も蓄積しているであろう。しかし、この踏ん張りが秋の実りになると確信する。
2009/8/22 (Sat) 1戦1戦よりも1つ1つのプレー
滝37(19-3,18-6)9丹羽

 夏の成果を試す大会でもあり、また尾張のチャンピオンを目指す大切な試合。練習の成果は発揮することができた試合であったが、高みを目指すのであればさらなる課題の設定が必要だ。ミクロ的な視点でプレーにもこだわりが欲しい。
 今大会はいつものトーナメントと異なり、タフな試合が2試合続く。そのためのトレーニングも積んできたつもりだ。優勝へ、決勝へ、コマを進めるためには負けるわけにはいかない。
2009/8/21 (Fri) 夏の成長
 あっという間にこの夏の尾張選手権を迎えた。さまざまな条件や制約の中でもできる範囲の練習を積んできた。高き目標ではあるが、頂点を目指して1戦1戦を戦う。
 みんなで決めた目標。達成すべく全力を尽くす。
2009/8/20 (Thu) 人間性
 注意深さ、決断力、判断力、忍耐強さ、リーダーシップ、寛容性など。ボールを奪い合いゴールを狙う集団スポーツでは、ここ一番という場面で選手の個性が得点に反映される。すばらしい人間になれば、全国優勝できるというわけではないが、技量を活かすには上記に上げた人間性が要求される。
 世には理不尽と思われることも多々ある。それを飲み込むこともいうなれば人間性を広げることにつながるかもしれない。暑い中での練習も効率は落ちるかもしれない。しかし、それを乗り越えることも今のわれわれには必要なことなのだろう。大会まであと1日。夏の成長を発揮する場だ。明日もまた、練習。
2009/8/19 (Wed) 約束を守る
 後期特別授業がはじまった。残暑厳しいグランドでの練習だ。大会は今週末から始まり、「休み」中とは違う限られた環境で、目標到達できる練習を実施していかねばならない。
 チームで、勝利という一つの目標に向かって練習をする時、いろいろな約束事もある。練習の準備、開始時間からフォーメーション、システムなど多岐にわたる。上手い下手はさておき、みんなで決めたことはみんなで守ることがルールだ。それができない以上、チームの発展は望めない。人間力を鍛えること、それがチーム発展の基盤になる。
2009/8/18 (Tue) 準備
 明日から後期の特別授業が始まる。週末に控えた大会に向けて様々な制約の中で準備を進めていかなければいけない。
 大会に向けての準備もあるが、1つのプレーにも準備(先読み)が必要だ。分析やチームの意志の統一などやるべきことはたくさんある。試合が始まる前に後悔のないよう準備を進めておこう。
 
2009/8/17 (Mon) 対応力は基礎力
 瞬時に場面に変わるハンドボール。相手の技量や戦術を見極めることで、その判断が正確になったり、早くなったりする。頭を使うとは、決まり切ったことを覚えるのではなく(それは必要だが)、先手先手を読んで、自分から行動がとれることだ。そのためには反復練習を繰り返し、ある程度のことは無意識で行えるところまで落としこまなければならない。余裕がなければ先手を読むことは不可能だからだ。練習あるのみ。反復反復で個人の力量をあげよう。
2009/8/16 (Sun) 逆算
 お盆の変則的な日程だが、8月22日開幕の尾張選手権の日程は日に日に迫る。チーム結成当初に定めた「尾張優勝」という山。山の標高は年によって変化し、今年はその道のりは険しく、その分、やりがいもあるというものだ。勉強本『竹中式マトリクス勉強』(竹中平蔵著 幻冬舎)には、目標達成には「逆算」が必要とある。後期の特別授業、残された練習時間、チームの(けがなどの)状況を考え、1日のやるべきことを考えよう。やることはまだまだたくさんありそうだ。
2009/8/15 (Sat) 早寝早起き朝ごはん
 終戦記念日。お盆休みもあとわずか。部活動の視点を離れ、「進学校」の教師として『娘が東大に合格した本当の理由』(陰山英男著 小学館101新書)で、勉強への取り組み方を学ぶ。百マス計算でお馴染みの陰山先生ゆえの家族の悩み。東大への方法論というよりも家族ドラマがページを進める。目標を定め、努力しまい進する姿勢は、勉強も部活動も本当に共通点は多い。チームや家族という共同体の協力も目標達成には欠かせない。そして何より、本人の意思、自覚。そこから自律した生活は始まる。「遅刻してでも朝ごはん」は異論があるかもしれないが、規則正しい生活がベースになる。
大会まで1週間を切った。
2009/8/14 (Fri) 勝たなければ進化はない
 昨年度の高校選手権で日本一に輝いた流通経済大柏高校サッカー部監督の本田裕一郎氏の『高校サッカー勝利学』(株式会社カンゼン)を読んだ。日本一を目指す監督の文字通り人生をかけた指導に自分の小ささを痛感させられる。できる範囲は限られるもののまだまだ、できることはないか、もう考えさせられた。厳しすぎでも、また放任でもダメ。「勝たなければ進化はない」。勝利への執念、燃やし続ける。
2009/8/13 (Tue) 不屈の精神
苦しいこともあるだろう
言いたいこともあるだろう
不満なこともあるだろう
腹の立つこともあるだろう
泣きたいこともあるだろう
これらをじっとこらえてゆくのが
男の修行である

 昨年度惜しまれながらプロ野球を引退した清原和博氏の『反骨心』(角川oneテーマ21)の冒頭に出てくる連合艦隊司令長官 山本五十六の詩だ。
 敗北や挫折は、真剣に勝負の世界で生きていく以上、プロ、アマを問わず、大小経験していくことだろう。勝ちばかりの人生はない。むしろ、その敗北や挫折を糧に変えていくことも大切なことだ。
 夏、多くの経験を。
 
2009/8/12 (Wed) レシピと素材
 高級レストランや老舗の料亭には、黄金のレシピと高級素材が、看板を彩る。ハンドボールでは、チームの戦術と個々の技術と言いかえれる。高級素材だけでも互いが自己を主張し合えばハーモニーは生まれず、レシピ(戦術)だけでも客をうならす味を生み出すことはできない。どちらかがかけてもだめで両者がそろって初めて最高の味(チーム)が生まれるのだ。料理の素材と違うのは、食材ではなく意志をもった人間であるということ。一人ひとりが戦術を理解すれば、自分の持てる力を十二分に引き出すことができるだろう。
 野球でいえば、1番バッターにホームランは要らない。多く出塁することが求められる。それぞれのポジションで自らの役割を果たそう。絶対に強くなる。
2009/8/11 (Tue) 同じ道、同じ方向
 1−2−3ディフェンスや0−6ディフェンス、ダブルポストやフォーメーションなどチームの戦術として多くの約束事がそれぞれのチームにある。選手の特性によるものや伝統によるものなどどれが正解というものはない。ただ、意志が統一されていればそれは大きな力となる。
 われわれも到達地点(目標)をさだめ、22名の部員で手を取り合って歩んでいくことをチーム結成当初に決めた。それも約束事だ。また、その方法として、常に同じ方向を向き同じ手段でそこを目指すことも確認済みだ。一人への助言はみんなへの助言、十を聞いて一を知るのではなく、一を聞いて十を知る、そんな想像力を膨らませたい。
2009/8/10 (Mon) 搾り出す知恵
 恒例となった夏のOB戦を実施。平日にもかかわらず20名弱のOBが集まり、現役とお手合わせ。大学現役の選手も増え、スピードやパワーで圧倒される場面も。しかし、パワーのある選手にはその対処法が、スピードのある選手にはその対処法が、一人でできないことを組織でやればできる対処法が必ずある。それがチームスポーツの楽しみの1つだ。その答えを限られた時間の中で探してゆかねばならない。白紙で出す答案よりも額に汗をかいて出した答えのほうが点数がもらえるかもしれない。勝利への執念を形に変えよう。
2009/8/9 (Sun) 足りないものを補う
 練習を反復するにつれ、足りないものが見つかってくる。マンツーマンの力やディフェンスの視野、変形ディフェンスへの攻撃など。今は発展段階の現チームには、その課題が見つかれば御の字。その足りないものを1つ1つ克服していくことがわかるからだ。
 練習を続ければけがも出てしまう。それは「チームの底上げ」という課題でもある。すべてが勉強、プラスもマイナスもすべてから学び、チームのプラスへと発展させよう。
2009/8/8 (Sat) 応用力
 普段の学校のある生活では味わえない夏休みの生活。日常の歯磨きで「今日は奥歯が磨けなかった。」とか「今日は・・・」と後悔することはまずない。それは無意識の世界で習慣化されたものであり、失敗や評価はない。ところが日常を飛び出してする生活では、突拍子もないことも起こりうる。寝坊、忘れ物、環境への適応など、応用力が試される。この応用力がプレーの幅をも広げる。極限に追い込まれたときの頭脳ほど働くものはない。ここでもいろいろ失敗をして、自分自身を鍛えていこう。失敗を奨励しているわけではない。その中から学ぶことが大切だ。
2009/8/7 (Fri) 自分との約束を守る
 夏休み期間は、数日練習をしたのち、休養期間の休みもとる。しっかり気分転換し、次の練習への活力に変えてほしい。プロの選手なら、「結果」で報酬が変わるため、自己責任でオフの使い方は変わるのであろうが、高校生には多くの誘惑もあり、そして文字通りの「宿題」もある。
 宿題を1日で片付けようと意気込むよりも、日々30分でも机に向かう習慣のほうが大切だ。断食などの無理なダイエットよりも毎日続ける有酸素運動のほうが、効果的だ。よくいう課題の設定とは、平たく言えば「自分との約束」。自分との約束が習慣となり、習慣が人生を変える。
 休養日も有効に。自分と約束も友達との約束もチームの約束も守れる人間に。
2009/8/6 (Thu) 昨日の自分と
 夏の終わりの選手権にむけて、チームの強化が続く。成長曲線は、右肩上がりが理想だが、実際には上下を繰り返しながら伸びていくのであろう。すぐに結果を求めるものではない。まだ3ヶ月目の若いチーム。この先は9か月も時間はある。今は、昨日の自分よりも少しでもうまくなってゆけばよい。その点では、着実に歩めるチームに成長しているように思う。その心の成長が頼もしい。夏がだめなら秋、春がある。今は自分との戦い。
2009/8/5 (Wed) 失敗はいい
 次なる目標に向けてチーム作りが続く。まだ、試合経験が浅く、ミスを引きずるプレーもある。さらに追い打ちをかけるようにあわてて、独りよがりのプレーで傷口を広げてしまうこともある。
 プレーの上達に特効薬があるわけではない。偶然の得点、失点ではなく、必然の得点、失点を考えてプレーしなければ上達はない。失敗はいい。その次のプレーを大切にしよう。

 インターハイでは男女とも全国ベスト4に進出。あと2日。目が離せない。
2009/8/4 (Tue) 小我を捨てて大我に生きる
 今日も特別授業の間隙を縫っての練習。少し疲れもあるのか、与えられた課題をクリアするのに時間もかかる。試合で言えばパッシブプレーのような攻めあぐねる状況。誰かの踏ん張り、アイデア、忍耐でこの状況を打開しなければならない。依存するプレーでもなく、オレがオレがというジコチューなプレーでもない。小さな我をすてて、チームの中で自分を活かすプレーを、考えて欲しい。
 午後からはフレッシュな中1・2年生と「ゲーム」を楽しむ。その楽しむ意味を履き違えるとチームは思わぬ方向に進んでしまう。全力を尽くして勝利を目指すところに楽しみがあるのだ。途中で試合を投げ出すものがいるチームでは、チームの「楽しみ」もその時点で終わってしまう。ここでも「小我を捨てて大我に生きる」ことが必要。
 疲れた自分、腹の減った自分、あきらめかけた自分、感情に流される自分、そういう自分との戦いに勝ったときに、本当の自分が生まれる。
2009/8/3 (Mon) 反復練習
 午後から第4グランドでの中学生の練習に参加。中学1年生のプレーが初々しい。だれもがここからスタートしたのだ。試合形式の練習では、体育の授業のハンドボールから競技のハンドボールに脱皮を図るレベルに到達していた。つまり、それが理にかなった全員自陣に戻るディフェンスであり、それを打ち破るための攻撃方法が自然発生的にうまれるのだ。
 午前中の高校の練習でも、基礎の徹底。どんな局面でも得点を取る力を反復練習する。それが必ず大事な局面で生きてくる。
 梅雨も明けた。暑さも増すだろう。これを乗り越えて、一皮剥ける。
2009/8/2 (Sun) 練習しか上達の手段はない
 今朝の中日新聞の「中日春秋」には、音楽家の練習の大切さを示す言葉が記せれていた。「1日練習せざれば自身に、2日なら批評家に、3日になると聴衆に伝わる」と。その奏でる音色はそれほど繊細で練習の厳しさを諭している。  ハンドボールにも学問にも王道はない。地道に練習を重ね上達するしか強くなる道はない。であるならば、練習は何より勝る宝物のはずだ。  練習をおろそかにしてはならない。練習できる幸せをかみしめよ。幸い夏の終わりには目に見える目標もある。自分の手で手繰り寄せよう。練習して。