2007/10/3 (Wed) |
「新チーム」 |
定期考査発表までの日にちもせまるなか、中学3年生のクラブ本登録が行われた。最後までやりぬいた5名のうち4名が登録。新たな仲間が1名登録。計5名が新たな仲間として加わった。カギ括弧つきの「新チーム」が今日からスタートした。総勢で32名となる。活動は定期考査あけから本格化する。新たな仲間の勢いもかりて一気に頂点に駆け上がりたいと思う。 明日はテスト発表前最後の練習。定例会議のためグランドで指導することはできないが、明日の練習も勝利への一歩になることは変わりない。 |
|
2007/10/2 (Tue) |
ハンドボールの血 |
飛び出し授業(6限)の小論文が終わったのち、5時ごろグランドにかけつけた。同じく飛び出し授業(呼び出し授業)を受けていた選手も多く、全員揃わなかったのは残念だが、それでも多くの部員に恵まれ活気ある練習が行われていた。 先週から、基礎的メニューからはなれ特殊メニューにこだわって練習している。基礎体力は落ち、シュート力も低下するリスクはあるが、あえてそれにこだわるには、強い(的確な判断のできる)個を磨くためである。 シドニーオリンピックでの女子ソフトボールは、決勝まで破竹の8連勝。予選リーグでは米国に30年ぶりに勝った。しかし、決勝では米国に再度相まみえ、先制したが、追いつかれ、最後は延長の末、外野手のエラーで走者が返り、サヨナラ負け。宇津木監督は「一生懸命なだけでは勝てない」と教訓を得た。米国のエース、リサ・フェルナンデスは「自分の体にはソフトボールの血が流れている。だから負けるわけがない。」と公言する。極限的な勝負の世界では、強烈な個が勝敗を分ける。みんなのなかにハンドボールの血は流れているか。 |
|
2007/10/1 (Mon) |
衣替え、気持ちも入れ替え |
10月になった。曇り空のせいか、日の沈むのが急激に早くなったような気がする。気温もぐっと低くなった。教室には早くも冬服の制服やブレザーの姿もみられた。秋が深まると新人戦の決戦の日を肌で感じる。第3回定期考査の発表まであと5日。これが終わると大会が目前にせまる。 衣替えで気持ちも少し引き締まる。ギアをチェンジし、大会モードにシフトアップする時期だ。 |
|
2007/9/30 (Sun) |
幅を広げる |
午前中は、中学の最終調整に帯同しプレーをみる。名古屋の中学相手に互角に打ち合えるシュート力が頼もしい。しかし、テクニックの点では名古屋地区の中学が1枚上。要所でのシュートの違いなどで午前中は、知らぬ間に点差をつけられるゲームが多かった。テクニックは一朝一夕では身につかぬもの。地道な努力が必要だが、その努力を続けられる器が現チームに備わっているように思う。 午後からは、会場を移動し、高校生の練習。同じく、テクニック不足に悩まされる。せっかくノーマークになったポストがいるのに、気づかずミドルシュートを打ってしまったり、牽制をかけられただけで十分パスが出せる距離なのに、パスを止めてしまったり。早い判断は必要だ。しかし、早すぎてプレーの幅を狭めてしまっては元も子もない。最後の最後までボールをコントロールし、プレーの幅を広げることが現在のチームの課題のようだ。 他人をなごます柔和な心と、ここ一番の鬼気迫るほどの集中力。人間的にも幅は必要だ。 |
|
2007/9/29 (Sat) |
失敗を成功につなげる |
予定されていた練習試合も微妙な雨のため中止に。しかし、学校に帰りわずかな時間とわずかな場所であったが、執念の練習をした。 メニューは昨日と同じもの。まだまだミスが多い。試合中、ディフェンスがカットミスをする。オフェンスは自動的に理屈の上では人数勝ちとなるが、パス技術がないと、エラーとなり、相手ボールになってしまうことがある。現状のパス技術はこの程度のものであろう。しかし、それが数的に優位であること、そしてパス技術が向上すれば確実に得点に結びつくことにもなる。失敗を単なる失敗で終わらせてはならない。次に活かせば失敗でなくなる。 |
|
2007/9/28 (Fri) |
できなかったことをできるようにする |
何度やってもうまくいかないことがある。心が折れてしまいそうになることもある。怒りをどこかにぶつけたくなることもある。どうしてこんなにうまくいかないのだろうかと悩み苦しむ。 しかし、実はハンドボールだけに限らず、生きていくことはすべてがこの苦しみの連続なのだと説いたのが仏教の始祖ブッダである。四苦八苦というが、人生は思うようにならないこと(苦しみ)の連続なのだ(一切皆苦)。 しかし、スポーツの世界ではそこに1つの光明が差す。できなかったことができるようになる喜び。勝てなかったチームが勝てるようになる喜び。それこそがスポーツの真髄だ。 今日は長い時間をかけて、苦手メニューの克服を目指した。ぎこちないプレーでなかなか設定した目標をクリアすることができなかったが、あせることはない。だからこそ、ハンドボールは面白いのだ。 |
|
2007/9/27 (Thu) |
うれしい再会 |
木曜定例会議のため、練習の開始前のわずかな時間しかグランドにいくことはできなかったが、そのわずかな時間でもうれしい出来事があった。昨日から始まった高校クラブ見学に、中学3年生部員が「見学」にきた。他の部活の生徒もおり、7〜8名ほどの生徒がきていたように思う。本登録は10月3日だが、多くの仲間が集うことを願う。多くの仲間を増やすことはチーム強化につながる。 |
|
2007/9/26 (Wed) |
仲間のちから |
今日は久しぶりの平常授業後の練習。日の落ちるのも早くなり、練習時間も非常に短く感じられる。通常のメニューののち、課題の克服のための別メニューに取り組む。変形ディフェンスに対応するためには、個人の技術とともに仲間の力を借りる組織力も必要だ。仲間の動きをよく観察し、瞬時に最適な選択をしなければならない。 また、今日は中3生のクラブ見学の日であったが、見学者は0。非常に危機感を抱いている。仲間の力は、非常に大きい。来週の本登録までにたくさんの仲間が増えることを切に願う。 |
|
2007/9/25 (Tue) |
あせらない あわてない |
本日、10月1日から出願の始まるセンター試験の説明会が高3生を対象に講堂で行われた。冒頭で、校長先生から、「あせらない あわてない」と学年通信の言葉を引用し、受験生に激励の言葉がかけられた。受験というのはまさに人生の岐路で、また、自分を知る通過儀礼という意味合いもあるように思われる。この受験をどのようにとらえ、どう立ち向かうかでその後の人生が多少なりとも左右されるといっても過言ではない。 顧問である自分にとっては、すべての大会が「受験」だ。選手たちの持てる力をすべて引き出し、最高の結果を残すようつとめることが義務だと考えている。振り返ると人間のできていない自分は、その目標を手に入れるため、冷静を装うものの内心常にあせり、常にあわてているような気もする。受験生に向けられた言葉が自分にも突き刺さった。あせらずあわてず着実に今度も目標(優勝)に近づいていこう。 |
|
2007/9/24 (Mon) |
勝つハンド、負けないハンド |
3連休の練習が終わった。学園祭期間のブランクを埋めるべくチーム強化に取り組んだ。夏休み以来のまとまった練習で収穫も多かった。 勝つハンドは、今まで勝てなかったチームが、勝てるようになるようながむしゃらなイメージがある。負けないハンドは、そこそこ勝てるチームが、悪いながらも知識や経験を駆使して勝利をものにしていくというニュアンスがあるように思われる。当然、勝ちあがっていくためには、その両者がなければならないであろう。今回の練習では、その「負けないハンド」を少しだが会得できたように感じる。チャレンジャーとしてのがむしゃらさ、そして勝利を落とさないしたたかさを併せ持つチームへ脱皮していこう。 |
|
2007/9/23 (Sun) |
宿題を忘れずに |
宿題を忘れると取り返しのつかないことになる。3連休中の各教科から出される宿題もさることながら、勝負の世界における「宿題」のことだ。ハンドボールに要求される技量はシュートスピードやフェイント力だけではない。相手チームの意図するディフェンスをかいくぐり、最適な攻撃をする「センス」が要求される。先天的な要素ではない。研究し、ボールを支配、コントロールする力のことだ。夏の敗戦で思い知らされ、まだその宿題は克服できていないようだ。後に回せば、その分手痛いしっぺ返しが来るであろう。新人戦まで2か月を切った。早めに宿題を片付けよう。 |
|
2007/9/22 (Sat) |
誇り、品格、いらないプライド |
三連休の初日。炎天下のグランドで練習試合。東海市横須賀高校の大練習会に参加させていただき、他地区、他県のチームと試合。個性豊かなチームとの対戦により、熱した刀をたたきあがるように鋼鉄の刃を作っていきたい。尾張の代表であるという誇り、やがては愛知県や東海地区を代表するチームへと成長したい。そのためのチームとしての品格、人間的素養。まだまだ両者とも鍛えていけねばならない。いらないのは、「むかしとった〜」的なプライド。戦っているのは現在(いま)。夏の大会の結果も無に等しい。謙虚に一つ一つ目標に向かって邁進していくのみ。 |
|
2007/9/21 (Fri) |
日常力 |
学園に日常が戻ってきた。朝の読書から始まり5限の授業。そしてそのあとの練習。ずいぶんと日も短くなってきた。こうした日常の中で新人戦までの準備を進めていかなければならない。各学年欠席者も多かった。祭りのあと、いかに日常に戻していくか。人間的な力が試される。試合でも同様に自分たちのペースで進められるお祭りのような波もあれば、逆風吹き荒れる時間帯もある。逆境でも冷静に、ビックチャンスをとらえる冷静な判断力は、こうしたキリカエ力が必要だ。 明日から三連休。この3日間で勝利が日常になれるよう精進していこう。 |
|
2007/9/20 (Thu) |
もの、じかん、じぶんを大切に |
体育祭も終了し、すべての学園祭が終わった。気持ちをスパッときりかえ新人戦に向けての戦いをより本格的に準備していく時期が到来した。その練習前に確認したいことがあった。 大切にすること。一つはもの。道具。ボールを粗末にするものは、球際が弱くなる。シューズを粗末にするものは、足元をすくわれる。グランドを粗末にするものに勝利の女神はほほ笑まない。 二つめは時間。誰にでも平等に与えられた時間は、使い方によって黄金を生み出す打ち出の小槌にもなれば、悪弊や怠惰を生み出す道具と化すこともある。 そして三つめは、自分。自分という人間をかってに牢獄に閉じ込めるな。勝手に壁を作るな。自分という人間の品位を自分で傷つけるな。すべて、自分を大切にしていないあかしである。 今一度、このことを確認せよ。戦いはその先にある。 |
|
2007/9/19 (Wed) |
練習は正直 |
学園祭期間のつかの間の休み。しかし、目標を高く掲げる我がチームに休んでいる暇はない。今日も午前中、中学生の体育大会のわきで練習した。平日昼間の練習は夏休み以来。時間の貴重さを改めて実感する。さらに重要性を再認識させられたのは、当たり前のことだが、「練習」だ。文化祭期間中の練習不足がたたり、ミスの連発。一流レストランでも最高のレシピをもってしても、鮮度の落ちた食材ではおいしい料理はつくれない。練習で鮮度を保つ、そして、職人のこだわりの食材になれるよう、日々鍛錬していかなければならない。 秋の深まりとともに新人戦も近づく。 |
|
2007/9/18 (Tue) |
大きな目標 |
文化祭が終わった。明日の代休を挟み、明後日の体育祭で学園祭「長月祭」が終了する。今日も文化祭の片付けなどで全員そろわなかったのは残念だが、練習に匹敵する働きをしてくれたと信じるしかない。 高校生にとっての1日や1週間は、大人の1カ月や1年に匹敵するほどいろんなことを感じ刺激を受けている。ものの考え方も移ろいゆくものだ。この1週間でも様々ものを見てさまざまなことを経験してきただろう。しかし、車の運転に例えるならば近目のライトだけでは、灯りのともる町中のドライブは平気だが、大雨や吹雪など先の見通しが立たない悪天候では遠目のライトが必要となる。自分自身に置き換えるならば、目先の目標だけにとらわれず、チーム結成当初に掲げた己の目標、チームも目標を忘れてはならない。ここに小人と君主の違いがうまれるのであろう。 かくいう自分もこの部活を創部した目標を、何十年かかっても忘れてはなるまい。それが自分の道だからだ。 |
|
2007/9/17 (Mon) |
正しいこと |
文化祭の初日が終わった。明日も文化祭は続くが、今日から全員参加の練習を再開した。クラスの都合で全員揃わなかったのは残念だが、自分の役割があるのにサボって練習に来ていては、練習にも身が入らないし何より自分の品格が失われる。責任を全うできる人間はプレーでも必ずやチームの危機を救う選手に成長するであろう。この先も、あれもこれもと悩んだり、あれも嫌だこれも嫌だと悩んだりする場面は多々ある。心理学ではこの状態を「葛藤(コンフリクト)」とよぶそうだ。この場面でどういう選択をするかによって人間性や個性が形成されるといっても過言ではない。その基準になるのは「正しさ」だ。ハンドボールがすべて正解ではないし、勉強がすべて正解でもない。人と正しいことを行うこと。それが勝利にもつながると確信している。 |
|
2007/9/16 (Sun) |
坂道は進まないと後退する |
いよいよ文化祭が明日にせまった。これが終わると第3回定期考査を挟み一気に新人戦に突入していく。新人戦は「目標尾張優勝」を公言し名誉をかけて戦いに挑む。創部以来8代のチームで優勝は3回。そのノウハウも引き継いでいる。しかし、過去のデータはあてにならない。坂道は進まないと後退する。トーナメント戦は、絵の通り、1段1段を駆け上がっていく坂道の連続だからだ。“先例”や“前年踏襲”は、役人だけで十分。新たな自分たちの戦いの始まりだ。明日は文化祭初日でもあるが、全体練習”解禁日”でもある。新人戦にむけて再スタートの日だ。 |
|
2007/9/15 (Sat) |
練習で見えるもの |
文化祭前の大事な土日。生徒は朝から自主的に登校し、準備にとりかかる。昨日に引き続きテント張りの手伝い。ハンド部3年生の模擬店の試作品も試食した。文化祭は準備にかけた時間の分だけ楽しさも比例する。あと1日、選手のみんなも「生徒」として全力投球してほしい。 午後からは、久しぶりに全体練習を行うことができた。やはり練習をすれば、目に付くところも分かり、1日だけの練習では知れてるほどかも知れないが、収穫もある。もう一つは練習をしないとミスが多発するということも身をもって感じたことだろう。新人戦前には十分に練習しないと危うくなるということを今知ることができたと思えばそれも収穫になる。 月曜日から全体練習の再開。気を引き締めて。メリハリをつけて。 |
|
2007/9/14 (Fri) |
失敗はない。あるのは結果のみ |
文化祭前の授業がすべて終わり、今日から教室(会場)を使っての準備作業が始まった。例年この土日の2日間で突貫工事を行い、一気に文化祭ムードが高まっていく。今年は高3担任のため、クラスの企画はなし。3年生のハンド部員が出す模擬店のテント設営などを手伝った。 文化祭に失敗はない。それは、たとえ出来栄えが悪くても、仲間と言い争いをしても「結果」があるだけである。この場合の結果は勝ち負けではない。そこで何を学ぶかだ。明日から2日間。文化祭を楽しむためには、それなりの準備が必要だ。優勝するために練習という準備が必要なのと同様に。 |
|
2007/9/13 (Thu) |
コミュニケーション能力を鍛える教材 |
文化祭の準備も佳境に入ってきた。選手もグランドから遠ざかる日々が続いている。今日は、5時頃グランドに行くと2年生6名と中学2年生2名がいた。普段となりで練習しているが、顔と名前を一致させるほど親密にはなっていない。せっかくの機会なので、一緒に4対4のミニゲームをしようと提案した。15分×2のミニゲーム。前半は、ぎこちないチームながら試合をこなしていたが、ハーフタイムには両チームとも積極的にコミュニケーションをはかり、作戦を立てていた。 コミュニケーション力には2種類ある。1つは外的コミュニケーション。文字通り、人と接し、自分の思いを伝えていく。また、他人の考えを理解する力。広く考えれば、本や映画、テレビドラマから思いをくみ取ることもその1つであろう。そのコミュニケーション力が高まれば、必然的に内的コミュニケーションも高まる。すなわち、自分自身への問いかけ。幸福、喜び、歓喜、愛、こうしたものを体感できるようになる。 人生の困難こそ、最もコミュニケーション能力を高める教材だという。他人との対話も少しの勇気を必要とする。 人生を生き抜く教材はあちらこちらにある。グランドにいても視野は広げられる。 |
|
2007/9/12 (Wed) |
個性と組織 |
今日も文化祭準備週間。今日から生徒面談もなくなったため、終礼後グランドにいくも、文化祭も近づいてきたためか、今日は一人も部員はいなかった。しばらく待ったが、職員会議のためグランドを後にした。別の学年の先生に聞けば、ハンド部員は一生懸命クラス企画に貢献しているらしい。何事も集中して行えば、ハンドボールにも生きるであろうと、前向きに受け止めている。 そんな例が旭山動物園園長小菅正夫の『<旭山動物園>革命』(角川書店)の本にあった。園長は、北海道大学時代柔道部に所属し、3年次に主将を務めた。柔道部の団体戦ではお世辞にも強くなく「ごみの北大」と言われていたが、「七帝大戦優勝」という目標を掲げ、練習に励むようになったという。以下引用。「私は、とくに団体戦を戦うチームにとって、そういう部員(控えの選手)の存在が大切だと考えている。レギュラーになれなかった控えの部員たちが、イキイキしているか否かがそのチームを判断する重要なバロメーターであると考えているのだ。彼らが、レギュラー選手を支えるために、自分しかできない努力をどれだけやったか。それがいちばん大事だと思う。もしそれができていれば、選手には稽古台になってくれた部員たちの思いが肩にかかっているはずだ。その思いが強いほど、土壇場で信じられない力が出る。あいつらのためにがんばらなければという思いが力になるのだ。チームが勝ったら、実は控えの部員が偉い。そう私は思っている。控えの選手がクサってやめてしまうようなチームは絶対に強くなれないのだ。」 スポーツ選手の本はよく読むが、動物園の園長さんの本でこのような文章に出会うとは意外であった。それほど、社会の中で生きることとスポーツには共通項が多いのだろう。組織の中で個性を磨け。 |
|
2007/9/11 (Tue) |
磨いたら 磨いただけの光あり |
今日まで生徒面談日であった。授業・面談を終えグランドに行くと部員が6名で練習を開始しようとしていた。小雨も降り始めていたが、少人数でも練習メニューをひねり出し少しでも練習をしたいところ。なつかしき同好会時代、選手2人と顧問1人だけで練習したこともある。パス練習シュート練習まで進めたところ無情にも雨は強くなりグランドは使用できなくなってしまった。しかし、わずか5分10分の時間でもわずかな人数の時間でも練習すれば勝利へ近づく(と信じている。)
磨いたら磨いただけの光あり。山本玄峰老師の言葉。 |
|
2007/9/10 (Mon) |
させてもらうものではなくするものだ |
週があけて、授業のある1週間がはじまった。昨年に引き続き、日曜練習の翌日は練習は休みとしている。学園祭準備も今週から本格化し、選手にとっては忙しい一週間となりそうだ。 生徒との面談も一段落つき、久しぶりに今日は家でDVDを鑑賞した。あさのあつこさんの人気小説を映画化した「バッテリー」。多感な中学時代を思い出す映画であった。映画の一つのテーマになっている「自分にとっての野球とは?」の問いかけ。そのまま、ハンドボールや他のスポーツに置き換えてみても当てはまる思春期に普遍的な問いかけ。主人公のいうセリフ「野球はさせてもらうものではなくするものだ」が、親からの自立をはかる青春の一言に思えて印象に残った。そうなんだ、ハンドボールはだれのためでも何のためでもなく自分のためにするものなんだ。 ひと時の清涼剤となる映画であった。明日から、また練習がはじまる。 |
|
2007/9/9 (Sun) |
練習はみんなで |
文化祭期間中だが、今日は久しぶりに全員練習をすることができた。1名の休部部員が戻り、27名の部員での練習はやはり迫力が増す。試合形式の練習では、良いプレーが出る半面、局所で練習不足がでる。体育館、グランド、まつやに、両面テープ、どんな環境でもどんな局面でもシュートを決めれば(とめれば)試合は勝てる。練習が最後のフィニッシュに影響を与える。 来週は、例年の様子から、全員練習は難しい日が続くだろう。何度もいうが、時間は有効に。 |
|
2007/9/8 (Sat) |
わずかな時間でも |
今日は午前中土曜講座の日。高3生は模試のため、監督に就く。午後から勇んでグランドにいくが、部員は12名のみ。文化祭準備優先期間中のため、やむなし。しばらくすると中学1年生が自主錬でキャッチボールをはじめる。これはチャンスと、仲間に入れて特別ルールでゲームを実施。中1年生は3点のルールで行うと、両チーム一人ずつが得点。頭を使って、1年生にもシュートチャンスをつくり、とりやすいパスを投げるなど気配りが必要。いいたいことは山ほどあるゲームだが、ぐっとこらえるのも指導者の務め。味方同士の気配りの中で、パスの技術やキャッチの技術を向上させていけばよい。しかし、わずか1時間でスコールに見舞われた。 わずかな時間でも、ものごとを“新鮮に”感じれば収穫あり。明日は全員参加の練習。こういう1日の積み重ねも優勝への必須条件だ。 |
|
2007/9/7 (Fri) |
遊びこそ成長の原点 |
今日から文化祭期間に入り、クラブ活動も制約を受けるようになった。面談が終了したのち、グランドに行くと準備を終えた1年生が10名グランドにいた。この時期は何のアドバイスもないゲーム、ゲームの繰り返し。5対5から始まって、6対6、7対7となり、メンバー交代が必要なほど人数は増えた。もちろん、クラスの役割を果たすことは大切だ。責任感はどこでも大切だからだ。クラスの事情によって、判断をして練習に参加してくれればよい。ただ、言えることは、この「ゲーム」中心の練習がものすごく技術的成長をもたらすということだ。よく、OBになってからうまくなった、といわれる選手がいる。現役時代にそのプレーをしてくれたらと思うが、失敗を恐れてか、余分な力が入ってか、視野を狭めたり動きが硬くなったりしてしまうことが原因だろう。この時期の練習は、顧問の“余分な”口出しはない。ただ、何人だろうといるメンバーで、相手よりも1点でも多く取るためのゲーム=遊びをするだけだ。昨年のチームでもこの練習機に参加したメンバーが春に芽を出した実績をしっている2年生も多いことだろう。クラスの中心メンバーとして活躍するもよし、時間を有効に活用するもよし。時間を大切に。 |
|
2007/9/6 (Thu) |
応用の応用は基本 |
宿題テストが終わったら、今日からは生徒面談日が始まった。生徒にとっては、5限カットで練習できるため、少し練習時間は確保できた。面談、会議となかなかグランドにいる時間はすくなかったが、こういう時間は貴重だ。明日からは文化祭期間が始まる。 一夏を越し、滝高ハンド部のスタイルは浸透してきた。しかし、それに固執するあまり、本来の個性を活かしたプレーを押し殺してしまう場面もあった。応用を利かせて、個の持つパワーやスピードを活かしたほうが得点には結びつくであろう。というと、スタイル、システムは関係なく、自由にプレーしたほうがよいと思うかもしれない。しかし、そうではなく、その応用したプレーも目的を達成するものでなければならない。敵の敵は味方とか、裏の裏は表などといわれるが、応用の応用もやはり基本だ。その基本を理解することがチームの勝利、個の技術の向上に結びつく。 |
|
2007/9/5 (Wed) |
練習が一番 |
宿題テストも終わり、新人戦に向けての練習を再開した。今日も熱中症指数(WBGT)は31(運動制限)を超えるほどの暑さとなったが、体を動かし汗をかくことは何よりも楽しいことだ。大げさかもしれないが生きている実感がわく。 新人戦は文字通りすべてのチームと新チームとなって戦う。選抜全国にもつながる大きな大会だ。言い訳はできない。そのなかで尾張優勝は必ず達成しなければならない至上命題だ。あと2ヶ月と思っていると思いのほか時間はない。文化祭、第3回定期考査、台風による休校も想定しておかねばならないかもしれない。日没時間も早まり、11月には下校時間も5時30分となる。しかし、恐れることはない。同じ条件で先輩たちが切り開いた道もある。 すべての生活を勝ちに結びつけよう。始業のベルはなった。 |
|
2007/9/4 (Tue) |
小さく律して大きな耐性を得る |
宿題テスト1日目。答案も出、格闘するが空欄も目立つ。5月に憲法講話で来校した伊藤真氏は、司法試験の際、手のつかない問題も行間さえもくまなく読むと神がかり的に答えが浮かび上がってきたと勉強でも執念が大切だと伝えた。生半可な気持ちではだめだ。ハンドボールも勉強も執念を燃やさねば。 昨日に続き「脳」の話。スポーツ同様に脳にも持久力=耐性があるそうだ。力は鍛えれば強くなる。脳も鍛えれば耐性がつく。はやりの「脳トレーニング」を推奨するではない。(むしろ平面ばかりをみていると、脳は低下するそうだ。)意外なことに「面倒くさい」ことをすることで脳は鍛えられる。受験生だから家の手伝いをしないというのは、むしろ逆効果で、受験生だから家の手伝いをしなければならない。すこしのイライラに耐えることは脳を鍛えることにつながるそうだ。 勉強とスポーツには共通点が非常に多い。試合の場面でもイライラはあるだろう。前半で勝負を決める快勝も気持ち良いが、接戦をする(修羅場をくぐる)と強くなるというのもこの意味でうなづける。勉強も楽しいばかりではないだろう。しかし、その「やりたくないこと」をやることも、勝利への一歩となるのである。さあ、机に向って、脳の耐性を鍛えよう。小さく自分を律すれば、大きな困難にも負けない耐性が育つ。 |
|
2007/9/3 (Mon) |
毎日が「試験」 |
2学期始業式。明日からは宿題テストがはじまる。24時間は万人共通に与えられたもの。その同じ状況でハンドボールでも勉強でも高いレベルでの両立を目指し実現させるのが、私の使命とも思っている。本屋で何気なく手に取った本(『脳が冴える15の習慣』築山節著 生活人新書)の冒頭にこんなことが書いてあった。頭の回転の速さは、それ自体を「上げよう」と思っても上げられない。たとえば、50分の試験で膨大な量の答案を書きあげればならない時、自分では考えられないような頭の働きをすることもあるだろう。ところが、まだこれだけの時間があると時間の制約をなくしてしまうと、とたんに頭の回転が遅くなり、極端な場合にはやる気さえ失ってしまうことはよくある話だ。時間の制約はときにストレスにもなるが、その制約こそが頭の回転をよくするようだ。頭の回転は瞬時の判断力を要するハンドボールでも当然必要である。残り30秒で1点差、など極限状態で最適な判断をすることが瞬時に求められる。 別の先生は、「『試験で悔しい』と思った人が伸びる」という。ある生徒は、中1の数学の試験、時間内に問題が解けずパニックとなり、ぽろぽろと涙を流しながら答案を提出した。しかし、その生徒は現役で国公立医学部に進学した。当然ハンドでも負ければ悔しい。ときには眠れないこともあるだろう。その思いをつぎに活かせねばならない。 さあ、明日から2日間。「試験」。そして、毎日は人生の「試験」だ。 |
|
2007/9/2 (Sun) |
明日から新学期 |
いよいよ明日から2学期が始まる。心の準備は万全だろうか。学校生活では、この夏休み中にペースを崩し、うまくリスタートがきれない生徒も少なくない。気持ちをしっかり整理して目標をもって日々を過ごしていくことを願う。2学期中のわれわれの最大のターゲットは、新人戦優勝だ。どのチームも同一条件で戦う大会になる。言い訳は許されない。すべてがそれに向かっていく覚悟で生活リズムを整えていってほしい。文化祭、体育祭、第3回定期考査など行事も多い2学期。メリハリをつけ、実り多き季節にしていこう。 |
|
2007/8/30 (Thu) |
ふつうとは |
中高一貫校であるため、授業は高校も中学も行っている。高校の現代社会も中学の公民も同じような題材だが、生徒の発達段階を考えて、その内容、深さに違いがあり面白い。たとえば、憲法第14条の平等権では、高校がより現象的な表記になっているのに対して、中学は道徳的なものになっているなど。 日本は同質性の強い国だといわれる。はやりの言葉で生徒は「ふつう」という言葉を頻発する。「ふつうに遅刻する」「ふつうにやばい(これなど意味不明)」など。周りと同調するリースマンのいう「他人指向型人間」は、現代病の1つだろうか。 しかし、滝高ハンドボール部は、普通のチームでは決してない。少なくとも顧問はそう思って練習している。どこよりも強くなりたいという願いは、普通の練習では達成されないからだ。そして、それは異質を目指すものでもなく、チームカラー、チームの個性を磨くものだ。 今日の話題は、少しこじつけかも知れないが、滝ハンド部はオンリーワンであり、ナンバーワンを目指すチームである。普通の意識では誇りは生まれない。 |
|
2007/8/29 (Wed) |
感性を磨く |
練習が休みになって2日が立つ。選手は宿題に追われているのであろうか。新学期の準備で、多くの教員が休みを返上している職員室。受験の3年生も学校で受験勉強にいそしんでいる。転勤のない職場のため他校の様子はわからないが、人として見習わなければならない教師の多い学校に勤められることに感謝せねばなるまい。 毎年、夏の終わりは1年で最も多い休みとなるため、自己研鑽にうまく時間を使いたいと思うのだが、なかなかうまくいかないのは教師も生徒も同じだろうか。山と積まれたたまった本と格闘して、秋の戦いに備えたいと思う。テレビではプロ野球、世界陸上、Jリーグ。スポーツニュースがない日はない。スポーツは感動。感動するには感性を磨かねばなるまい。選手のみんなはテスト休み以外、この先まとまった休みはなかなかとれない。時間をうまく活用し、勉強はもちろん、いろんな刺激を受けて感性を磨いてきてほしい。 |
|
2007/8/28 (Tue) |
利を見て義を思う |
しばらく夏の総決算、秋の準備期間に入る。一教師として、指導者として、家族の一員として、滋養を貯え、成長していく時でもある。 夕刊のコラムに「利を見て義を思う」という言葉があった。論語の言葉で、利益を得る時、それは人として踏むべき道を外れていないかを考えろという意味である。自分に置き換えれば利益とは、ハンドボールかもしれない。勝てば官軍ではならない、レギュラーさえよければよいのでもない、ひとつひとつの行いには義(人として踏むべき道)がなくてはならないのである。新学期までまだ少し時間がある。若輩者で義が何たるかを知るものでもない。幅広い見聞を広め、義のあるハンドボールを目指したい。 |
|
2007/8/27 (Mon) |
次は優勝しかない |
滝22(11−3、11−4)7一宮南 立ち上がりは先制するが、相手7Mスローで1−1。4分過ぎからセット、速攻で加点していき14分で8−1と優勢となった。その後もディフェンスで相手の得点を許さず11−3とリードして折り返す。 後半も先制は滝であったが、2点返される。しかし、得点はとまらず12分過ぎから7連続得点で後半11−4。トータル22−7で決勝に駒を進めた。
決勝 滝16(9−14、7−7)21起工業
出だしは起3年生のミドルシュートで0−2と追う展開となる。しかし、サイドシュート、ポスト、速攻で7月とは違う展開に持ち込めた。11分で6−6と同点に持ち込むことができた。しかし、3年生に3連取されまたもや3点差。前半終了間際にも2人の3年生にとられ9−14で折り返す。 後半は7mt、ミドルシュートで一時3点差に詰め寄る。追いつきそうなときには相手3年生のシュートがにくいほど決まり、なかなか追いつくことができない。結局、後半こそ7−7となったが、両45度に17点奪われ、16−21で敗北した。
決勝、試合中の選手たちは確かな手ごたえをつかんでいたようだ。この夏の成果がよく出た試合であった。県大会敗北後、定めた最低目標もクリアした。次はもう、優勝しかない。 とはいうものの、ここでいったん「夏休み」には入る。宿題もテスト勉強も練習だととらえ、最後の追い込みに取り組んでほしい。秋には、3年間滝にあった優勝カップを奪還するのだ。 |
|
2007/8/26 (Sun) |
これからの戦いが勝負 |
滝26(10−7、16−7)14西春
幸先よく先制し2−0とするも、相手センターの連取により2−3と序盤劣勢にたたされる。滝サイドシュート、速攻で5−3とするが、西春速攻などで4連取され、16分過ぎに5−7と西春ペースとなった。しかし、ここから反撃に転じ終了間際のリバウンドからのサイドシュートもあって10−7と辛くも3点差で折り返す。後半は本来の速攻、ミドル、相手退場で次々と加点する滝のペース。1次西春コートプレーヤーが3人になる間に、一挙10連続得点で20−7とした。その後、終了間際に逆襲を食らうものの後半16-7。合計26−14で準決勝に駒を進めた。
続けざまに同一選手に3連取。そのほか、ミスからの逆速攻などでリズムに乗れない時間があった。しかし、うらを返せばその時間もわれを見失わず冷静に対応できるようになったと評価することもできる。試合内容もさることながら、公式戦は「結果がすべて」で評価が決まる。とすれば、ゲーム運びも少し成長したと考えよう。 いよいよ明日が短期目標達成のときだ。あせらずあわてず見失わず。しっかりと自分たちの足元を確かめながら一歩一歩進もう。 |
|
2007/8/25 (Sat) |
まず1勝。 |
滝25(14−4、11−8)12一宮西
前半出だしでとってとられてで2−2。5分過ぎに速攻が決まり始め4−2とする。1点返され4-3となるが、10連取で14−4の10点差で折り返し。後半も速攻で先制。13分で24−7と点差が広がる。その後、終了間際に失点を許し、後半は11−8.トータル25−12で準々決勝に駒を進めた。
前半のもたつきはあったものの連取で突き放したところは夏の成果。ディフェンスも相手攻撃に対応し、よく守れた。後半の終了間際の失点は防げる失点も多かっただけに課題が残るが、明日へつながる試合だったと思う。 明日も気を引き締めて戦うのみ。敵は我にあり。 |
|
2007/8/24 (Fri) |
1つ1つ |
公式戦前日もこれで3度目。気負いはなく普段どおりの練習に勤しんだ。明日からの大会は、愛知県選手権、新人戦、総体とは違い上位大会はない。しかし、毎年この大会を非常に重要視している。夏の1ヶ月の成果を試すまたとないチャンスだからだ。県大会敗戦後、短期的な目標を設定した。特別授業のあとの午後、できうる限りの練習もしてきたように思う。「大会の中でうまくなった」という言葉がいわれるということは、一番実力がつくのは公式戦。戦いの中でも力を伸ばしていけば目標達成もできるであろう。明日からの大会、夏休みの成果を試す試験でもある。自分自身が今、試される。 |
|
2007/8/23 (Thu) |
常道で |
高1・2は特別授業最終日。中学生と受験の高3生はあと3日の授業がある。午前中の土砂降りも夏の日差しにはかなわない。午後からはグランドで練習することができた。職員会議の都合で、コートについたのは4時近くになっていたが、5代目OBの指導のもと、選手たちで練習に取り組んでいた。練習の最後にOBを交えてのOB戦。結果よりも内容や試合運びに問題があった。随所にいいプレーもみられるようになった。明後日からは、勝ち上がるたびに対戦相手が変わるトーナメント戦が始まる。戦いには、「常道」と「奇策」がある。インターハイ予選の土壇場では奇策を用いなければならないときもあるかもしれないが、今は、「常道」で攻める。力がないならつけるしかない。まだ1日。残された時間は有効に使うことによって金となる。 |
|
2007/8/22 (Wed) |
あせらずに |
大会3日前。エンジンをかけ始めアクセル全開に持っていく時期だ。練習でも思ったような結果が出てほしい時期でもある。しかし、結果が出ないからといってあせることはない。この夏も例年並みに、それ以上に練習はしてきた。大会当日に今期最高の集中力を発揮し、目標を達成すれば、これまでの努力も報われるというものだ。小さな結果にこだわらず、次のターゲットに絞って突き進めばよい。そのための試合勘、集中力、戦う準備は絶対に忘れてはいけない。 |
|
2007/8/21 (Tue) |
調整力 |
人数勝ちを確認したうえでパスを出したが失敗して得点に結びつかなかったプレー。状況も省みず、猪のように突進し強引に得点をとったプレー。どちらが賞賛されるプレーであろうか?答えは、人数勝ちを確認したうえで、得点に結びつけるプレーだ。しかし、どちらかといえば分かった上でまだ技術がなくミスをしてしまうほうが救いがあるかもしれない。結果オーライではつぎにできる保証がない。現チームはいたるところで、そのどちらかのタイプの選手ばかりだ。視野を広げることとスピードを上げることを同時に行うことの解決策は、やはり練習しかないと思う。味方が敵にならない。味方がきちんと機能して、味方を使い、味方に使われるならば、チームとしての組合せは無限大に広がっていくであろう。 |
|
2007/8/20 (Mon) |
ゲームの達人 |
特別授業は午前中実施されたが、午後からの練習は休み。中学生の練習に参加した。オールコートを使った練習+ミニゲームを数本行う。このゴールデンエイジの頃のゲーム勘は、のちのち大きな財産となる。勝つためには何をすべきか?個人の技術、チームワーク、ありきたりに言われていることでも実践するのは難しい。ゲームを通して、ゲームの思考をとことん身につけよう。高校生も同じ。ゲームの達人目指して。 |
|
2007/8/19 (Sun) |
つくづく頭を使うスポーツ |
どんなに切れ味鋭いフェイントを持っていても、どんなに早いシュートスピードを持っていても、使いどころが分からなければ得点には結びつかない。相手の動きにあわせるなとどこのベンチからも怒声が飛ぶことがあるが、相手の動きを読んでその動きを封じることは一つの技術になる。独りよがりのプレーは毒にこそされ薬にはならない。ハンドボールはつくづく、頭を使うスポーツだと痛感させられる。当然、選手もベンチもだ。非常に奥深きスポーツだ。だからこそ楽しみもあるのかもしれない。大会まであと1週間をきった。今大会で定めた短期的目標は是が非でも達成させねばならない。もちろん、ひいき目だが、少しチーム状態も上向きだと希望的観測で思っている。景気循環も、好況不況を繰り返しながら成長していく。コンディションを整え、なおかつさらに向上を目指し、大会を迎えたい。勝つために練習する。練習で調整は二律背反ではない。 |
|
2007/8/18 (Sat) |
刺激を受ける |
今日も午前中授業。午後からは本校を卒業したOBを講師に招いての進学説明会が行われた。講師の中にはハンド部のOBが5名も参加しており、練習を中断して全員で進学説明会に参加した。いろんなことで刺激を受けて自己を研鑽する動機に変えてほしい。4時40分には練習を再開したが、炎天下の練習を回避したからかもしれないが、心なしか動きも軽くなったように思う。過酷な道を自ら選んだ。しかし、それを乗り越えた先に栄冠は輝くと信じる。 |
|
2007/8/17 (Fri) |
感覚から論理へ |
午前中の特別授業ののち、炎天下のグランドで練習を実施。熱中症には細心の注意を払いこまめに給水をとるも、動きは鈍くなる。暑さのせい?ではなく、ハンドボールの理にかなった動きがわからないという場面もあった。ハンドボールはメジャースポーツではないため、野球のように「ノーアウトランナー1塁なら送りバンド」といった万人に知れ渡るセオリーがないかのように思われる。しかし、タイミングを合わせる、ポジショニング、視野など場面に応じたセオリーはある。経験を積めば自然に身につけるものかも知れないが、物事を論理的に考えていけばその答えにたどり着ける。受験の勉強法、仕事のやり方などでも、自分で見つけた道(方法論)は、自分を人生の主人公に変える力を持たせるであろう。勝ちたいという思いが強い人(チーム)には、その道が開かれやすい。勝ちたい意志を「考える」ことによって勝つための技術につなげてほしい。 6代目、7代目のOBも炎天下の中現役の応援に駆けつけてくれた。尾張をとったチームだけに現役が手玉に取られた。同じ環境で育まれたチーム。学ぶべきことは多い。現役は今日の試合も糧に変えよう。それがOBへの恩返しだ。 |
|
2007/8/16 (Thu) |
暑さ対策万全の日 |
猛暑日にお盆明け練習再開となった。選手の体調が気になったが、休み前の状態に戻った。しかし、戻すだけではダメでこれから尾張大会までの期間にもう一伸び期待したい。マラソンランナーは酸素の薄い高地であえてトレーニングをする。8月終盤も暑さが続くだろう。じっとしているだけで汗が噴出す日であったが、暑さ対策を行えたと思えば、これ以上の練習日和はない。明日も暑さが続く。午前中は特別授業も再開される。体調管理は最低限。さらにハンドの技術の向上を目指せ。 |
|
2007/8/15 (Wed) |
ハンドボールの夏 |
暑い日が続く。甲子園では炎天下の中、みんなと同じ高校生たちが汗と土にまみれて勝利を目指す。今週末には、他地区では大会、秋田国体の東海予選、などもあり、お盆休み返上で練習するチームも多い。高校時代の夏の思い出はと問われて「ハンドボール(と勉強)」と数年後に振り返れるよい思い出になれるような充実した夏を送りたい。明日から、練習。よい思い出にするためには、8月末の尾張大会で結果を残すにつきる。 |
|
2007/8/12 (Sun) |
県大会最終日 |
県大会最終日。男女とも4強による準決勝・3位決定戦、決勝が、岡崎市体育館で行われた。男子を中心に観戦したが、優勝は愛知、準優勝は大同工大大同、3位桜台、4位桜丘となった。女子決勝も延長戦で愛知商業が桜花学園をやぶって決勝進出した向陽を2点差で振り切り優勝した。この舞台に立つことを夢見て帰路についた。練習再開が待ち遠しい。 |
|
2007/8/11 (Sat) |
練習あるのみ |
1回戦負けを喫した昨日の試合を反省し「鉄は熱いうちに打て」とばかりに、今日は学校で練習をした。昨日の豊橋からの帰路の渋滞と敗戦から目覚めは悪かったが、練習するしかこの状況を打開できないと思った。課題のセットオフェンス。楽天野村監督の「負けに不思議な負けなし」の意味が深く理解できる。これで負けたのだというところを選手も理解できたのではないか。チームはまだまだ先がある。未来がある。8月終わりの尾張選手権への短期的目標もたてた。明日は準決勝・決勝が会場を変えて岡崎市体育館で実施される。この舞台に立てる日を夢見て、しばらくお盆休みに入る。 |
|
2007/8/10 (Fri) |
どう感じる?何を学ぶ? |
滝 12(7−9,5−6)15 明和 1回戦敗退。この結果から何を感じる?何を学ぶ?
練習や練習試合とユニホームを着た公式戦との深い溝があった。課題をあいまいにしていたつけが回ってきた。この結果、チームとして深刻に受け止めざるを得ない。 幸い、このチームには時間がある。かといって無駄遣いはできない。次の戦いに向けて気持ちを切り替えるしかない。今晩は悔し涙で枕をぬらせ!そういう晩があってもいい。 |
|
2007/8/9 (Thu) |
今、持てる力をすべて出せ |
県大会を明日に控え、最後の調整。チームは結成からわずか3カ月だが、この大会に出場できる意義は大きい。そのために、特別授業の合間をぬうように調整もしてきたつもりだ。まだまだ先は長いチームだが、今、現地点で10ある力のうちのすべてを出し切らなければ意味がない。ハンドボールは7人がコートに立つ。一人ひとりが調子を落とし、仮に7か8の力しかだせなかったとするとチームとしては、21か16ものマイナスとなる。一人ひとりが責任を持ち持てる力をすべて出すのだ。 |
|
2007/8/8 (Wed) |
膝を曲げて |
県大会まであと2日。日程調整で今日は練習を休みとした。ボール感から離れるリスクはあるが、疲労回復を優先した。ベスト8という目標に向かって高く飛ぶ前の屈伸運動だ。しっかり膝を曲げて高く高く飛びあがりたい。 グランドでは中学生の新チームが炎天下で練習。練習の締めくくりのゲームに参加。15分×3本だが、勝負になれば意外と体力も持つ。というよりも中学生レベルではまだ通用する「要所」を抑えているからだろう。この暑さの中でも「どうすれば勝てるか?」を常に追求すれば、要所を手に入れることができるだろう。今手に入れたものは、必ず、ハンドボールにもそれ以外にも財産となる。 |
|
2007/8/7 (Tue) |
毎日勝負で実力アップ |
人間はすぐに変われるものと時間をかけて変わっていくものがある。ハンドボールの技術やチーム力は後者に属するものだろう。日々鍛練を重ねることで、数週間後、数ヶ月後に結果が出始める。勉強も同様だろう。しかし、その日の練習で、向上心を持たず、局面を考えず、勝負にこだわらずに練習すればうまくなるかといえば、答えは否だろう。1つの練習試合、紅白戦、シュート一本に至るまで勝負の気持ち、向上心を持たねばならない。その気持ちの作り方は自分でしかできない。鞭で打たれても限界がある。日々が自分が試されている「試験」のようなものだ。できなかったことをできるようにしていく。スポーツは単純にこの繰り返し。それで成長できる。 |
|
2007/8/6 (Mon) |
悔しい思いが成長させる |
人生にはいろいろな負け方があるが、試合では当然、相手の取った点よりも少ないと負けになる。レギュラーを取れなかった、思ったようなプレーができなかった。これも負けかもしれない。自分自身に負けた。これはもっとも負けてはいけない「負け方」だ。ヨーロッパで生まれたハンドボールというスポーツは、やはり他の球技同様、戦闘的な性格が有利となる。和を重んじる農耕民族の性格では勝てない。穏やかな性格を否定してるわけではない。調整する力は今世の中でも必要とされている。しかし、勝負である以上、負ければ心底悔しいと思わなければ進歩がない。負けて、努力、そして勝つ。勝負の美しさはそこにもある。 |
|
2007/8/5 (Sun) |
小我を捨てて大我に生きる |
小我を捨てて大我に生きる。大きな目標のためには小さな犠牲も伴うという意味であろうか。この言葉は、人生訓としてだけではなく、試合中にも当てはまる。大きな勝利を得るためには、プレー中のこまごまとしたプレーでいちいち立ち止まっていてはいけない。逆転を喫したとしても、それでゲームが負けたわけではない。ゲームを有利にすすめるに越したことはないがシーソーゲームでは、残り数秒の逆転劇で勝敗が決まることはざらである。ベンチに座る自分にも重々言い聞かせなければならない言葉であるが、コートに立つ選手は逆境に耐える強い精神があれば、勝利を手にする可能性が高まることを知ってほしい。小さな躓きは成長への一歩だ。 |
|
2007/8/4 (Sat) |
戦いへの準備 |
夏の愛知県選手権。厳しい予選を勝ち抜いて手に入れた大切な出場権だ。チーム結成当初の目標は、「尾張優勝」と、そして「県大会ベスト8」。滝の歴代チームとしては3代前に達成して以来、2代到達していない。もちろん、1年1年が勝負の選手にとっては、到達可能な目標といえる。特別授業は終わり、これから大会までの時間がその結果を左右するといっても過言ではない。他チームは合宿や遠征で調整しチーム力を向上させてくるところもある。3年生が最後の集大成として、望んでくるチームもある。今夏は体育館の都合で8月10日からの開催。この「時間」は、使い方によっては、思わぬ結果を得る貴重な時間にもなる。戦いへの準備で戦う神経を研ぎ澄まそう。チームは始まったばかりだが、一戦必勝が春に大きな結果をもたらすことは疑いがない。 |
|
2007/8/3 (Fri) |
経験は財産 |
インターハイ決勝の日。男子は愛知県の中学出身者が多いと聞く北陸高校が、選抜の雪辱を晴らし日本一の座に輝いた。滝学園は今日まで前期の特別授業。午後からは中学、高校、女子同好会の卒業アルバム用写真撮影のため、第4グランドには多くのハンドボール選手が集まった。台風の影響でときおり強風や降雨があるなか、恒例となったOB戦も行った。例年は7月に行うのだが、今年は雨の都合で8月に。OBにとってはブランクが広がる悪条件であったが、3年間の経験で現役にとっては良い刺激となる試合となった。一生懸命な現役が足を使って、勝利を手にしたが、試合経験の重みを痛感した選手もいたのではないか。現チームもたくさん失敗をして胃液がでるような緊張もして、経験を積んでいけばよい。日々精進とは、この経験の連続のことをいうのであろう。良い経験を積むためには真剣勝負しかない。 |
|
2007/8/2 (Thu) |
第一の「敵は我にあり」 |
どの代のチームでもそうなのだが、相手チームの力に関係なく、接戦を演じてしまったり、大勝大敗したりすることがある。善戦もあれば、なんでそうなるの?と首を傾げたくなってしまうゲーム内容もある。それはひとえに「勝ち方」ひいては「ハンドボール」を知らないからであろう。力の差のあるチームにも接戦となってしまう要因はミスにつきる。ゲーム展開でここで点を取っておけばセーフティだと思うその場面でミスが出てしまう。結局戦っているのは相手チームではなく自分自身なのだとつくづく思う。これが第一の「敵は我にあり」。まずはミスを減らす精神状態をつくること、そうすると相対する敵や目標が明確に見えてくる。そして、その目標に向かって突き進んでいくとまた壁が立ちはだかるものだ。そこでまた、自分と対峙しなければならない。これが第二の、そして真の「敵は我にあり」だ。 現チームはそこまではいたっていない。まずは第一の「敵は我にあり」をクリアすることが課題だ。 |
|
2007/8/1 (Wed) |
超回復の原則 |
早くも月が変わり8月となった。7月は例年と異なり朝晩は涼しく過ごしやすかった。高校1・2年生の前期特別授業も昨日で終了したが、今日からは中学生が登校した。高校3年生は受験に向けて、まだまだ授業が続く。今年の夏も充実した夏を過ごしていることに感謝。1・2年生部員は久しぶりの休日。筋繊維も一度破壊されたあと、原状以上に繊維が増える超回復の原則があるという。踏まれた麦は強くなる。しっかり休息をとり、明日からの活力を養ってほしい。 |
|
2007/7/31 (Tue) |
視野を広げる |
高3の担任である私はまだまだ特別授業が続くが、高2・高1生にとっては今日が特別授業最後の日。練習の顔にも解放感がみなぎる。しかし、練習は別。集中力まで解放してしまっては元も子もない。むしろこれからのほうが時間を自分で管理しなければならないため、自律する強い精神力が問われる。集中力とともに今夏の課題は、「視野を広げる」ことだ。プレーの視野はもとより、他人の心中を察する心配り、気配りも含まれる。それが、昨日言った「大人になる」ことにつながる。子どもは自分のことしか考えない。幸い、県大会にも出場できるし、他チームと触れ合う機会も夏休みは多い。いろんなチームから学んでこよう。人間的視野を広げよう。 |
|
2007/7/30 (Mon) |
自分をみつめるもう一人の自分 |
新チームになってから、ことあるごとにハンドボール以外のことで小言を言うことが多い。時代の風潮なのか、ひところより精神的な発育が遅くなったような気がする。恐れを感じない無邪気さ、純真さなど子ども心にもよい点はある。が、こと勝敗をかけた勝負の世界では、子どもの心は手玉に取られる。厳しい練習や逆境にも耐えられない。大人の心を持たなければ勝てないのだ。発育には個人差があり、「大人になれ」といわれてすぐにできるほど人間の成長は単純ではないことは重々承知している。誰にでもできる簡単なことは、自分を見つめるもう一人の自分を心に育むことだ。自分の行動を冷静に見定めることができる。自分を客観視する力は精神の発育のみならず、当然プレーにも応用できる。全体の中の位置取り、タイミングを合わせることなど。 自分のとる行動。苦から逃れようとする心、低きに流れようとする心、衝動的な行動の前に、自分をしっかりと見つめてみよう。 |
|
|