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顧問の練習日記です。

2008/12/4 (Thu) 自治
 テストが終わり、日常の生活が始まった。業後の練習時間は、非常に少ない。今日は木曜日で職員会議の日であり、練習をみることはできなかったが、会議前のグランドの表情は、非常に明るい。選手による審判も少しは自信もついたようで、攻防の練習も安心して任せることができる。教員、指導者が四六時中ついていられない以上、選手の自治力=チームの力といってもよい。
2008/12/3 (Wed) 地道にこつこつと
 テストがあけて、県大会に向けての練習を再開した。抽選会から一夜あけ選手に組合せを伝えたが、やる気のみなぎる顔にこちらも気が引き締まる思いだ。
 スポーツも勉強も一夜にして激変することはない。地道に力をつけていき大会当日を迎えるだけだ。こつこつと地道にわが道をあるこう。
2008/12/2 (Tue) わが道をゆく
 県大会の組合せが行われた。勝負の世界では当然対戦相手があり、その相手に対して1点でも多くとれば勝ちとなる。相手の戦力や戦術の分析は、試合に臨む上で必要なことであろう。この先1ヶ月少しの残された時間。目標に向かってどう歩を進めていくのか。できないと思えばそれまでだ。限られた条件の中で最後の最後までベストを尽くす。そして結果を得る。己の道をつく進む覚悟を固めなければ、前に進むことはできない。ひるまず、進むぞ、前に。
2008/12/1 (Mon) 12分の1ではない
 今日から月が改まり、師走となった。どんな大会も、どんな試合も軽重はなく、一心に勝利を目指して戦ってきた。その中でも来年1月17日から始まる新人戦県大会は、その1つの成果を示す大きな舞台だ。組み合わせ、短い練習時間、年末、さまざまな要素はあるが、この1か月が結果を残すための重要な時間であることは、言うまでもない。単なる12分の1ではない。凝縮した1か月を過ごし、目標にまい進する。
2008/11/30 (Sun) 心を伝える
 NHKの大河ドラマ篤姫で、江戸城開城の際、亡き家定公が天障院に「徳川の心を伝えてほしい」という場面があった。色や形のない「心」は抽象的なもので、ときに「便利な」言葉でもある。インターネット(ユーチューブ)を検索していてたまたま「涙の数だけ大きくなれる」という文字動画をみた。何をやっても続かない女性が、客との心を通わせたレジ打ちにより、長蛇の列を作るレジになるというものだ。作り話だとしてもなぜか胸の奥に残った。「理」はときに、冷酷さや乾燥を併せ持つ。心とは、その冷酷さをうちやぶる熱さややさしさをもつような気がする。便利な言葉であるがゆえに軽はずみには使えない「心」。しかし、誰からも試合後には、応援される心のこもったチームを作り上げていきたい。そして、その心を伝えていけるチームの伝統を築き上げたい。何気ない日曜日にふと考えた。
2008/11/29 (Sat) 頭脳
 定期考査中の週末だが、今日は午後から稲沢市総合体育館に日本リーグの運営協力にでかけた。地元稲沢の豊田合成対トヨタ紡織九州の試合は、地元中学生を中心とした声援の中で白熱した得点合戦の様相を呈した。ダイナミックなシュートも魅力だが、そのシュートを生み出すパスの妙に感心しきりであった。ゲームコントロール、読み、判断、ハンドボールに頭脳はなくてはならない。頭脳を鍛えよう!
2008/11/28 (Fri) 共通するもの
 スポーツ、勉強、芸術いろんなジャンルに「天才」とよばれる人がいる。特に球技では天性のセンスでみるみる上達する選手もいる。そんな天才に憧れて『「天才」の育て方』(五嶋節著 講談社現代新書)を読んだ。2人の天才ヴァイオリニストを育てた母の本だ。何かを追求する「道」は、驚くほど共通していることを再認識する。まずは「猿真似」。どんな天才も猿真似から入る。学ぶの語源は「まねぶ」。そして肝心要は、忍耐力。2・3歳の子供がヴァイオリンの基本練習を面白いと感じるはずがない。しかし、そこは親の出番で、何とか興味をひかせるようにする。子ども自身が「面白い」と感じ始めれば、基本練習も没頭できるようになるそうだ。その日々の積み重ねがいつのまにか天才をつくる。
 現代の子供にかけているとされる「忍耐力」が、天才のもとだとすると、勉強に立ち向かうことも、立派なトレーニングになる。
2008/11/27 (Thu) 勝負の責任はすべて指揮官にある
 ある意味、今年“時の人”となった阪神岡田彰布前監督の『頑固力』(角川ssc新書)を読んだ。最大13ゲーム差をひっくり返された責任を感じ、辞任した心の内を吐露し、勝負の世界の厳しさを痛感した。人気球団故の苦悩は計り知れない。
 プロではない、教育の世界での「勝負」ではあるが、冒頭の言葉のような覚悟は決めている。短い練習時間でどうしたら勝てるのか。毎日、模索の日々は続く。
2008/11/26 (Wed) それぞれの目標
 滝学園の創立者記念日で学校は休み。テスト前日で生徒は自宅学習していることであろう。平成20年度の尾張の大会は終了したが、ローカル大会として「一宮・尾西地区ハンドボール振興会」による通称ウインターカップが来年2月に開催予定で、その理事会に参加した。正月明けにある県大会に出場できるのは、尾張で男子5校、女子4校。その他の20チームは、さまざまな目標設定をしてこの冬を乗り切る。尾張のチームで県大会で勝つのは難しい。しかし、こういった大会で地力をつけていけば、上位進出もかなうのではないか。さまざまな戦い。ともに戦う気持ちを大切にしたい。
2008/11/25 (Tue) 指導者
 連休中に購入した『宇津木魂』(文春新書)を読んだ。自分にも選手にも厳しいそのスタイルに心を打たれる。「努力は裏切らない」という言葉はその努力によって言葉の重みが増す。自分はまだまだ薄っぺらな努力しかしていないようで身につまされる思いで活字を追った。
 選手に努力を要求する以上、監督もそれなりに覚悟が必要だ。まだまだ覚悟が足りないと自覚させられる。思い返せば選手時代の指導者の言葉が現在の指針にもなっている。その言葉の背景にも選手の頃にはわかり得なかった苦労もあったと今は推察できる。
 選手時代に無駄も多かった自分が言う資格は何のかもしれないが、今、ハンドボールを通じて、学び気づき考えたことは、自分の思考の背骨となる。指導者には「リーダー」という意味も含まれているとすれば、社会のリーダーとなるため、色々なことに努力を惜しまないでほしいと願う、気持ちになった1冊であった。
2008/11/24 (Mon) 逆転する集中力
 三連休が終わった。滝学園は11月26日が創立者記念日で25日登校すれば再び休みとなり、27日から第4回定期考査が始まる。
 この三連休の間、大学の日本一を決めるインカレが男子日体大の3連覇で幕を閉じたようだ。インターネットのスコアで想像するしかないのだが、準々決勝以降は接戦も多い。点数だけでみれば、早稲田対東海大の試合は壮絶な試合ぶりが想像できる。(早稲田 33 ( 5-12, 20-13 延長2-1,6-4)30 東海)
 幾多の試合を経験し、「あのチームは接戦に強い」「あのチームはしぶとい」などチームのカラーは伝統として引き継がれるように感じる。わがチームは他のチームからどのように見られているのだろうか。どんな試合でも粘り、しぶとく、戦い、強いチームと見られたい。
2008/11/22 (Sat) 流汗悟道
 とある機会に久しぶりに自分でハンドボールをする機会に恵まれた。ベンチから見るハンドボールとは違う景色、動き、思考があり、たまにするのも悪くない。朝刊の記事に永平寺貫首福山諦法さんの言葉に出会った。
 流汗悟道…何においても真実をつかむには、自ら額に汗をかいて成し遂げなければなりません。知識で教えられても知識でしかありません。物事の真実は、その知識を実践し感じることによって会得されるものです。(以下略)
2008/11/21 (Fri) 得点力
 山口県周南市では全日本インカレが開催中だ。周南市はなじみのない名前だが、平成の大合併で徳山市を中心として新しくできた市で、古く学生時代に西日本インカレで訪れたことがある。当時の記念Tシャツにはフグがマスコットキャラクターとして使われていた。懐かしさもあり、大学日本一を決める試合の結果をインターネットでみる。今年も常連校が勝ち上がっている。試合結果をみると、大学全国大会のスコアはどのゲームもハイスコアだ。注目すべきは敗戦チームも相当の得点をとっていることだ。
 県大会で上位を目指すには、何はともあれ「得点を取る力」が必要だろう。ディフェンスや試合テンポを変えるわけではないが、決定力アップ=シュート力アップは永遠のテーマだろう。
 目の前のテストでも同じ。ハイスコアをとれるよう「決定力」をあげる3連休にしてほしい。
2008/11/20 (Thu) リズムを整える
 テスト週間に入った。グランドに行かない日常は、1日のうちで大切なことをしていない感覚にとらわれてさみしい思いもする。今年のテスト週間は、連休や創立者記念日で、いつもより休みが多い。朝、蒲団が出るのがつらい季節がやってきた。その分、選手のみんなが規則正しい生活がおくれるか心配だ。勝つための基本中の基本として己に克つことが要求される。休日中もしっかりリズムを整えて、テスト明けの決戦への準備に備えてほしい。
2008/11/19 (Wed) 戦いは続くぞ
 定期考査発表前最後の練習。昨日からの冷え込みが今日もグランドを追おうが、晴れ上がった空のおかげで、ボールが見える時間も長くなり数分間練習時間は延びた。1時間程度のわずかな時間だが、3学年が揃う充実した練習ができたように思う。
 これから2週間。テスト週間にはいる。テストがあければ、いよいよ目標としている県大会がせまる。目の前の自分の課題を克服して万全の体制で決戦を迎えよう。
2008/11/18 (Tue) 寒くない練習
 急に寒波到来で、屋外でハンドボールをするのが非常につらい時期を迎えた。それでもパスから工夫をし体を動かし続ける。曇り空だと日照にも影響し5時前にグランドは暗くなるが、1時間休みなくボールを追いかけた。
 テスト前の練習はあと1日。明日も休みなく動く練習を心がけよう。
2008/11/17 (Mon) 先頭であり中央
 5限後の後礼(全校集会)で、先日の新人戦、その前の尾張選手権の表彰があった。全体的に表彰が多く、少し生徒がざわつくのが残念だが、二つの優勝カップと多くの優秀選手の賞状は存在感があったように思う。
 今朝の中日新聞のコラム「中日春秋」にあったリーダーに関する記事によると、リーダーは先頭と中央にいることが大事だという。移動をするときには危険を伴うため、常に先頭を歩く。食事などのリラックスしているときには交流のため中央に移る。我がチームも先頭であり中央に位置するリーダー的チームでありたい。常に道を切り開くリーダーシップと学内からも注目される中央のチーム。まだまだ努力を積まなければ。
2008/11/16 (Sun) リズムはつくるもの
 複数の人間が敵味方に分かれて行う球技では、時に勢いや流れによって、実力以上の力を発揮したり、その流れに飲まれて勝ちを落としたりといろいろなことがおこる。次回の新人戦県大会は、まだ総体をのこすもののぴたり照準を絞り、そこに至るために妥協なく戦う準備をしていく覚悟だ。その日の勢いや流れで勝つことは許されるが、その逆は許されない。「複数」の「人間」が作り出す勢いや流れは、コミュニケーションの力や逆境にも耐えうる忍耐力や精神力が必要とされる。自分たちの意思でそれはつくりだせるのだ。そのことに気づくぬまま試合に入れば結果は見える。まだ、時間はある。
2008/11/15 (Sat) 自分を分析する習慣
 土曜講座のあとのグランド練習。ときおり小雨が舞い散るなか、中3生を加えた大所帯での練習ができた。勝負を決する正月明けの県大会までの日程を考え、組織固めよりも中3を加えた全体練習でチーム力の向上を目指す。シュート力やフェイント力、パスセンスなどの「見える力」を強化することと、協調性、リーダーシップ、責任感の「見えない力」も伸ばしていきたい。そのためには、自己分析をし、そのテーマを克服するというポイントを絞った練習につとめなければ、練習効果はうすれる。型にはまらないからこそ、義務や責任はうまれる。自己を厳しく点検できる習慣をつけよう。
2008/11/14 (Fri) 吸収力
 秋晴れの夕方、いつものように1時間の練習を行う。今日も一人中3部員がグランドに登場した。仲間が増えるのは喜ばしい限りだ。新中3部員との練習も1週間がたった。もともと滝中時代の「チームメイト」であることもあり、溶け込むのも本当に早い。さらに戦術面でも真綿が水を吸うように浸透していく。
 普段の生活では、さまざまな顔をのぞかせているようだが、グランドでは本当に素直な好青年になる。勝ちたい、うまくなりたいという思いがそうさせるのであろう。ハンドボールで身につけたこの物事を吸収する力は、必ずや他の面でも役に立つ。
 明日は各地区で決勝など大切な試合が行われる。その試合環境と同じような練習をこころがけたい。
2008/11/13 (Thu) 小さな一歩でも
 木曜定例会議の日。知らぬ間に定期考査の発表も近づく。それまでの残された練習時間は貴重だ。会議前のわずかな時間にグランドにいくと、数日で見慣れた3学年の練習が行われていた。どんな小さな一歩でも前に進むために日々をいきたい。ありとあらゆる手段や方法を使ってでないと目標達成は覚束ない。貴重な時間、大切に使おう、お互いに。
2008/11/12 (Wed) 楽しみの中にも
雲ひとつない秋晴れ。暗くなるのも少しおそく感じ得した気分だ。中3生がさらに2名参加し、大所帯の練習となった。練習メニューのバリエーションも増え、実戦に近い形での練習も行えるため、選手にもハンドボールの攻防の楽しみも体感できているようだ。あえて、この時期に高2から中3まで合同で練習しているのは、全体の底上げやチームの一体感を増すといったこともあるが、多様な選手の中で「個」を磨くことだ。楽しみの中にも、目的意識を持ち、上のステージでも通用するプレーを1つでも2つでもものにして欲しいと思う。
2008/11/11 (Tue) 財産
 大会終了後初の平日練習。練習時間は非常に短くなってしまったが、今日から中3部員も本格的に活動を始め、活気ある練習を行うことができた。この時期に中3生が練習できるのは、6年一貫校の最大のメリットである。夏(全中予選)の県大会出場チームだけに、個々の能力も高く、また、ハンドボールの理解も早く、ただただ笑みがこぼれるばかりだ。磨けば光る原石をしっかりと磨いて滝高ハンド部の歴史に刻みたい。
2008/11/10 (Mon) 強くなるために
 選手には酷かもしれないが、優勝の余韻はすでにない。もちろん、優勝はかちあるものだ。しかし、まだ、目標とする領域にまでは到達していないことは、選手が一番よく知っているようだ。強くなるためには、何が必要か。うまくなるためには、何を手に入れなければいけないのか。よくよく考えた上で行動することが求められる。少しの気の緩みが「勝敗の分かれ目」であり、知ってか知らずか、その一瞬の心のすきでいつの間にか追いつけない点差がついている。攻防のあるスポーツは厳しいと肌で感じたはずだ。
 強くなるためには、常に追い求める気持ちが必要だろう。自分の胸にも突き刺している。ともに強くなるしかない。
2008/11/9 (Sun) その先を目指すために
 尾張優勝から一夜あけた。大会後には休息をとってもよいのかもしれないが、今年はその先を目指すために、休みを返上し、中3新メンバーを加えて練習を行った。決勝で見えた大きな課題。接戦で通用するプレー、しないプレーの見極め。まだまだやるべきことは山のようにある。日常の練習時間は非常に少ない。勉強時間も含め1週間の時間の使い方も、自分で工夫して有効に使わないことには、かなわぬ夢となろう。この冬の戦いは自分との戦い。上を目指すチームの義務。
2008/11/8 (Sat) 決意を固める
滝34(19-7,15-4)11一宮

 立ち上がりから滝のペース。前半15分で12-3と点差を広げる。後半も交代メンバーが活躍し加点し34-11で大勝した。

決勝

滝19(10-8,9-9)17起工業

 立ち上がり7mtを奪取したが決まらず、逆に相手には7mtを決められる。3分過ぎで1-3と先攻されるが落ち着いて得点し10分過ぎに逆に4-3と逆転に成功。2点差1点差の攻防が続き、前半を10-8で折り返す。
 後半も先制され、1点差に詰め寄られるが、すぐに得点で12-9と引き離しにかかる。退場のピンチもしのぎ、9分で15-10と最大点差が開く。残り1分をきって19-15で安全圏であったが、ミスから速攻を食らい19-17と2点差で勝利を手にした。

 1ヶ月前の結果から、もう少し楽な展開を予想していた選手もいたであろう。しかし、勝負はやってみなければ分からないもので、予想に反して接戦となった。大差で勝利は誰もが望むところだが、これが勝負の厳しさだろう。世の中に不必要なものなど何もない。不必要と思えばそれまでだが、そこから何かを学ぼうという姿勢さえあればガラス片も宝物と化す。今回の試合も冷静に試合展開でき、浮き足立たずに勝利を収めることができたことは、財産になるであろう。
 この戦いでの財産を胸に、いよいよ、われわれのチャレンジが始まる。胃液がでるほどの緊張感をこれからじっくり楽しんでいこう。
2008/11/7 (Fri) 準備は整う
 朝の雨がグランドに残るが、1年生が急ピッチで自主的に修復に努める。いつの間にか身につけた主体的行動でチームの成長を感じる。「チームのために」の精神が深く浸透している。「チームのために」は回りまわって自分のためになるのだ。自分を他の環境よりもまっすぐに成長させてくれるからだ。
 あいにくのグランド状況にもかかわらず、明日の勝利のために選手は短時間だが練習に取り組んだ。現時点では、多少の怪我はあるもののベストの状態ではないかと思う。目標達成には、まだまだ成長が期待されるが、今は、明日の戦いで優勝することが最短距離であることは明らかなこと。気負わず、自分の力を出し切ればよい。
 準備は整った。のびのびと目指すべきハンドを披露しよう。結果は自ずとついてくる。
2008/11/6 (Thu) ハードにクレバーに
 決戦まで2日。明日は雨の予報のため、最後の調整を余念なく行う。まだまだ、ハードさが足りないと感じていたが、徐々にプレーにも気魄がこもってくる。勝負どころでは、熱いハートの中でもクレバーさが要求される。熾烈な戦いを勝ち抜くためには、双方が必要だ。
 あと1日。やれることをやる。頭も体も使えるものは全て使え!
2008/11/5 (Wed) 何があっても勝つ
 勝つと決めた以上、言い訳は許されない。どんなことがあってもそこにたどりつかなければならない。その目標にチーム全員で取り組んでいる。個々の技術の習得、組織の確認、自分のためにやっているのではない。チームの勝利のためにやっている。それが結局のところ自分のためにもなるのだ。気を緩めることは許されない。あいまいなままで妥協はしない。まだ、勝利を手繰り寄せる手綱を緩めてはならない。
2008/11/4 (Tue) 一息ではなく頭の整理
 大会期間中であり、決戦を土曜日に控えるチームとしては、休むまもなく練習すべきであろうが、「火曜日」に勉強を「特別」にする選手も多く、思い切って休養日とした。吉と出るか凶と出るかは、選手の心持しだい。優勝を目指す以上、一息つく暇はない。これまでの戦いを振り返り、どう戦うのかしっかり頭の中を整理する時間にしてほしい。
 日常の中では、雑務も多く、日常に埋没してしまうこともある。しかし、気力はつくられるものではなく、つくるものだ。どんなわずかな時間でも勝利につながる時間に変える。
2008/11/3 (Mon) 決戦の舞台まで
準々決勝 滝28(15-5,13-11)16西春

 立ち上がりから落ち着いてプレーをし、着実に加点することができた。後半は相手エースプレーヤーのシュートを止められなかった点とシュートミスの宿題は残ったが、ゆとりある試合展開ができた。
 ただ、本当の戦いはここから。決戦の舞台まで気を引き締めて。目標を譲るわけにはいかない。
2008/11/2 (Sun) 地に足つけて
2回戦
滝22(12-1,10-5)6尾北

 例年、新人戦は「シュートミス」の呪縛にかかる。公式戦の試合感覚が少し鈍ることもあるのかもしれない。今年は幸か不幸か夏の大会が9月に行われ、大会期間は1ヶ月で、この大会にはいっていったためその心配はないのではと期待した。開始5分1-1とロースコア。暗雲が垂れ込めそうな雰囲気になりそうであったが、一気に得点ラッシュで、自ら悪い流れを払拭し呪縛からは解き放たれた気がした。あとは勢いに乗っていくことを期待するのみだ。
 どんな状況になろうとも目標は譲れない。明日もベストの試合を。
2008/11/1 (Sat) さあ、開幕だ
 大会初日を迎えたが、前大会でのシード権で出番は明日から。傷だらけの戦いになるが、「いまここ」が戦いの場である以上、歯をくいしばって戦う道を選ぶ。初戦から楽な戦いはない。1点1点大事に大事にプレーをしていくことを心がけたい。謙虚な姿勢、感謝の気持ち、チームメイトへの思いやり、心を整えて、いざ戦いの場へ。全力プレーの先に、目指すべき道はある。
2008/10/31 (Fri) 歯車のかみ合わせ
 中学時代の経験を持ち個人の能力は高いのだが、歯車がかみ合わなくなるとその力が発揮できなくなることがある。そんな時は「声を出せ」といわれるが、あえてそれ以上を求めたい。以心伝心、アイコンタクト、もっと心の奥に届くそんな力強いものだ。
 大会は明後日にせまった。まだまだやらなければならないことは山積みだ。しかし、それは、それだけ伸びる要素も強くなる要素もあるということ。大きな力を生み出す歯車が回り始める予感。
2008/10/30 (Thu) まだまだチャレンジ
 大会も近づいてきた。怪我には細心の注意を払い、最後の追い込みをかける。チームの役割、組織の役割の確認も怠ってはなるまい。それとこじんまりとまとまるのは少し違う。ミスを恐れて大胆なプレーができなくなってはならない。新人戦も連覇がかかる重要な大会であることは間違いない。しかし、まだまだ、いろんなことにチャレンジすることを忘れてはいけない。目先の利益よりも長い目で見た成長が大切なこともある。むしろ、その積極的な姿勢が目先の利益(勝利)にもつながるのだ。シュートをフェイントをキーピーングをチャレンジ!
2008/10/29 (Wed) 安定感を増すには
 今日からはじまった学級別PTA。午前中の短縮授業で午後からいつもより少し長めの練習が確保できる。面談が終わり急ぎグランドに駆けつける。
 気になるのはミスの発生の仕方。攻めていればリスクを背負っているのでミスも出るのもやむをえないが、時に試合を不利に進めてしまうミスもある。そこが不安定になる要因だろう。ミスをするなとは言えない。華麗なプレーの背景には何時間もかけた練習が必要だからだ。優雅に泳ぐ白鳥の水面のように、まだまだがむしゃらに練習せねばなるまい。人知れず努力を怠るな。地道な努力がチームに安定感につながる。
2008/10/28 (Tue) チームの和
 あっという間に沈む太陽を恨めしく思いながら、わずかばかりの練習時間で新人戦に向けての最後の総仕上げ。何が起ころうとも「優勝」をもぎ取る鋼(はがね)のチームに仕上げたい。昨年は今大会優勝したものの、その前年は思わぬアクシデントで優勝カップを逃した。選手層は歴代でも厚かったほうだと思うが、怪我がチームの歯車を狂わせた。今、一番注意して欲しいのは怪我をしないこととさせないこと。周りへの気配り。和をもって貴しとなせ。
2008/10/27 (Mon) さあ仕上げの一週間
 週が改まった。いよいよ大会まで1週間を切った。シードは組合せに関してであって試合にはハンディ点はない。一発勝負の勝敗をものにするには、「勝ちたい気持ち」がどこよりもあるという思いが必要条件であろう。幸い、今週は保護者会が水曜日から予定されており、3日間、少し長めの練習時間がある。顧問は担任でもあり、グランドに出ることはできない。その間が、「思い」を固める試金石となる。昨年、新人戦→総体でも味わったが、連覇は思いのほか苦しいものだ。苦しみの先にこそ、栄光はある。
2008/10/26 (Sun) 油断大敵、校訓は報恩感謝
 大会前最後の週末。大幅な修正は残りの時間を考えれば不可能という状況だろう。尾張選手権後も、テストの2週間ははさんだが、余韻に浸るまもなくひた走ってきた。山あり谷ありのチーム状況の中で三歩進んで二歩下がるように亀の歩みのようなスピードで少しずつ成長してきたように思う。このまま、前に突き進めばよい。
 怖いのは、おごりや慢心という自己の内面との戦い。高い目的意識を持続させるためには、我が校の校訓に立ち返ること。報恩感謝。まずは今の状況に心の底から感謝の念を抱くこと。その恩に報いることは、目標を達成することだ。試合に克つ、自分に克つことが、小さな自分だけのものからもっと大きな志にかわる。
2008/10/25 (Sat) 次世代の基礎
 今日は終日模試のため、全体練習をすることはできなかった。早めに終わった高1と数名の中3生のチームを結成し、滝中新チームと対戦した。6年一貫校の強みでこういう1日も大切にしたい。滝中新チームも試合を経験するごとにコツをつかんでうまくなっていった。点差がはなれても体力は果てても食らいつく選手もいた。上達の基礎は「勝ちたい」「負けたくない」という思いだろう。6年間変わらずその思いを持ち続けて欲しい。
2008/10/24 (Fri) 幸運は自分で探す
 朝からの雨は予想通り。しかし、午後には雨が上がった。グランドは絶望的だったが、必死の修復作業でようやく半面3対3ができるほどの広さのグランドが出来上がった。試合まで2週間。体力トレーニングも大切だが、それでもボールを使った練習には勝らない。基本の繰り返しとなったが、それも反復練習をするよい機会になった。絶望視していた練習ができた。それだけで今日は幸運。明日は模試。2年生は1日勉強できる幸運。1年生はわずかでも練習できる幸運がある。
2008/10/23 (Thu) 意味づけをする
 気まぐれな雨に今日も翻弄される。午前中の雨が上がったため、グランドを修復して半面で練習を開始するが、あたりが暗くなりかかる前に、雨が降り始めた。1時間に満たない練習となってしまったが、それでも、わずかでも練習できたことに感謝する。
 明日も雨模様。最初から体育館ランニングコース練習と覚悟する。体力トレーニングは、何のために行うのかを明確にしないとつらいだけのものになってしまう。起きた出来事に対する意味を考えることも重要だが、これからおこる出来事には意味を与えることができる。苦しい練習も見方を変えれば楽しいものとなる。
2008/10/22 (Wed) 成長の一歩
 ディフェンス面での穴を修復することを課題に取り組む。防ごう防ごうとするあまり、消極的になりそれが大きな穴になる悪循環におちいる。むしろ積極的に前に出て相手にプレッシャーを与える。その他の役割も明確となる。頭では分かるのだが、体がついていかない選手もいる。頭で分かっているのだから半分はできたようなもの。あとは、反復練習を繰り返し身につけていくだけだ。成長の小さな一歩でも積み重ねれば大きな一歩になるだろう。

 隣の中学コートでは、中3生が4名練習に参加。今日からはじまった「高校クラブ見学」6年1貫の強みを生かすこの上ないチャンス。11月5日が正式登録になるが、多くの新入部員が早く高校グランドに姿を現す日を願ってやまない。
2008/10/21 (Tue) 練習あるのみ
 目標をかかげてひた走る。週が明けて今日からまた練習再開。週末の課題を具体的に克服するため、実戦形式で微調整をはかる。目標は譲れない。ならば、練習あるのみだ。5時を回れば容赦なく日が落ちる。1分1秒を大切にハンドボールに王道はない。
2008/10/20 (Mon) 意味を見出す。
 月曜日は定例の休養日。頭の中を整理する。どうすれば強くなるか。負けなくなるか。足りないものは何か。そのための練習方法は。考えることは山ほどある。辛い経験も考えようによっては意味あるものになる。まだまだ、強くならなければならない。まだまだ先に進まなければならない。また1週間が始まる。
2008/10/19 (Sun) 山あり谷あり
 テストが明けて初めての週末。これから先の平日の練習量を見通し、少し多めの練習時間を割く。疲れもあるのか精彩を欠くプレーも見られる。これぐらいの水準はできてほしいと期待をかけるが、なかなかうまくはいかないものだ。掲げる高い目標。夏の大会の結果。うまくいかないのはもどかしくもあるが、ものごとはなかなかうまくいかないものだ。これから先も山あり谷ありが続くだろうが、そのときこそ、「自分を信じる」ことが大切なのだろう。
2008/10/18 (Sat) 秋の収穫
 雲ひとつない秋晴れ。勤務の都合で校外に出ることはできず、じっくりグランドで、新人戦に向けての追い込みをかける。とはいえ、テスト中の2週間のブランクは大きく、追い込みというよりも「思い出し」という感じではあった。それでも随所に好プレーも生まれ、雰囲気もよく良い練習ができたと思う。夏に蒔いた種がようやく実(技術)となり、チームの力をアップさせているようだ。秋は収穫の季節。新人戦はその成果を試す絶好のチャンス。これから2週間でしっかり刈り取り、技術の蓄え増やしておけば、寒い冬の県大会で、大きな結果を残せそうな予感がする。テストも終わった。これから2週間、大きな成長をとげよう。
2008/10/17 (Fri) 組合せ
 新人戦尾張支部予選の組合せが決まった。はじめて第1シードからの出場だ。夏の大会がもぎ取ったこのシードを手放すわけにはいかない。握り締めたまま、正月の県大会で、チーム結成当初にかかげた大きな目標を是が非でも達成させたい。しかし、取らぬ狸の皮算用は必要ない。目の前にある一つ一つの試合を大切に大切に戦っていかねばならない。組合せから見えるもの。自分の足元を固めよということだと思う。
2008/10/16 (Thu) 練習が一番
 ようやく長かったテスト週間が終わった。選手の顔にも解放感が満ち溢れる。陽気な太陽が体を軽くする。汗ばむTシャツ。砂をかむ靴音。やはり練習はいい。
 この練習は、次なる目標にむけてのものである。限られた練習時間でいかに実のある練習をするか。とにかく、練習を大切にする。
2008/10/15 (Wed) いよいよ明日から
 テスト最終日を明日迎える。練習再開の日だ。幸い天気もよさそうだ。2週間の間に日の暮れるのが本当に早くなった。練習時間は、本当に貴重なものだと感じる。新人戦予選の目標は、「優勝」だ。そして、その先にあるステージに進むこと。9月の大会結果は関係ない。1つ1つやるべきことをやっていくのみ。戦いの始まりだ。
2008/10/14 (Tue) 規律
 アフリカ・ウガンダで「ヤマト」ブランドを立ち上げたフェニックス社の柏田社長は、午前8時の始業時間になると門扉を閉める。交通渋滞や発熱などの言い訳はいっさい聞かない。遅刻者に「非人間的すぎる」と批判が出たが、無視した。「ずっと途上国のままでいいなら時間にルーズで結構。だが、国を発展させ、少しでも生活を向上させたいなら、それではだめ、自分に甘くてはいけない。」
 定着に7年かかかった。しかし、縫製ラインの女性従業員ケート・アグワング(26)は、「つらいなんて思いません。この国ではみんながヤマトを知っている。私も中学時代の制服のブラウスはヤマトだった。」(『アフリカ・レポート』(松本仁一著 岩波新書)より)

 規則は誰のものか。規律は誰のものか。勉強は誰のものか。
2008/10/13 (Mon) 準備を
 3連休もあっという間に終わってしまった。充実した3日間になったであろうか。テスト期間はあと3日。厳しいテスト日程は承知の通りだが、3日後には、新人戦に向けての練習を再開する。2週間の運動ブランクを埋める準備を少しずつしていってほしい。勉強をおろそかにしろと言っているわけでは決してない。心の準備をまず、先決してほしい。大会日程は変わらない。試合時間は50分。与えられた条件下で勝つための準備をいかにするかが、問われている。
2008/10/12 (Sun) 決められた時間に
 3連休の中日。テスト勉強も佳境に入っていることであろう。少し気の緩みも出てくる頃かも。
 夏休み中は、特別授業がない日もいつも通り登校して、いつも通り勉強をしてから、練習をしたこともあった。毎日、同じことを繰り返すことは、決して単調なことではない。リズムを整え、自分の力を発揮させる。前にテレビでみたが、イチロー選手は、毎晩、きまった時間に何年間も同じカレーを食べ、球場にむかうそうだ。そのイチローの言葉。「キライなことをやれといわれてやれる能力は、後でかならず生きてきます。」『夢をつかむ イチロー262のメッセージ』(ぴあ株式会社)
2008/10/11 (Sat) それぞれのステージ。
 地元稲沢で豊田合成が出場する日本リーグが行われ、運営のお手伝いに朝からかけつけた。会館と同時に、地元高校生が会場入りし、セッティング。きびきびとした動きがあっという間に公営体育館をハンドボール空間にかわった。1試合目は、今リーグから初参戦の琉球コラソン対トヨタ車体。前半、琉球が粘ったが、後半は門山らの活躍で力の差を見せ付けた。2試合目は、ホームチーム豊田合成対トヨタ自動車。合成が前半で大量リードを奪い、試合をものにした。試合前、日本リーグ参戦当時から知るメンバーの引退セレモニーがあった。時の経つ早さを実感する。新陳代謝の激しい日本リーグチームには、いろいろなステージでさまざまな葛藤もあるのだろう。
 人生はいろいろなものを乗り越えて変化をしていく。今ある道を歩むべし。
2008/10/10 (Fri) 3連休、1日1日が勝負
 定期考査2日目。日中は夏のように残暑が厳しい。明日からはテスト期間中の3連休に突入する。1日は休憩、なんて甘い考えは捨てて、1日1日が真剣勝負だ。
 毎日、規則正しい生活をする。個人の勉強スタイルもあると思うが、近年の脳科学関連の本を読むと、やはり、深夜型の勉強は効率がよくないそうだ。脳科学とは別に、「暗い話は夜するな。暗い話も昼すれば大したことない。」とドラマのおばあちゃんのセリフであった。
 自分との戦いに克て。真剣に心配している顧問がいることを忘れるな!
2008/10/9 (Thu) 言葉の力
 いよいよ始まった第3回定期考査。10月とは思えない温かい気温の中で開幕した。両手を合わせ祈る思いで選手の出来を見守る。
 定期考査中は問題作り、採点、成績処理とやることは普段以上に多いのだが、部活動指導に充てていた時間ぐらいは、自分の成長のため、読書にあてようと心掛けている。滝学園の図書館は最新刊の入庫もはやく、子どもをもつ親の立場から『2階で子どもを走らせるな!』(橋本典久著 光文新書)を手に取った。著者の専門は音環境工学の建築家(大学教授)で、畑違いの私には難しそうなものだったが、子供の足音、犬の鳴き声、など「騒音」が近隣トラブルを招いている時代において、非常に興味の惹かれるものであった。時代とともに音の感じ方の変化、それに伴う感情のぶつかり合いが今後の近隣トラブルを増やすという。つまり、建築技術の問題ではなく、「心」の問題だというのである。心の問題であるならば、心を動かすコミュニケーション」「言葉」がさらに重要となる。著者のいう「最後に伝えたかったこと」というページの冒頭には、「言葉は何にも勝る力だ。話し合いは心を動かす梃子だ。考え抜かれた言葉の力で梃子を動かし、堅くこびりついた感情のもつれを引きはがそう。(以下略)」とある。
 これまで私の出会った強豪チームの監督は、やはり、大きな言葉の力を持っていた。指示通り自在に動かすのではなく、まるで、選手に種を植え付け、選手自ら育てさせていくような言葉だ。言葉の力をまだまだ養わねば。
2008/10/8 (Wed) 何苦楚
 明日から始まる定期考査。そのため、今日は午前中授業であった。温かい穏やかな太陽が照りつけているが、定期考査のウェイトが重い滝学園においては、今日から辛い日々が始まるのだろう。間に3連休を挟むが、テスト後ハンドボールへ集中するためにも、踏ん張って良い成績をおさめてほしいと願う。
 「何苦楚(なにくそ)」「 日々新也」。プロ野球の名将三原修監督から中西太氏に伝えられ、大リーグで活躍する岩村選手が「何苦楚魂」とアレンジして一躍有名になった言葉だ。ある本でその意味を知った。人は「何」のために「苦」しむのか、それは礎(楚)を築くためだ。日々新也。どんな苦しいことがあっても、必ず明日は来る。
 勉強に立ち向かえ。苦しみは礎になり、どんなに苦しくても明日は来る。 
2008/10/7 (Tue) 自分をみつめる。等身大の自分を
 中日新聞の掲載される「グリム童話」は、現在「灰かぶり娘」が連載されている。日本ではシンデレラでお馴染みの童話だ。この種の童話には、必ず意地の悪い継母が登場する。前掲の「白雪姫」では、有名なせりふ「鏡よ鏡、世界で一番美しいものは?」と問い、自らの美しさを確認し、そうでないとわかると逆上し、あの手この手を作って一番になろうとする。幼き頃からあまり本を読まず、文学を語れる才はないが、自分なりに解釈すれば、おごり高ぶる人間は、この継母のように、他人から見れば「意地悪く」人でなしに映る。チャレンジャーである頃はまだ、無邪気で無垢だが、少し結果がついてきたときにこそ、人間は、童話のように、人間性を問われる気がする。身だしなみはどうか?授業中の態度はどうか?勉強の取り組む姿勢はどうか?常に自分にも問いかけながら、廊下ですれ違う選手にも眼で合図を送る。ヤンキースではひげや長髪は禁止だそうだ。
2008/10/6 (Mon) 1日1志
 週が明けた雨降りの駅前交差点で交通立ち番。無邪気な笑顔もあれば、週末の勉強疲れか下を向き静かに歩を進める中高生の姿も。週始めはカラ元気でも白星を飾る。スロースターターよりもスタートダッシュを見せたほうが、先手必勝の勝負の世界では有利にことを運ぶことができる。
 娘が歌う鼻歌。
「今 負けないで 泣かないで 消えてしまいそうなときは
自分の声を信じ歩けばいいの
大人の僕も傷ついて眠れない夜はあるけど
苦くて甘い今を生きている」
 アンジェラアキさんの「手紙」という歌だそうだが、心に響くいい歌だった。大人の僕も苦くて甘い教員生活をしている。
 そして、1日に1回はハンドについて考える。この1日もどうすれば勝利に近づくかを。
2008/10/5 (Sun) 「生命の輝き」
 試験中や試合中など、頭でわかっていてもできないことは誰にでもあるであろう。自分自身も「わかっちゃいるけど」できないことは少なくない。切れ味鋭い判断力や辞書のような記憶力があったら、世界はかわっていたであろう。「わかる」→「できる」の秘訣とかかれた『脳を活かす仕事術』(茂木健一郎著 PHP研究所)を手に取った。番組の司会者としても有名な脳科学者の1言。「そもそも、脳は何のために存在するのでしょうか。それは「生きる」ためです。ただし、生きるといっても、無目的に漠然と人生を費やすことではありません。「生きる」とは、仕事を含めて、人生を通して「生命の輝き」を放つことなのです。」生命の輝きとは、全人格的な満足が得られるものである。
 わかるとできるはキャッチボールと著者は例える。受けてばっかりでも投げてばっかりでもだめ。インプットとアウトプットの繰り返し。勉強もスポーツも共通だ。
2008/10/4 (Sat) ひとにかえしていくこと
 定期考査中の土曜日だが、テスト対策中心の土曜講座や模試が行われて平日とかわらない活気に満ち溢れる。久々に廊下でであった3年生も受験勉強に真剣に取り組んでいる様子。現役の1・2年生の顔も教室や廊下でたくさんみることができた。主体的な取り組みに好感がもてた。
 ドラマ金八先生のいう格言で「生きるというのは人に何かをもらうこと。生きていくというのはそれをかえしていくこと 」があった。学校とはまさに生きる場所で、知識以外にも礼節、自信、信頼などさまざまなものを与えてもらえる。そして、社会に出ていきていくにはそれをかえしていかねばならない。みんなは学校でできるだけ多くのものを与えてもらえばよい。そして、与えてもらうものが多くなれば多くなるほど返していくものも多くなるだろう。自分には、まだ、与えてもらうものの、これから返していくものもやまとある。学ぶことは尽きることがない。
2008/10/3 (Fri) 日々の習慣
 隣の芝生は青く見えるというが、いつもは気まぐれな天気だが、テスト週間になると好天に恵まれる、そんな秋晴れの1日であった。日の沈むのも下校時間も早くなったせいか本当に1日が過ぎるのが早くなった。
 そんなときこそ1日の大切さをかみしめて生活してほしい。3日坊主という言葉もあるが、逆手に取れば、4日以上続ければそれは習慣となる。ふだんなかなかまとまった時間が勉強に当てられないものもこの2週間、毎日、こつこつと習慣化していけば、大きな力となるであろう。
 よい習慣が人生を変える。週末も規則正しい生活を期待する。